お茶大で環境問題に取り組み、
女性リーダーとして社会貢献したい

第43期生

吉村 花香(よしむら はなか)さん

通塾情報

出身校 池袋校
出身高校 富士見高校
部活 ダンス部
夢・目標 環境問題に携わる

進学情報

受験方式 新フンボルト入試
大学 お茶の水女子大学
学部 文教育学部

――――[早稲田塾入学の〈きっかけ〉]コロナ禍で部活がなくなり、塾へ通うきっかけに

早稲田塾に入ったのは高2の夏頃です。新型コロナウイルスの影響で部活動がなくなり、時間ができたので何か新しいことを始めようと思っていたときでした。総合型選抜(AO入試)には詳しくありませんでしたが、たまたま早稲田塾のDMを見て、説明会に参加したのがきっかけです。

入学した当初は、特に目標にしている大学などはありませんでした。ただ、私が所属していたダンス部では副部長を務め、全国大会出場の実績もある。これらの経験値を受験で活かせれば、と考えました。

――――[刺激的だった〈未来発見プログラム〉]自分の考えが認められ、研究テーマに自信が持てた

私が通っていた高校では、人や課題と向き合う力を伸ばすために“探究プログラム”を実施しています。好きなテーマを見つけて学年ごとにステップアップしながら研究していくもので、私はそこでエネルギー問題をテーマに研究を進めてきました。

その流れから受講したのが未来発見プログラム「SDGs地球環境プログラム」です。SDGsの観点から環境問題を捉え、グループディスカッションなどを通して理解を深めていきました。その講座の最終プレゼンでは、見事優秀賞を受賞!第一線で活躍する教授から、自分の環境問題に対する考え方が認められた気がして、とてもうれしかったです。自信にもつながり、自分の研究テーマはこれだと決定づけた講座でした。

――――[私を支えてくれた〈スタッフ〉]足りない部分を補ってくれた担任助手のアドバイス

総合型選抜の提出書類作成では、担任助手にとても助けてもらいました。当初、研究テーマの環境問題は“人間の自然観から学ぶ”という軸で考えを進めていました。けれど、本直(本番直前授業)で講師から「テーマを学問に引き込めていない」と手痛い指摘が。その後もずっとマンツーマンで意見してくださり、最終的には、江戸時代に全盛だった本草学と西洋博物学を比較対象に日本の自然観を考察するという内容で研究を練り直すことに。的確なアドバイスで書類をブラッシュアップすることができ、合格にもつながったと思います。

――――[大学・学部を選んだ〈理由〉]カリキュラムや女性リーダー育成方針に共感

お茶の水女子大学は最初から第一志望だったわけではありません。他大学の入試方式が自分に合わなかったこと、お茶大が実施する新フンボルト入試の二次選考「図書館入試」(附属図書館で自由に文献や資料を参照しレポートを作成)が楽しそうだという、短絡的な考えで決めたにすぎませんでした。けれど研究テーマが進み、大学を調べていくうちにどんどん関心を持つように。

一番の魅力は、何と言ってもリベラルアーツと複数プログラム選択履修制度です。研究テーマで本草学というキーワードが出てきたので、文理に捉われず広く知識を身につけられる環境がいいと思いました。さらに日本史、西洋史、アジア史と3つの分野で研究方法を学ぶ比較歴史学コースがあるのも、私の研究テーマにぴったり。

もうひとつ、お茶大は大学をあげてトランスジェンダーの問題や研究分野への女性参画促進に取り組んでいます。長く女子校に身を置いてきた私としては、女性リーダーとして社会貢献していきたいという強い想いがあるのもたしか。大学ではこれらの領域をきちんと学問として習得したいと考えています。

――――[将来の〈夢〉] 環境問題を解決し、人々が幸せに暮らせるように

長期的なスパンで環境問題に携わっていきたいです。国が決める政策というのではなく、もっと一人ひとりに寄り添って心の幸せにつながるような解決策というイメージです。そのための方法を大学で考えていきたい。

早稲田塾の「総合型・学校推薦型選抜特別指導」で答えのない問いに繰り返し取り組んでいるうちに、想像力と創造力を養えたような気がしました。それまで、学校ではどこか枠にはまって優等生気質だった自分が、この講座を通して変わることができたのかもしれません。柔軟な思考と発想を大事に、将来に向けて進みたいと思います。

私の「富士見高校 自慢」

学校の探究プログラムがあったから、私も早いうちにSDGsが何かを知りました。自分と社会のつながりを感じ、社会軸で視野を広げられるのでいいカリキュラムだと思います。

私の「お茶の水女子大学 文教育学部 現役合格アイテム」

ノート

早稲田塾で使っていたノートです。講座の内容、資料作りのポイントなど、授業でメモしたものをまとめ直しました。受験時も、これを見て振り返り、行き詰まったらこのノートが助けてくれました。最終的にはお守り代わりに(笑)。このノートは今後も大事にとっておこうと思います。

フォトギャラリー