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慶應義塾大学
文学部

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慶應義塾大学文学部が行なっている自主応募制推薦入試は、面接がなく小論文で合否が決まるのが特徴だ。評定平均が4.1以上あれば誰でも出願できる。文章力に自信があれば挑戦する価値はある。募集人員は120名と多い。

※掲載内容は変更されている場合があります。必ず大学のホームページ、入試案内冊子などをご確認ください。

2023年8月10日更新

文学部 自主応募制推薦入試

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アイディア 合格のツボ

【提出書類】

 「自己推薦書」の題意は「1.高等学校で何に力を入れ、どのような成果を上げましたか。具体的に書いてください(資格を取得した場合は、そのことについても触れてください)。また、可能な限り、それらを証明する書類(コピー可)を添付してください」と、「2.文学部をなぜ第一志望としたのですか。また、文学部で何を学び、将来、どのように活かそうと考えていますか。具体的に書いてください」のふたつである。字数の指定はないが、それぞれ450字から500字程度を目安にするとよい。あくまでも題意どおりに書いていくのが「合格のツボ」である。題意1.については、学業・資格・学外活動の3点、題意2.については「文学部を第一志望とした理由」「学習計画」「卒業後」の3点をバランスよく表現していく。特に注意したいのは、2.の「文学部を第一志望とした理由」である。慶應義塾大学を志望する理由ではなく、あくまでも「文学部を第一志望とした理由」を、自然な、しなやかな文体で表現しよう。また「学んだことを、将来、どのように活かそうと考えていますか」という題意については、いわゆる「社会貢献」と安易に、または強引につなげるべきではない。たとえば、自分の人生を生きることに文学部での学びが欠かせない、といった姿勢も文学部的には十分に認められるのである。

【二次試験】

 書類選考がないため、「総合考査I」「総合考査II」の筆記試験が最終選考となる。「総合考査I」は、例年、9000字前後の課題論文が与えられ、そのなかの4か所に傍線が引かれている。設問1と設問2はそのうち2か所の傍線部を240字以上300字以内の日本語でそれぞれ説明させる問題、設問3と設問4は残る2か所の傍線部を英・独・仏・中のいずれかの言語に訳させる問題である。問われているのは文学部にふさわしいリテラシーと、日本語・外国語双方におけるアカデミックな表現力に他ならない。特に英(独・仏・中)作文は、基本的な文法ミスがすべて減点対象となり、あっという間に0点になってしまうため、シンプルな、しかも文法的に間違いのない英(独・仏・中)文を書くトレーニングが必須となる。「総合考査I」に続き同日行われる「総合考査II」は、与えられたテーマと題意に柔軟に答えていく文学部的センスが問われる問題である。制限字数は320字以上400字以内に設定されており、「論文」というよりは「エッセイ」と呼ぶべき領域に挑戦する。知ったかぶりをせず、背伸びをせず、一定のユーモアを感じさせながら、しかも論理的に破綻していない400字を書く文学部的センスは、事前に十分なトレーニングがなされている限りにおいて、誰にでも身につくセンスでもある。

 

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入試の特徴と出願資格


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【アドミッションポリシー】

正確には「自主応募制による推薦入学者選考」という。「出願資格を充たしていれば誰でも自由に応募できる」とされるこの入試の特徴は、簡単に言えば、公募制推薦入試とは異なり、学校長の推薦書が必要ない入試であることを示している。「慶應義塾大学文学部を第一志望とし、合格した場合に入学を確約できる者」でなければならないと謳われてはいるものの、実質的には併願が可能な入試であることは覚えておきたい。また学業成績や学校内外での活動実績などを含め、「自己推薦書」「調査書」「評価書」、および「総合考査I」「総合考査II」の成績を総合的に評価し判定する、という選抜方法もこの入試の特徴ではある。ただ、実質的には「自己推薦書」「総合考査I」および「総合考査II」の成績が合否を決定する傾向は否定できるものではなく、文章の読み書きのみで構成される、いわば異色の推薦入試であると言ってよい。

【難易度】

2022年度・2023年度ともに倍率は2~3倍である。全体の評定平均値が4.1以上という出願資格によって受験生の層が絞り込まれているとはいえ、慶應義塾大学志望者にとっては魅力的な入試のひとつと言えよう。ただし日本語と外国語の運用能力が厳しく問われる点においては必ずしも簡単な入試ではなく、また「文学部」という学部の正しい理解が問われる点においても、他学部との安易な併願は避けるべきであろう。換言すれば「文学部」を第一志望とする受験生にとっては、難易度云々を超えて、そもそも胸躍る入試である。

入試概要


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1.主な出願資格

全体の評定平均値4.1以上(最終学年の1学期または前期まで)

現役生のみ

2.出願時期

[web出願登録]10月中旬 [書類提出]11月上旬

3.主な提出書類

調査書、評価書、自己推薦書など

4.選考時期

11月下旬

5.選考内容

総合考査I(120分)
小論文形式。各資料に対する理解力、文章構成・表現力、分析力を総合的視点から考査。

総合考査II(60分)
与えられたテーマについての小論文

6.合格発表

11月下旬

7.倍率

2023年度2.1倍 (志願者数/最終合格者数)

入試傾向


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「総合考査I」についてはこの数年の出題形式はほぼ変わらない。比較的長めの文章の内容をしっかりと理解した上で、文脈に即して問いに答えていく力と、書かれた日本語を英訳する力を求める試験である点は今後も変化しないのではないかと思われる。一方、「総合考査II」は、純粋な「テーマ型(1行型)」エッセイであった時代から徐々に「読解型」エッセイの色彩を帯びつつあると言えるだろう。この近年は400字から500字程度の「文章」を与えられ、その上で設定されたテーマについて述べさせる傾向が固まりつつある。ちなみに2019年度のテーマは「テクノロジーによる人類の改変」である。文学部が文学作品のみをひたすら研究する場所では決してないことをもう一度確認しておきたい。

慶應義塾大学文学部 自主応募制推薦入試 現役合格インタビュー

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慶應義塾小論文

慶應義塾大学の小論文は、社会問題についての専門知識を前提とした出題が特徴。創設者である福澤諭吉の思想をベースに、アカデミックな論文の書き方を伝授します。一般選抜(文系全学部)からAO入試(SFC)、FIT入試(法学部)・自主応募制推薦入試(文学部)まで対応。

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先輩の声

古矢瑞稀さん

慶應義塾大学 文学部

二松学舎大学附属柏高校出身

2023年卒業

古矢瑞稀

論文力を固めるために、「大学への小論文」と「慶應義塾小論文」を受講していました。「大学への小論文」は様々な大学の入試問題を使って小論文を書いていく講座で、講師の解説がわかりやすく知識が頭にスッと入ってきます。対して「慶應義塾小論文」は塾生同士で一緒に考えて良い解答を導き出すため、アウトプットをして論文力を高められました。予習・復習や課題は大変でしたが、力がしっかり身についたと思います。

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