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東京医科歯科大学
医学部

東京医科歯科大学 医学部

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東京医科歯科大学医学部の特別選抜Ⅰは学校推薦型選抜である。出願書類の評価、小論文試験、面接試験の成績を総合し合否を判定する。医学科に関しては大学入学共通テストの受験が必須。また、医学科では、志願者が募集人員を大幅に上回る場合(募集人員の約4倍)は、出願書類による第1段階選抜が実施される。

 

※掲載内容は変更されている場合があります。必ず大学のホームページ、入試案内冊子などをご確認ください。

2022年9月1日更新

医学部 医学科 特別選抜Ⅰ(学校推薦型選抜)

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アイディア 合格のツボ

志願者の出願条件を勘案すると共通テスト8割程度は大きな壁ではなかろう。とはいえ下回ればアウトなので最大のツボであるのは間違いない。ゆえに以下は「共通テストは問題ない」を前提に分析する。

 文案を練る必要のある書類は志望理由書。2種あって1つは「東京医科歯科大学において学びたい理由、高校等在学中の自己の活動の成果及び卒業後の自己の将来像等について」(2000 字以内)で、もう1つは「国際感覚に優れていることを示す具体的な活動及び経験等について」(字数同)。いずれも英文可で、その場合は600ワード以内。

 学びや将来像はアドミッションポリシーの「研究者・医療人のリーダーを育て」るや「幅広い教養と知識」「問題を発見し、解決していく能力」あたりを意識したい。「在学中の自己の活動」は「特筆すべきリーダーシップ能力」あたりか。

 「国際感覚に優れていることを示す」「活動及び経験」はアドミッションポリシーの「国内外に幅広く目を向け」や「コミュニケーション能力」などと符合する。書類を英文可としているのもその現れとみなせよう。実際に医科歯科卒業生は医師に限らず海外での活動に熱心な方も多いから求められるのは当然ともいえる。

志願者数が募集人員の約4倍を上回る場合、ここで1次選考される。9倍程度になるのが常なので確実に行われよう。通過者のみ会場試験(最終)に臨める。試験内容は小論文・面接(グループおよび個人)。小論文は大問2題で、1はこの方式共通。整数、場合の数、確率、数列といった数㈵Aで十分解ける問題とグラフの読み解き、国際性を試す問題などで構成される。2はいくつかのデータ資料を示して読み解いた上で、証拠を示しながら自らの主張を展開したり課題を発見したりして解決方法を述べる。

 1の一部と2はデータの読み解き能力が不可欠である。決して難しくなく文系でも解けるレベルだが、時事的な切り口が多く日頃から訓練していないと手に負えない。特に答えばかり暗記する勉強に特化していると難航する。

 面接は課題解決能力をグループで試した後に、書類などをもとにした教員との個人間のやりとりである。

 

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入試概要


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1.主な出願資格

・高い基礎学力とバランスの取れた人格を持つこと
・優れた語学力(英語力)とそれに伴う豊かな国際感覚を持つこと
・医学に対する強い関心を持つこと
・調査書の全体の学習成績の状況(評定平均値) 4.7以上、あるいはきわめて優れた特性・学科能力又は特筆すべき課外活動の経験を有すること

2.出願期間

11月上旬

3.主な提出書類

志望理由書、推薦書、学習状況調査票など

【志望理由書】

・東京医科歯科大学において学びたい理由、高等学校等在学中の自己の活動の成果及び卒業後の自己の将来像等について(2,000字以内)  ※英語での記載も可。英語で記載する場合は600words 以内とすること。
・ 国際感覚に優れていることを示す具体的な活動及び経験等について(2,000字以内)  ※英語での記載も可。英語で記載する場合は 600words以内とすること。

4.一次選考(書類審査)合格発表

11月中旬

5.二次選考時期

11月下旬

6.選考内容

【小論文試験】

大問1と大問2を出題する。大問1は、全学科・専攻で共通とし、問題発見および解決に必要な批判的・創造的・協働的思考力を問う。
大問2は、生命科学などに関する課題及びこれに関連する複数の資料を提示し、重要性・優先順位に応じて情報を整理・統合する力、資料を基に課題の全体像を要約して問題点を抽出する力、図・文章を用いて根拠を示しながら自身の考え・解決策を論理的に述べる力を問う。

 

【グループ面接と個人面接】
課題を与え、グループ面接を行った後、提出書類とグループ面接の内容により個人面接を行う。

 

【令和4年度大学入学共通テスト】

合格と判断する際の目安の得点は、指定された教科・科目の得点の総合計が原則8割以上。

 

・国語:『国語』
・地理歴史・公民:「世界史B」「日本史B」「地理B」『倫理,政治・経済』から1科目選択
・数学:『数学I・数学A』『数学II・数学B』
・理科:「物理」「化学」「生物」から2科目選択
・外国語『英語(リーディング及びリスニング)』『ドイツ語』『フランス語』『中国語』『韓国語』から1科目選択

7.合格発表

12月中旬

※条件付合格として発表し、大学入学共通テストの成績を確認後、2023年2月以降に最終結果通知を送付。

入試の特色


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募集人員は5人。学校長の推薦を必要とし、合格したら必ず入学しなければならないのが原則だ。志願者数を合格者数で割った倍率は9.4倍。後述する出願条件と合わせると極めて難度の高い方式である。

 医師国家試験の受験資格を得られる国公立の医学科・医科大学は1都3県で4校しかない。人口規模を勘案すると、京阪神+滋賀の6校、中京3県+静岡の5校と比べて少ないのは、戦後の一県一医大構想などの名残である。私立との学費差(6年間)は6〜10分の1で当然人気化する。

 学校長の推薦は1校2人までと限られている上に全体の評定平均4.7 以上か同等と認めるだけの「優れた特性・学科能力または特筆すべき課外活動の経験」が必要。

大学としてのアドミッションポリシーは「使命」として「研究者・医療人のリーダーを育て」るを掲げる。その上で「幅広い教養と知識」「問題を発見し、解決していく能力」「国内外に幅広く目を向け」を挙げる。ここと「教育理念」をミックスすると「幅広い教養と知識」と豊かな感性を備えた人間性が加わって高い倫理観と説明能力を育てる。「国内外に幅広く目を向け」とは国際感覚と国際競争力に優れる人材で海外教育研究拠点,海外国際交流協定校への派遣を積極的に推進するという道筋を示す。

 ここに学科独自のアドミッションポリシーが重なる。キーワードは「コミュニケーション能力」「国内外の課外活動」などでの「特筆すべきリーダーシップ能力」だ。これらは書類や学科試験で試される仕組みとなっている。どうやらこの方式に限ってはガリ勉タイプより患者に寄り添える人間性や能力、これまでの勉強以外の活動での実績、特に指導者としての適性が重んじられる。さらに大学入学共通テストで8割以上が必要。

 また女子の出願者・受験者が男子を上回る傾向にある。医科歯科は18年に発覚した医学部不正入試問題に関係なく、以前からずっと男女比がほぼ同等。安心して挑戦していい。

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医学部 保健衛生学科 特別選抜Ⅰ(学校推薦型選抜)

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アイディア 合格のツボ

以下は学校長の推薦は得られたという前提で述べる。

 文案を練る必要のある書類は「志望理由書」。題意は「東京医科歯科大学において学びたい理由、高校等在学中の自己の活動の成果(国際感覚に優れていることを示す具体的な活動及び経験等)及び卒業後の自己の将来像等について」を日本語3000 字とかなり長い字数で書き上げなければならない。

 学びや将来像はアドミッションポリシーの「研究者・医療人のリーダーを育て」るや「幅広い教養と知識」「問題を発見し、解決していく能力」あたりを意識したい。看護は「高齢化社会における……連携」も将来像と濃厚に交わる。

 「国際感覚に優れていることを示す」「活動及び経験」はアドミッションポリシーの「国内外に幅広く目を向け」や「コミュニケーション能力」などと符合する。実際に医科歯科卒業生は海外での活動に熱心な方も多いから求められるのは当然ともいえる。

書類での1次選考はせず皆が会場試験(最終)に臨めるものの、「出願書類の評価」は会場試験と合わせてなされるのでおろそかにしていいはずがない。

 試験内容は小論文・面接(グループおよび個人)。小論文は大問2題で、1はこの方式共通。整数、場合の数、確率、数列といった数㈵Aで十分解ける問題とグラフの読み解き、国際性を試す問題などで構成される。

 2のうち看護は課題文提示型。「いかにもメディカル」な課題はあまり選ばれず文学者や哲学者の文章が多用される。必要な能力はまず読解力。次に「責任感、倫理観」「コミュニケーション能力」「リーダーシップ」を濃厚に示唆する問いが出るも、あくまで課題文から論拠を引いて正確に回答できるかがカギだ。

 検査技術は「いかにもメディカル」。医療分野の課題文といくつかのデータを示して論拠を尋ねる。さらに条件を加えて複式化した問いも出ていた。

 面接は課題解決能力をグループで試した後に、書類などをもとにした教員との個人間のやりとりである。

 

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入試概要


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1.主な出願資格

・高い基礎学力とバランスの取れた人格を持つこと
・優れた語学力(英語力)とそれに伴う豊かな国際感覚を持つこと
・看護学に対する強い関心を持つこと
・調査書の学習成績概評がAに属する者

2.出願期間

11月上旬

3.主な提出書類

志望理由書、推薦書、学習状況調査票など

【志望理由書】

東京医科歯科大学において学びたい理由、高等学校等在学中の自己の活動の成果(国際感覚に優れていることを示す具体的な活動及び経験等)及び卒業後の自己の将来像等について(3,000 字以内) ※英語での記載は不可

4.選考時期

11月下旬

※志願者多数の場合、別日に面接試験を行う場合がある。

5.選考内容

【小論文試験】

大問1と大問2を出題する。大問1は、全学科・専攻で共通とし、問題発見および解決に必要な批判的・創造的・協働的思考力を問う。
大問2は、科学論文、エッセイなどの資料を提示して、理解し整理・統合する力、著者の論意を踏まえて、自身の考えを論理的かつ簡潔に述べる力を問う。

 

【グループ面接と個人面接】
課題を与え、グループ面接を行った後、提出書類とグループ面接の内容により個人面接を行う。

6.合格発表

12月上旬

入試の特色


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募集人員は看護学専攻20人、検査技術学専攻8人。学校長の推薦を必要として合格したら必ず入学しなければならないのが原則だ。倍率は看護が2.7倍で検査技術が3.1倍。学校長の推薦がもらえるかどうかが最初の関門である。原則1校1人。

 推薦要件で両専攻とも「優れた語学力(英語力)とそれに伴う豊かな国際感覚を持つ」がある。校長先生の判断にもよるが「英語が苦手」では無理だろう。その上で看護は学習成績概評A(評定平均だけでは4.3相当)、検査技術学は評定平均4.0 以上を求める。なければどうにもならない。

 無事これらをクリアしたとして最初に意識すべきはアドミッションポリシー。大学共通のそれは「使命」として「研究者・医療人のリーダーを育て」るを掲げる。その上で「幅広い教養と知識」「問題を発見し、解決していく能力」「国内外に幅広く目を向け」を挙げる。ここと「教育理念」をミックスすると「幅広い教養と知識」と豊かな感性を備えた人間性が加わって高い倫理観と説明能力を育てる。「国内外に幅広く目を向け」とは国際感覚と国際競争力に優れる人材で海外教育研究拠点,海外国際交流協定校への派遣を積極的に推進するという道筋を示す。英語力を問うゆえんでもあろう。

 ここに学科独自のアドミッションポリシーが重なる。キーワードは「他者への思いやり、責任感、倫理観を備えている」「コミュニケーション能力」「リーダーシップ」あたり。これらは書類や会場試験の全過程を通して試される。どうやらこの方式に限ってはガリ勉タイプより患者に寄り添える人間性や能力、これまでの勉強以外の活動での実績、特に指導者としての適性が重んじられる。

 さらに専攻別の「教育目標」も注視したい。看護は特に「高齢化社会における保健医療・福祉等のさまざまな職種と連携」、検査技術は「先端医療技術の進展に対応しうる学際的視野」だ。

 看護の「高齢化社会における」は高齢者のケアに止まらない。高齢社会は一方で少子化という問題も抱えるからだ。「保健医療・福祉」との「連携」とは保健所などの行政や地域包括ケアシステムへの関与もさることながら前者を保健師、後者をケアマネジャーとして看護師プラスアルファの当事者としての意欲も含まれる。

 検査技術の「学際的視野」はコ・メディカルがチーム医療に参加する近年の傾向に対応しようというものであろう。

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