オンライン授業でコミュニケーション力を磨き、
居住地の垣根を越えて見事現役合格!
奥山悦幸(おくやま よしゆき)くん
通塾情報
出身校 | 池袋校 |
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出身高校 | 開智高校(和歌山県) |
夢・目標 | バイオ燃料を使った小型人工衛星の打ち上げ |
進学情報
受験方式 | SAIL入試 |
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大学 | 東京農工大学 |
学部 | 工学部 |
――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】オンライン授業でコミュニケーション能力を磨き上げた
和歌山県の高校に通っていたため実際に校舎に行く機会はあまり無かったのですが、オンライン説明会や東京農工大学に通う担任助手とのオンライン面談で受験に関する情報を得ることが出来ました。
また、「総合型・学校推薦型選抜特別指導」では、毎回自分の考えを人前で話す機会があり、メンタリング(塾生同士意見を交わしあう)をしたりして表現力やコミュニケーション能力を磨き上げることが出来ました。
――【刺激的だった〈未来発見プログラム〉】入試に必要な力を身につけられた
私が受講した「最先端科学プログラム」では、慶應義塾大学環境情報学部(SFC)の教授や先生方から、研究の進め方や論文のまとめ方、プレゼンの仕方など基礎的な力を教えていただきました。SAIL入試では、1次選考で今まで行ってきた研究内容をA4用紙3枚にまとめて、2次選考でその内容についてのプレゼンテーションと基礎学力を問われる口頭試問があります。先行研究の論文を読みこむ読解力や、教授に分かりやすく伝えるプレゼン力、研究内容をまとめる文章表現力などは「最先端科学プログラム」で身につけられました。
――【大学・学部を選んだ〈理由〉】大学の理念と研究テーマのマッチング
東京農工大学は、バイオ燃料を用いたハイブリッドロケット用の固体燃料の開発をやっている上、「農学と工学の融合領域で持続可能な発展社会を創造していく」という理念があり、強く心惹かれました。自分の研究も実際にバイオ燃料を作ってそのテストの分野で融合させていくというような内容なので、マッチングできたと考えています。また、実際にJAXAでロケットを作っていた方々のOB・OGが集まっていたり、バイオ燃料を学ぶ上で必要な農学分野でも色々な研究をされていて、ロケットについて研究を深められる絶好の場所だと考え、志望しました。
――【私の〈受験ストーリー〉】課外活動に積極的に参加した高校生活
高校2年生の時に応募した「高校生バイオサミットin鶴岡」で審査員特別賞を受賞しました。そこから研究をより発展させたいと思い、「愛媛大学グローバルサイエンスキャンパスプログラム」に参加。これは、大学教授とタッグを組んで自分の研究を進められるプログラムです。その成果を活かして「GS Jointセミナー2022」では4大学優秀賞を受賞することが出来ました。農工大に合格した時は、これからも研究をやっていける安心感と研究が教授の方に認められて嬉しい気持ちでいっぱいでした。合格が決まった今、今度は「JSEC」と言われる科学の全国大会に参加しようと思っています。
――【総合型選抜を受験した〈感想〉】様々な視点から自分を評価してもらえる入試
総合型選抜は、1次選考・2次選考と多くの人が関わって、様々な視点から受験生のことを真剣に考えて評価してもらえるのが良かったです。書類など準備していく中で、自分が本当にここの大学に合っているか確かめることができ、大学に自分をアピールして売り込んでいく。まるで就活のような、自分と大学のマッチング力が試される入試でした。
――【将来の〈夢〉】バイオ燃料の開発に携わり、宇宙開発に進出しやすい世界に
従来の複雑な構造のロケットエンジンを簡単な構造のロケットモーターに置き換えることで、誰でも整備しやすく、安く手に入るロケット開発に携わりたいと考えています。宇宙開発に進出しやすい世界にしたいです。現在は、そのために必要なバイオ燃料についての研究をしています。
宇宙開発が盛んになれば、色々な国が文化を持ち寄った宇宙ステーションなどができたり、月や火星への移住や旅行が気軽になります。地球圏以外のところでも、宇宙人がいるか鉱石や資源があるか探索しに行くことがとても簡単になるのではないかと考えています。
小さい頃から飛行機や空飛ぶ宇宙船など、SF関連のものがすごく大好きな少年でした。中学2年生でアメリカ旅行に行った時に出会ったのが航空博物館にあるバイオ燃料の研究の展示です。「飛行機はバイオ燃料を使えるのに、なぜ宇宙開発はバイオ燃料が使われていないんだろう」という疑問が浮かび、それを自分で解決してみようと考えて、今の研究テーマになりました。身近にある、「なぜこんな現象が起きるのだろう」という小さな疑問から自分が楽しいと思える活動をしていくことが大切だと思います。