
初志貫徹!やりたいことを貫き “法科の中央”に現役合格
片野 和泉(かたの いずみ)
通塾情報
出身校 | 町田校 |
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出身高校 | 和光高校 |
部活 | サッカー部 |
タイプ | AO・推薦入試対策が目的 |
夢・目標 | 研究者 |
進学情報
受験方式 | 自己推薦 |
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大学 | 中央大学 |
学部 | 法学部 |
――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】自分の研究テーマを存分に受験で活かしたい
早稲田塾に入学したのは高2の5月。塾をいろいろ探してくれたのは親でしたが、自分もAO入試にチャレンジしようと考えていたので、早稲田塾の方針はぴったりでした。
僕が通っていた和光高校は少し特殊で、高2・高3は選択授業が多くなり、いわゆる国語や数学といった科目とは違う、様々な内容・形態の授業を受けることになります。僕は米軍基地問題に取り組み、直接現地に行って近隣住民の方々への取材等を通して「平和とは何か」を考えてきました。この研究はこの先もずっと続けるつもりだから、何か違う分野を平たく掘り下げていくメリットも感じない。AO入試で、自分の考えとこれまでの成果を受験で存分にアピールできればと思いました。
――【私の〈スクールライフ〉】“平和”について考えるようになった和光での学び
和光は幼稚園から大学までの総合学園で、僕も幼稚園からずっと通っていました。小学校のときに沖縄戦を理解するための授業があり、実際に沖縄で戦跡を巡ったことがあります。そのとき、たまたま薬莢を見つけ、それが生々しい戦争のイメージとして脳裏に焼き付きました。それから、「なぜ人と人は争うのだろう」と深く考えるようになり、派生して、米軍基地問題や中東紛争などについても調べるようになりました。でもネットニュースを読むと、けっこう安易に“平和”“正義”といった言葉を使っていて、法も含め何も変わらない現状との乖離に疑問を持ちはじめたんです。自分ならもっと“言葉”を大切にしたい。平和という研究を、きちんとした言葉でアプローチしたいと思うようになりました。
――【大学・学部を選んだ〈理由〉】“法科の中央”ならではの知識を得たい
早稲田塾に入学したときは、平和というテーマを心理学的に追究していくのか、それとも国際系か法学かというあたりで決めかねていました。それを早稲田塾の講座を通して徐々に絞り込んでいった感じです。まず、言葉を操る職業に興味を持っていたので、未来発見プログラムの「国際ジャーナリスト育成塾」を受講。講師は現役のジャーナリストで、豊富な経験値をお聞きしたのはタメになりましたが、記事を書くのがメインになる職業はちょっと違う気がする。また、僕は「○○大学の雰囲気が好き」「○○大学の教授に絶対教わりたい」といったこだわりがなく、とにかくその分野でレベルの高い大学に進学することが目標でした。だから「AO・推薦入試特別指導」では、大学のカラーに関係なく、いかに自分の研究テーマをわかりやすくアウトプットするかに焦点を当てていました。その結果、平和というものは、基本的な社会ルールや法規制を正しく理解することで創り上げていくことが可能だという、自分の中で一定の結論を導き出すことができました。
中央大学の法学部といえば、毎年司法試験合格者をたくさん輩出しているところ。新しい視点で政治社会の在り方を考える「平和学」などはぜひ学んでみたいカリキュラムです。憲法も深く学びたいし、“法科の中央”ならではの知識を存分に修得したいと思っています。
――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】段階を踏んで力をつけることができた
中央大学の受験は出願のギリギリで決めたので、志望理由書もディスカッション対策も「本番直前授業」(本直)でガッツリ対策しました。
特にディスカッション対策。中央大学の2次は面接ではなく、5人程度のグループで、与えられたお題に対してディスカッションするんです。僕と同じように2次まで進んだ塾生がけっこういたので、本番さながらの練習で講師の的確なアドバイスも役に立ちました。
これは、入学当初から「グループミーティング」に参加し続けてきたことが功を奏したと思っています。グルミは抽象的なテーマについて回答するので一見、方向性が違いそうですが、瞬発力や思ったことを的確に発する表現力などが自然に養われていたようです。いきなり本直で中央大学のディスカッション対策をしろと言われても、僕は難しくてできなかったかも。何事もステップを踏むのは大事だなとつくづく思いました。
――【将来の〈夢〉】適切な言葉で平和へのアプローチを
将来は、自分の考えをアウトプットするモノとして本を執筆したいですね。平和を言葉でどのように表現していくのか、これは長年にわたって大きなテーマになっていくのだと思いますが、多くの人に響くような問いかけをしていきたいです。