未来発見プログラムでの気づきが
大学で学びたいことに繋がった

第44期生

嶋村浩介(しまむらこうすけ)くん

通塾情報

出身校 横浜校
出身高校 横浜市立金沢高校
部活 吹奏楽部
夢・目標 ゲームと音楽の融合を考える

進学情報

受験方式 夏秋AO
大学 慶應義塾大学
学部 環境情報学部

――[早稲田塾入学の〈きっかけ〉]早稲田塾なら将来の目標が見つけられるかも

早稲田塾に入ったのは、高校に入学してすぐです。親に勧められ、将来を見据えてじっくり考えられる塾だと知って入学を決めました。

まずは自分史の作成からスタート。僕は幼い頃からゲームが好きでした。他にも、中学・高校の部活で吹奏楽を続け、特に中学では関東大会に出場。この2つを軸に、高1の8月くらいまでかけて自分史を完成させました。これが、のちの探究活動の骨子になりました。

――[刺激的だった〈未来発見プログラム〉] 研究テーマを見つめ直す気づきになった

未来発見プログラムはいくつか受けたのですが、「グローバル企業経営塾~経営学入門~」で先生が話してくれた、“ケチな夢”という話が印象に残っています。昔、先生が事業拡大で海外に行きたいと自分の師匠に相談したとき、師匠から“ケチだよね(=ただの自己満足)”と諭されたとか。それで先生は、経営とは常に公益性を考え、理念をもって取り組まなければならないと学んだそうです。そのとき僕は、「ゲームを世界に広める」という研究テーマにしようと考えていました。けれど、“ケチな夢”の話を聞いて、自分のテーマも当てはまるのではないか?と思うように。自分を見つめ直す“気づき”を与えていただいた講座でした。

また「スーパーフューチャープログラム」は、慶應義塾大学を受験するにあたり、参加しておいてよかったプログラムです。先生は、リーダーに欠かせないのは未来を予測する力が必要だと説いていました。慶應義塾大学SFCは次世代リーダーの育成をテーマに掲げているので、学部の求めている人財が、この講座を通して少し理解できた気がします。講座の内容を意識しながら提出書類をまとめ上げることができました。

――[私を支えてくれた〈スタッフ〉] 大学で何を学ぶかを明確にしてくれた

ゲームは人に悪影響を与えると、マイナスイメージを持つ人がいます。反面、ゲームは記憶力の向上に関連するといった研究報告もあります。僕としては、プラスのイメージを広げていきたい。また音楽には、音楽を通じて脳を活性化させる音楽療法があります。この2つを掛け合わせ、研究テーマは「音楽を用いてゲームに依存せず共存できる環境」づくりになりました。

ここまで行きつくには、本当に苦労の連続でした。心理学も学びたいし、ゲームに集中してしまう要因として社会学や、脳の勉強もしたい。やりたいことが広がりすぎて散漫な提出書類になりそうなところを、たびたび担任助手や講師から適切なアドバイスをいただきました。おかげで、大学4年間で何を学ぶかも明確に絞ることができたので、良かったです。

――[大学・学部を選んだ〈理由〉]興味ある研究室があり、同志が多い

理由は大きく2つ。まず1つ目は、音楽神経科学をテーマに研究されている方がいらっしゃることです。学生時代はドラマーとしてバンド活動され、その後、ドラマーの身体について研究されてきたユニークな准教授です。僕が調べた限り、音楽と脳を融合した学びを得られる大学は他になく、ぜひここの研究室に入りたいと思っています。

もうひとつは、SFCは総合型選抜で入った人が多いということ。早稲田塾で同じ志望校の塾生とメンタリングなどを通じて親しくなり、様々な刺激を受けました。SFCを総合型選抜で受験しようと思う人はみんな、度胸や自信、知識量が豊富で、おまけに言語化能力が高いはず。もし自分が何かに迷ったとき、こうした人たちが周りにいれば心強いと感じています。

――[将来の〈夢〉] ゲームと音楽の融合を極めていきたい

ゲームと音楽を極めていくなら、いろいろなアプローチがあると思います。今のところ研究欲が強いけれど、音楽会社やゲーム会社を経験してみるのも楽しいかも。そこも含めて、大学4年間でいろいろな経験値を積み上げていきたいです。

私の「横浜市立金沢高校 自慢」

行事が多い高校です。球技大会、体育祭、音楽祭に文化祭……。たくさんあるので、飽きずに過ごすことができます。

私の「慶應義塾大学 環境情報学部 現役合格アイテム」

ヘッドフォン、スマホ

提出書類を作成するとき、「こういう音楽があるんだな」と、このヘッドフォンで様々な音楽を聴いていました。僕が好きなのはクラシックで、好きな作曲家は福島弘和さん。たまには聴きながらの書類作成も、リラックスできて良かったです。スマホは、ゲームについて調べるときに使いました。

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