留学先での経験が研究テーマに。
憧れの一橋大に合格!

第43期生

本多 航己(ほんだ こうき)くん

通塾情報

出身校 横浜校
出身高校 山手学院高校
部活 陸上部
夢・目標 外交官

進学情報

受験方式 学校推薦型選抜
大学 一橋大学
学部 社会学部

――[早稲田塾入学の〈きっかけ〉]受験のチャンスを増やしたい

もともと一橋大学に強い憧れがありました。学部について調べていくうちに、色々な領域を複合的、横断的に学んだ上で専門的な社会学という学問に繋げる部分に面白さを感じ、社会学部を志望するように。一般選抜での受験を考えていたのですが、共通テスト同日体験受験のため早稲田塾横浜校へ行った際、総合型・学校推薦型選抜について詳しく知りました。そこで総合型・学校推薦型選抜は偏差値ではなく自分の経験を評価してもらえること、受験のチャンスが多くなることを知り、挑戦しようと決意。高2の2月に早稲田塾へ入学しました。

――[タメになった〈授業・カリキュラム〉]一般選抜に向けても徹底的に対策

一橋大学の学校推薦型選抜は、自分で書く自己推薦書や学校長からの推薦書以外にも共通テストの点数が合否に関わってきたり、出願条件で英検1級レベルの語学資格が必要だったりします。まず出願条件をクリアするためにIELTSを受験し、無事にスコアを獲得。出願条件は早い段階でクリアできていました。

出願書類の研究テーマは「ポスト多文化主義のあり方」について。出発点は、中3の1月から3月までニュージーランドに留学へ行った時、多文化主義の失敗によるテロ事件が起きたこと。このテロ事件をきっかけにニュージーランドの政策について調べたところ、出あったのが「ポスト多文化主義」でした。英仏独を中心とした国々が取り組んできた政策なのですが、まだ枠組みがあるだけで頓挫してしまっている状態。多文化主義の失敗点を色んな方向から見つめ直して、今後どのようなやり方であれば他者が共生できるのか模索していきたいと考えました。しかし、ここにたどり着くまで「総合型・学校推薦型選抜特別指導」で何度ダメだしをもらったことか…。何度も何度も書き直してようやく完成。完成までに時間がかなりかかったし何度も心が折れかけたけど、結果的に納得のいく書類を作成することができました。

二次試験の小論文では課題文が一切ない問いに対して、1200字論じなければいけません。いかに色んな視点からイメージを膨らませられるかがポイントです。僕はそもそも現代文が苦手だったので、早稲田塾に入ったタイミングで「国公立・早稲田小論文」を受講。最初はうまく書くことができず、今見ても本当に下手くそです。でも、この講座を通して論理的な思考や論の展開方法を身に付けることができ、小論文もいつの間にか書けるようになりました。

また、僕は総合型選抜と一般選抜の両立をしていました。そのため一橋大学の一般選抜に向けて、一橋大学に特化した「東進講座」も受講。一橋大学の国語と世界史は特色があってかなりクセが強いので、「東進講座」で対策ができて良かったです。

――[早稲田塾での〈生活〉]高め会える仲間との出会い

早稲田塾には本当に色んな生徒がいます。みんなそれぞれ全く違った研究テーマを持っているのでとても刺激的で、お互いに高め合うことができました。中でも印象に残っているのは、メンタリング(塾生同士意見を交わし合う)。メンタリングでは、互いの研究テーマについて時間をかけて意見を交わします。違う視点を持った仲間からもらった意見は、本当に貴重でした。またメンタリングをしていると自然と伝える練習にもつながるため、コミュニケーション力も上がったと思います。

横浜校のスタッフや大学生の担任助手にも、とてもお世話になりました。僕の担当じゃなくても気にかけてくれ、「最近どうなの?」と声をかけてくださったことも。早稲田塾に入学して色んな方と出会えて本当に良かったです。

今思い返しても、総合型・学校推薦型選抜と一般選抜の両立は想像以上に大変でした。総合型選抜に時間を割いていた秋頃に受験した併願校で合格が頂けなかったときは、不安な気持ちから悩むことが多くなりました。でも諦めずに合格に向けてコツコツやってきて、うまく実を結ぶことができました。可能性を信じて頑張った結果が合格につながっていると思います。

――[将来の〈夢〉] ポスト多文化主義について探究し、国際的に活躍したい

大学ではポスト多文化主義について探究を続けながら国際的なことへの視野を広げていきたい。将来の職業についてはまだ具体的に決まっていませんが、国際的な仕事に興味があるので今は外交官になりたいと思っています。国益を守りながら国際的な協調関係を保つバランスって難しいと思うんですけど、そこに使命感を見出したいです。

私の「山手学院高校 自慢」

国際交流活動など色んな経験ができるチャンスのある学校です。中学受験で入ってくる人もいれば高校受験で入ってくる人たちもいて、今までの経験がお互い違うので生徒同士で学び合うことができます。

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