AO入試対策を通じて積極性を身につけ、慶應へ現役合格!

第37期生

沈 佳謡(しん かよう)

通塾情報

出身校 川越校
出身高校 広尾学園高校
部活 剣道
タイプ 部活動、生徒会など学校行事と両立
夢・目標 教養を身につけ、世の中にまだないものを創ること

進学情報

受験方式 自己推薦
大学 慶應義塾大学
学部 文学部

──[早稲田塾入学の〈きっかけ〉]活動実績を活かせるAO入試に惹かれて

早稲田塾に入るまでは、AO入試というものにあまり関心がありませんでした。でも、早稲田塾でAOについての説明を聞き、「面白いな。自分に合っているかもしれない」と感じて入学を決めました。私は両親が中国出身なので、中国語が得意という強みがありましたし、それ以外にも早稲田塾に入ればさまざまなプログラムに参加することで「活動実績」を築くことができる。幅広い経験を積み、受験に活かせるのは魅力的だと思いました。

──[タメになった〈授業・カリキュラム〉]「論文作法」と「AO・推薦入試特別講座」でAO入試対策はバッチリ

合格に最も直結した授業は、「論文作法(ろんぶんさっぽう)」と「AO・推薦入試特別講座」です。「論文作法」の優れたところは、単に論文を書く力が鍛えられるだけではなく、論文を書くために必要な知識を身につけるため自主的に本を読む習慣が身につく上、生徒と論文についてディスカッションすることでコミュニケーション力も高められること。私はまだまだ日本語を正確に使いこなせていないところがあり、それを指摘してもらえたのはありがたいことでした。また、積極的にニュースを見たり、社会問題に興味を持つようになったのも、「論文作法」を受けてから実感した変化の一つ。そして「AO講座」では素晴らしい講師に出会い、本当にいろいろお世話になりました。講師とは社会問題や私の将来について深い議論ができ、その議論を通じて慶應義塾の文学部へ行きたいという目標も固まっていきました。早稲田塾のおかげで進路が固まったといっても過言ではありません。 

──[刺激的だった〈プログラム〉]英語プレゼンテーション大会とスーパーイングリッシュワークショップに参加

高2のとき、「英語プレゼンテーション大会」に川越校の初代代表として参加しました。この大会では3人のメンバーでスピーチの内容を考え、実際のスピーチも行います。テーマは「2020年の東京に向けて私たちが今できること」。英語のスピーキング力はもちろん、社会問題について考える力や英語のライティング力も鍛えられる、刺激的な経験でした。もう一つ印象に残っているのは、国際教養大学(AIU)の教授を招き2日間かけて開催された「スーパーイングリッシュワークショップ」。講義はすべて英語で行われ、生徒とディスカッションしながら英語力を高めていけるという内容で、「大学の授業ってこんな感じなんだ」という空気に触れることができたのも大きな収穫でした。

──[私の〈ハイスクールライフ〉]文化祭の実行委員、剣道部マネージャーとして活躍

高校生活の中で一番印象に残っているのは、文化祭の実行委員。クラスの代表として、出し物の内容を決めて作っていく仕事で、私のクラスでは「教室をテレビ局と見立てて、さまざまな出し物をする」というユニークな企画を実施しました。たとえばミュージックビデオを作るため、沖縄での修学旅行中に海をバックにみんなが踊っている姿を撮影したり、文化祭当日にも教室で歌の上手なメンバーを集めてライブを開催したり。今までにないアイデアとしてたくさんの来場者に喜んでもらえました。部活は、剣道部のマネージャー。体育会系なので上下関係が厳しく、最初は戸惑うこともあったのですが、社会に出ても役立つ人間関係のありかたを学べたと思います。そして剣道というスポーツのかっこよさに目覚めました。今後外国人と知り合ったときには、ぜひ剣道の魅力を伝えたいと思っています。

──[私の〈受験ストーリー〉]家族、スタッフ、担任助手の先輩に支えられて……

AO入試の準備に時間をかけていたので、「もしうまくいかなかったらどうしよう」と不安になることもあったのですが、そんなときには母が支えてくれました。私があきらめかけていたときにも、母は常に明るく笑顔で励ましてくれた。たぶん本当は母も私以上に焦りや不安を感じていたと思うのですが、そんなことは一切感じさせることなく気丈にふるまってくれたことは今も感謝しています。そして常に尊敬できる対象であった「AO講座」の講師や、いつでも相談に乗ってくれるスタッフ、ほとんど歳が離れていないのにすごく大人っぽくて憧れの存在だった担任助手の先輩方。早稲田塾で出会ったみなさんの支えのおかげで、受験を乗り切れたのだと思います。

──[将来の〈夢〉]世の中にまだないものを創りたい

今はまだ、具体的にやりたい仕事が決まってはいません。まずは大学で幅広い知識を身につけ、教養がある大人になりたいと思っています。慶應義塾大学文学部は、1年生の間は心理学、教育学、歴史など同時に幅広い学問に触れ、2年生になってから専門を決めるというシステムなので、幅広い教養を身につけるには適した環境。語学も2か国語を同時に学べるので、私は中国語と英語を強化していきたいと思っています。夢は、漠然としていますが「世の中にまだないものを創ること」。ものといっても物体ではなく、たとえば「人と人のつながりをつくる仕組み」などをイメージしています。私自身、国際的な環境で生まれ育ちましたし、日本もこれからさらに国際化が進んでいくでしょう。そんな中で、世の中に貢献できる仕事ができたらいいな、と考えています。 

私の「広尾学園高校自慢」

校舎がとてもきれいで、受験生へのサポートがとても手厚い高校です。高3は4月の体育祭以降行事がなく受験に集中できますし、高3専用のフロアが確保されています。先生方も困っている生徒に対して親切に手を差し伸べてくださり、いつも助けられました。

私の「慶應義塾大学 文学部 現役合格アイテム」

AOクラスのノート、青ペンノート、本、お守り

「AO講座」で使っていたノートには、自分がどういう道に進みたいのか、自分が興味を持っているのか、大学のシラバスの内容など、私の受験の道のりのすべてが詰まっています。青ペンノートは英単語を覚えるために使ったもの。『物語の哲学』本は「AO講座」ですすめられた本で、歴史と文学の関係に興味を持ち、慶應義塾大学文学部を志望するきっかけをつくってくれた本です。お守りとだるまは親と友人にもらったもので、いつも机に飾っていました。

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