
親しみやすい管理栄養士になって 食の楽しみを沢山の人に伝えたい
吉成紗百合(よしなりさゆり)
通塾情報
出身校 | 柏校 |
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出身高校 | 千葉県立柏中央高校 |
部活 | バスケットボール |
タイプ | 学力・成績向上が目的 |
夢・目標 | 食の楽しみを伝えられる管理栄養士 |
進学情報
受験方式 | 公募制推薦 |
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大学 | 千葉県立保健医療大学 |
学部 | 健康科学部 |

──[入学の<きっかけ>]一人ひとりの話を丁寧に聞いてくれる
私が通う高校は、クラスのほとんどが指定校推薦や公募推薦で大学に進むので、当然自分もそうやって入試をするのだと考えていました。そんなときに、ちょうど学校で早稲田塾のガイダンスがあり、チラシを持ち帰ったところ、母が「行ってみる?」と。柏校に行ってみたら、校舎が明るくて、まるで個人塾みたいに一人ひとりの話を丁寧に聞いてくれて、ここだったら通ってもいいな、と思いました。それが高3の4月です。
最初の面接で、栄養系に興味があると話をしたところ、担任が色々調べてくれて、その中から「やっぱり目指すなら県立」ということで千葉県立保健医療大学を第一志望にすることを決めました。途中、勉強が大変で指定校推薦に逃げたくなるときもありましたが、「行きたくないところに楽して進むより、大変でも自分の行きたい学校に行こう」と思えたのは、早稲田塾のおかげ。早稲田塾に通っていなかったら、指定校でなんとなく行ける学校に進んでいたと思います。
──[私の〈ハイスクールライフ〉]友人と励まし合って塾に通った
早稲田塾に入ってから英検2級にも合格してモチベーションが上がっていたのですが、夏休みから文化祭の準備が忙しくなり、一気にペースダウン。クラスごとに劇をやり、なんと私は主役に。セリフを覚えたり、衣装や小道具を準備するので精一杯でした。模試の結果も下がってしまい焦りを感じていた時支えてくれたのが、同じく早稲田塾に通う友達。「午前中は文化祭の準備をして、午後から一緒に塾に行こう」と約束することで、サボりたくなる気持ちを抑えていました。仲間と一緒に猛勉強したおかげで、結果的に理系科目の成績がアップしました。
部活はバスケットボール部で、部活にも早稲田塾生がいました。部活が終わって疲れているとき、一人だったら絶対に家に帰ってしまうけれど、友達がいるから塾に行く。後輩には、「一緒に頑張れる友達を見つけることが、受験には重要だよ!」と伝えたいです(笑)。
──[早稲田塾で<学んだこと>]文章力をつけるためには新聞記事の要約!
早稲田塾では、「AO講座特別指導」と「メディカル小論文」、「英語特訓道場」を受講。私は文章を書くのが苦手だから理系に進んだくらいなので、最初のうちは大変でした。壊滅的に文章が書けなくて、担任助手に相談したところ、「新聞記事をまとめるといい」と教えてもらいました。新聞記事を切り抜いて、要旨をまとめる。時間がないときは、ポイントに線を引くだけでもいい。時間があるときに5~10分でもいいから続ける。そうしていくうちに文章力がついたし、知識が増えるので論文の“ネタ”も増えました。
──[私を支えてくれた〈スタッフ〉]厳しい言葉をもらい、開き直れた
文章と同じくらい、人と話すのが苦手でした。講師には「質問と答えが噛み合ってない」と言われるけれど、自分ではどこがダメなのかよくわからない。担任助手やスタッフとも面接練習を繰り返しました。しかしあるとき「腹が座っていない。そんなだったら、受験をやめたほうがいい」と厳しい言葉が。どこかで「面接がイヤだ」と思っている自分の心を見抜かれてしまったんです。それがショックで……。そこからは、開き直って、やれるだけやろう!と思えるようになりました。あれが、私のターニングポイントだったと思っています。
私は負けず嫌いで、「できていない」と言われたことは、相手に「できるようになったね」と認めてもらえるまでやり続けるタイプ。担任助手や講師は、そんな私を「いつも一生懸命、自分に厳しくやっているね」と言ってくれて、「ちゃんと見ていてくれているんだな」と嬉しくなりました。
──[将来の〈夢〉]食の楽しさを、沢山の人に伝えたい
私の両親が、生活習慣病や貧血などの食が関係した病気になったこともあって、中学生のときから栄養に興味がありました。大学で4年間学ぶと管理栄養士の受験資格が得られるので、将来は管理栄養士になって、食の正しい知識を広めたい。ある新聞記事で、サプリメントの摂取方法によっては健康被害があることを知り、驚きました。それ以降、口にするものの成分表示をチェックするようになりました。サプリメントは体に良いものだと盲目的に思っていたかつての私のように、勘違いしている人はたくさんいると思います。そんな人達に、正しい食の情報を伝えていきたいです。
夢は、自治体の保健所などに勤務して、親子栄養相談などの仕事をすること。味覚は、6歳までに決まるそうです。子供のうちから正しい食を知って、何歳になっても食を楽しんで欲しいです。