海の勉強をしたくて海洋大へ。天然ものの食品を世に届ける

第37期生

中田秋佳(なかたとしか)

通塾情報

出身校
出身高校 国府台女子学院高等部
部活 仏教研究会
タイプ 部活動、生徒会など学校行事と両立
夢・目標 体にやさしい寒天を世の中に広める

進学情報

受験方式 公募制推薦
大学 東京海洋大学
学部 海洋科学部

──[入学の〈きっかけ〉]元塾生の兄に勧められて入学

入学したのは高2の4月。当時は勉強が苦手でテストの点数も悪くて、行きたい大学はあるのに進学どころか進級も不安な状態でした。一人では勉強ができないので、塾に入ることを決意。元塾生で、大学生になってからも早稲田塾で担任助手をしていた兄から、「良い塾だ」と聞いていたので、入学してみることに。 
最初に受講したのは「英単語道場」と国語。英語と数学の点数も低かったのですが、英語ができないのはそもそも日本語がおかしいからだと指摘されて(笑)。授業は楽しくて、国語の成績と模試の点数を上げることもできました。

──[大学・学部を〈選んだ理由〉]海の勉強をしたくて中3から海洋大を目指す

東京海洋大学に入りたいと思い始めたのは中3の頃。以前から魚が好きで、魚の勉強をしたいと思っていました。また、私は昔から消化系器官が弱くて、寒天のように食物繊維が豊富で消化に良い食品に助けられていた経験があり、寒天に興味を持っていたんです。「寒天と言えば海藻。海に関わる学校に行けば、魚と海藻の勉強ができる!」。その視点で大学を探してみたら、ヒットしたのが東京海洋大学。見つけた瞬間「ここしかない」と思い、海洋大への合格者を毎年輩出しているという理由で、高校も選びました。

──[私の〈ハイスクールライフ〉]仏教研究会の合宿は、座禅が辛い!

私が通った高校は仏教校で、部活に「仏教研究会」がありました。友達に誘われて入ってみたら、面白い部員が多くて、とにかく楽しかった。ゆるい部活動だったのですが、仏像の絵を書き写す「写仏」や、宗派の勉強などをしていました。夏休みにはお寺で合宿をして、お坊さんに修行の大変さを教えてもらいました。合宿では、座禅がすごく厳しかった! 足が痺れても動かせなくて、いっそ木の棒で叩いてくれたらいいのに! とにかく、足が痛かった思い出があります。 

──[タメになった〈授業・カリキュラム〉]薬学ワークショップで抗がん剤づくり

親戚にガンを患った人がいて、「ガンってどういう病気なんだろう」と疑問に思っていたこともあり、高2の夏休みに抗がん剤について学べる「スーパー臨床薬学ワークショップ」を受講。抗がん剤がどういう薬であるかを学び、実際に自分で抗がん剤を作る貴重な体験ができました。ここで学んだ知識を、将来作りたいと思っている機能性食品に取り入れていきたいと思っています。

──[私の〈受験ストーリー〉]塾のスタッフや講師の力を借りて前日まで追い込み

高3のゴールデンウィークに、兄から「今頑張らなかったら海洋大を諦めたほうがいいよ」と言われて、すごく焦りました。塾でも自習室をフル活用して、家でもずっと個別視聴型授業を受けた。その結果、なんとか成績が伸びてくれて、数学の苦手分野を克服できました。 
海洋大では推薦入試も実施していると知って、推薦の対策を始めたのが7月。相変わらず英文和訳が苦手だったので猛特訓しました。その日授業で使った英文を全部和訳して、毎回すごい量で大変でしたが、その甲斐もあって英語の力がグンと伸びた! 
また小論文対策として、他校舎の授業が受けられる「フリーパス制度」を使って、栄養学の授業を受講。専門的な目線からアドバイスをいただけました。合格したときは、自分でもびっくりしました。 

──[将来の〈夢〉]身体にやさしい寒天を多くの人に届けたい

私は小さい頃から消化器官系が弱くて苦しんだので、同じ悩みを持つ人を減らすための仕事をしていきたい。寒天は胃腸の調子を整える効果があって、食物繊維も豊富。希少なオリゴ糖も摂取できる、とても優秀な食品なんです。私自身、地元の食品メーカーが製造している天然ものの寒天を愛用してきました。この寒天をもっと多くの人に届けたくて、その会社に入ることを幼い頃から夢見てきました。一度その会社の会長にお会いした際に、「この会社に入るのが夢です」と伝えたところ、「ぜひたくさん勉強や人生経験を積んでから来てくださいね。待っています」と言っていただけて、すごく嬉しかった。大学で頑張って勉強して、卒業したらその会社に入りたい。会社に入ってどんな仕事をするのかは未定ですが、寒天を広めることで世界中の人たちの健康を守りたいです。

私の「国府台女子学院高等部自慢」

おとなしくて上品な生徒が多いです。寛容な人が多く、私は下町育ちでちょっと口が悪かったのですが、そんな私のことも「面白いね」とすべて受け入れてくれました。

私の「東京海洋大学 海洋科学部 現役合格アイテム」

お守り、憧れの会社から届いた写真と手紙

高2の8月、憧れの食品メーカー会社の会長に一度お会いして、一緒に写真を撮ってもらいました。後日お礼の手紙を書いたらお返事をいただいたので、写真と手紙を時計に入れて大切にしています。勉強が辛くなったときは写真と手紙を見て、「頑張ろう!」と気合いを入れていました。お守りは、友達からもらった宝物です。

フォトギャラリー

中田秋佳さんの
ミレニアム・ゴール・ポイント

学習時間をポイント換算し、対応金額をマラリア撲滅のために、ミレニアム・プロミスに寄付します。

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