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国際基督教大学(ICU)
ユニヴァーサル・アドミッションズ

国際基督教大学(ICU) ユニヴァーサル・アドミッションズ

Give yourself the best chance to get into your dream college.

国際基督教大学 教養学部 ユニヴァーサル・アドミッションズ「4月入学帰国生入学試験」は、外国の教育制度で中学・高校を通じ2年以上継続して教育を受けた者を対象とする帰国生入試である。「4 月入学帰国生入学試験」では、十分な日本語能力を持ち、なおかつ自らの海外経験をリベラルアーツにおいて生かし開花させる資質を持つ学生を広く求めているため、「英語」の試験として IELTS、TOEFLまたは Cambridge English の成績で英語力を測る一方で、「入学願書」内「ショートエッセイ」では、日本語を通して深い洞察力や批判的かつ論理的な分析力を評価、そして、「面接」を通して、 ICUが帰国生に求める資質が備わっているかどうかが評価される。

※掲載内容は変更されている場合があります。必ず大学のホームページ、入試案内冊子などをご確認ください。

※2023年6月9日更新

教養学部 ユニヴァーサル・アドミッションズ

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入試の特色

外国の教育制度で中学・高校を通じ2年以上継続して教育を受けた者を対象とする帰国生入試。ただしこの方式は「十分な日本語能力を持っている」のが条件だし入試の内容もそれがないと無理。日本の中・高等学校の全学年を外国の教育制度において英語で学んだ者に関しては、大学が「English Language Based Admissions (April/September Entry)」(英語による書類選考)方式を推奨している。

 出願に必要な英語資格はIELTS (Academic Module)、TOEFL iBT、ケンブリッジ英語検定合格の3つから1つ。

 倍率は志願者を合格者で割って約3.6倍。総合型選抜より若干難度が高い。総合型が時間のかかる懇切丁寧な書類作りが欠かせないのに対し、こちらはシンプルではあるもショートエッセイ(日本語小論文)がかなり難しいなど一発勝負的色彩で失敗する危険を有する。

 帰国生で、かつ英語資格で相応の結果を出している者は、ゆえにICUの総合選抜か帰国生入試を選ぶ蓋然性が高い。それ自体は間違っていないのだが試験内容は意外や日本語の力であるのを見落としてはならない。評定平均の有無によるとはいえ、じっくり書類で、というパターンを好むならば総合で、瞬発力で決めたければ帰国生で、といった区別をしたい。

 アドミッションポリシーが強く示唆するように国際基督教大学は東京大学教養学部とともに自然・社会・人文の3科学を満遍なく配置した完全な形のリベラルアーツ大学で「リベラルアーツとは何か」を理解していていないと痛い目に遭う。

 英語資格もそこそこで日本の学校にいる期間の方が圧倒的に長いから日本語の試験は大丈夫などと請け合わない方がいい。変に在日日数が長いと我が国独特の「文系」「理系」の割り振りに知らず知らずどっぷりはまっていて、アメリカや欧州主要国で(ICUのモデルはアメリカに近い)当たり前のリベラルアーツの感覚から却って離れてしまう危険すら内包してしまう。技術的な難度より思想的な方での理解を十分になして臨みたい。

入試概要

1出願期間

  8月上旬

 

2第一次選考合格発表

  9月上旬

 

3.第一次選考内容

  書類選考

 

4第二次選考時期

  9月中旬

 

5.第二次選考内容

  オンライン個人面接

 

6最終合格発表

  9月下旬

 

 

アイディア 合格のツボ

「特色」で触れたように英語資格を一定水準満たした者にとっての勝負は日本語である。ここが最大の「ツボ」。

 出願にあたって提出する「入学願書」に記さなければならない「志望理由等」が最初の関門。「志望動機または理由」「何を学びたいか、その理由も含めて述べる」(併せて400 字以内)あたりでアドミッションポリシーとの適合性を観察されよう。さらに「あなたの人生観に大きな影響を与えたと思われることを述べてください」(350 字以内)も問われる。珍しい題意で戸惑うであろう。結果的に短い字数であっても、当初の文案は5W1Hをふんだんに用いた長めのものを作っておきたい。

 22年度入試から、コロナ禍による変更として本来は会場試験で行われる「ショートエッセイ(小論文)」が事前課題に変更された。2つの課題からどちらかを選んで、1,000字以内で記述する。文字数も多く、社会で起きている問題や事象を的確に把握し、自分自身との関わりについて述べなければならない。生半可な気持ちで遭遇すると何も書けないという事態さえ招来させかねない。ここで試されているのは、大学がみたいとする「深い洞察力や批判的かつ論理的な分析力」そのものだ。

 2次(最終)試験もコロナ禍による変更としてグループディスカッションから「オンラインによる個人面接」となる。大学側は「アドミッション・ポリシーに基づき、ICUが帰国生に求める資質が備わっているかどうかを評価」する(要項)と定める。最初から最後まで「アドミッション・ポリシー」重視。もっとも、帰国生のみに求めるアドミッションポリシーはないので大学のそれを理解しておけばいい。

 

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