地元の社会課題を探究し、
SFCの現役合格を掴んだ

第44期生

倉田結南(くらたゆいな)さん

通塾情報

出身校 横浜校
出身高校 山手学院高校
部活 ダンス部
夢・目標 空間デザインで社会課題を解決

進学情報

受験方式 夏秋AO
大学 慶應義塾大学
学部 環境情報学部

――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】合格の可能性を広げたくて入学を決意

早稲田塾に入学したのは高2の4月です。大学受験は一般選抜を考えていましたが、自宅に届いた早稲田塾の広告を見て総合型選抜を知りました。少しでも合格のチャンスが広がるならと、塾の説明会に出向き、そこでお話したスタッフがとても親切で感激。ここなら志望校を含めて自分のことをよく考えてくれるだろうと、入学を決意しました。

――【私の〈受験ストーリー〉】 課外活動で研究テーマに出会う

以前からデザインに興味がありました。なかでもファッションデザインが好きで、実際に洋服を作ったこともあります。しかし、鎌倉を中心に活動する学生団体に入ってから広告デザインを知ると、徐々に興味がそちらにうつりました。無印良品の展示デザインを手伝わせてもらったとき、「こう配置したほうが若者の目に留まりやすい」と教えていただきました。そんなことは、今まで考えてもみなかったことです。経験を重ねるうちに、自分はクリエイティブデザインよりも、人の行動を主体に設計するナッジデザインを学びたいと思うように。これが研究テーマの土台となりました。

――【早稲田塾で〈学んだこと〉】研究テーマにオリジナリティを出す方法を知った

“ナッジデザイン”という大枠で決まっていた研究テーマは、「総合型・学校推薦型選抜特別指導〈提出書類作成〉」のメンタリングでどんどん深く掘り下げられていきました。ナッジデザインだけではオリジナリティに欠けると指摘されたので、自分がどういう空間ならその場に入りたいかを意識して考えたとき、思い浮かんだのが地元の鎌倉です。圧倒的に有名な若宮大路や小町通りは、もはやオーバーツーリズム現象が起きている状態。鎌倉には一本奥に入った路地に、こじんまりとしたステキな店があります。けれど「路地が人を呼ぶ」流れはできておらず、街全体の活性化につながっていません。もっと人が入りたくなるような路地をデザインすればオーバーツーリズムを解消できるのでは……。こうして、考えていた研究テーマに地元ならではの社会課題を付加。街づくりをテーマにする学生はたくさんいるので、自分がやる意義を見出せたのは良かったと思います。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】文章構成力や時事の知識量が身についた「慶應義塾小論文」

論文系の講座は「慶應義塾小論文」を受講。課題文が難しく、最初は苦戦しました。けれど、添削してからもう一度取り組むと、課題文に対する解釈がガラっと変わって読みやすい。また時事問題も多いため、日ごろはニュースや新聞に敏感ではなかった私も、気になることはすぐ調べるようになりました。それが功を奏したのか、学校の現代文の成績は、今まで中間層だったのが上位をキープできるように!論文の書き方が身についたのはもちろん、時事の知識量や些細な事にも気づける注意力なども身につきました。

――【大学・学部を選んだ〈理由〉】 SFCの街づくりプロジェクトに地元枠で参加

SFC(慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス)主体の鎌倉市の課題解決をサポートする「まちのキャンパスプロジェクト」があり、鎌倉学生団体の一員として参加しました。SFCの先輩方と一緒に携わった広告制作は、とてもやりがいがありました。同時に、こうしたSFCのプロジェクトに地元枠で参加できるのがうれしく、広告の仕組みを学問として修得するには環境情報学部がぴったりだと、先輩方をみて感じました。

大学では、ランドスケープ・デザインをとことん学びたい。その先の将来、広告を極めるのか建築の道に進むのかは決めていませんが、なんらかのかたちで街が抱える課題を解決していきたいです。

私の「山手学院高校 自慢」

国際交流に力を入れています。中高一貫で、中3でオーストラリア、高2で北米研修があり、交換留学で海外から学びに来る学生も多いです。

私の「慶應義塾大学 環境情報学部 現役合格アイテム」

スケジュール帳、ノートPC

学校行事、部活、課外活動に早稲田塾......予定を詰め込んでいたので、スケジュール帳は手放せない状態。効率よく勉強を進めるうえで時間管理は必須だったので、常に頭の中で「次はコレ」と組み立てていました。ノート PC は、総合型選抜の書類作成には欠かせなかったです。

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