慶應義塾大学
看護医療学部

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SFC(総合政策学部・環境情報学部)と入試スタイルは似ているものの、合格者が少ないことが特徴であるのが、この慶應義塾大学看護医療学部のAO入試である。「学業を含めたさまざまな活動」の成果を自己評価するA方式と、評定平均4.5以上の者に限定されるB方式から成る。※掲載内容は変更されている場合があります。必ず大学のホームページ、入試案内冊子などをご確認ください。
2024年7月5日更新
- AO入試(A方式・B方式)
入試方式
AO入試(A方式・B方式)
早稲田・慶應義塾大学
私大 総合型・学校推薦型選抜で合格実績No.1を誇る早稲田塾が、早慶の総合型選抜を徹底解説!実際に合格した先輩の事例なども交えながら、入試のポイントをお伝えします。
開催日時
5/11(日) 13:30~14:30
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合格のツボ
書類は「志望理由書」(800字)と「活動報告書」(A方式のみ)「学習計画書」(B方式のみ)である。
A方式の志望理由書の題意は「志望した理由、および入学後の構想」。アドミッションポリシーに適合する人材であると証明する資料である。問題はたった800字しかない点。ここで「なぜSFC=看護医療学部か」まで十全に述べるのは至難の業で、まずは2000字から3000字でプロットを作ってそれを絞りに絞るといった作業を強いられよう。
「活動報告書」は自ら選んだ7つの類型から1つ以上選んで「自己評価した理由を1200 字以内」で述べる。今度は「1200字もある」と頭を抱えよう。輝かしい客観的実績があっても「自己評価した理由」に仕立てなくてはいけない。たとえば「五輪で金メダルを取った」を「自己評価」するのは案外難しいのではないか。
B方式は「志望理由書」の題意は「志望した理由」。「学習計画書」(1200字)は「大学卒業後の将来構想を加えて、本学での学習計画上の目標・構想」を書く。A方式の「志望理由書」の題意が分割された形でAよりはずいぶん書きやすい。志願者は評定4.5 以上を持つから優等生だ。そうした者がアドミッションポリシーをどう咀嚼しているかが試されよう。徹底した学部分析も必須となる。
書類で1次選考されたのち、面接(最終)。例年、書類選考で大幅に削られて、面接時点での倍率はA方式、B方式共に2.5倍前後。決して油断できないどころか、勝負はまだ道半ばだ。この頃(10月下旬)になると他大の看護系で面接を経験している者もいよう。確かにそれも役立つのだが、SFCらしさは独自に練習する必然が生じる。
看護医療学部は短大時代(信濃町)からSFCの一員として4年制に昇格したやや複雑な歴史がある。他方、学校法人慶應義塾は伝統の医学部に加えて、他大を迎え入れる形で薬学部・歯学部を備えた総合医療系大学へと態勢を整えつつある。背景には創始者福澤諭吉と北里柴三郎の友誼なども横たわる。こうした流れも研究しておきたい。
入試の特徴と出願資格
看護医療学部は、将来人々と社会のため看護医療の先導者となる意欲ある人材を求めている。そのため、学部卒業と同時に看護師の国家試験受験資格が得られ、選抜を経ると保健師または助産師の国家試験受験資格も得られることが特徴だ。
総合型選抜の募集人員は「若干名」であることが特徴であり、2023年度は出願者が100名である中、合格者は8名のみであった(倍率:12.5倍)。A方式は16倍、B方式は9倍である。A方式は「学業を含めたさまざまな活動」の成果を自己評価する必要があり、B方式評定平均4.5以上の者に限定されるから成る。第1次選考では書類審査を行い、第1次合格者に対し第2次選考で面接を実施する。
入試概要
1.主な出願資格
A方式では、志望理由や入学後の構想が明確であり、第1志望として本学部での勉学と入学を強く志望する者。また、学業を含めたさまざまな活動に積極的に取り組み、その成果が大学の挙げる項目のうち一つ以上に該当すると自己評価できる者。
B方式では、評定平均4.5以上(4.5を含む)も求められる。
2.出願時期
9月中旬
3.主な提出書類
志願者評価(2名分)、志望理由書(文章800字以内。A方式「本学看護医療学部を志望した理由、および入学後の構想」、B方式「本学看護医療学部を志望した理由」)、活動報告書(A方式のみ・文章1200字以内)、学習計画書(B方式のみ・文章1200字以内)
4.一次選考(書類審査)合格発表
10月中旬
5.二次選考時期
10月中旬
6.選考内容
面接(湘南藤沢キャンパス看護医療学部校舎にて実施)
7.二次選考合格発表
11月上旬
入試の特色
SFC(湘南藤沢キャンパス)の一角であり、他の総合政策学部・環境情報学部と入試スタイルは似ている。ただし合格者数は他の2学部に比べて段違いに少ない。年に10人弱である。
現実問題として、同学部志望者は看護学を学びたい者であろう。この方式だと若干しか受からないぐらいは知っていようから、他大と併願する一環ととらえる人が圧倒的多数のはずだ。ゆえに「看護系の推薦入試」の1つというイメージ内で想定するに違いない。だとすると十中八九受からない。強いて言えば、看護系以前にここはSFCなのだということだ。
SFCのAOでは、書類にアドミッションポリシーを含む理念や学びが強く反映されている。「多角的にとらえ」「問題に気づき、解決の方向性と対策を考え出し」「(失敗から学んで)自身を成長させようとする」「人々や社会のよりよいあり方を追求しようとする」といった文言を軽く扱うと書類で落ちてしまうので注意。しっかりとこれらの文言を自分の中に落とし込んで受験に臨もう。
募集はA・B2パターン。A方式は「学業を含めたさまざまな活動」の「成果が」「自己評価できる者」である。類型が7つ要項に示されており、そのうちの1つでいい。「社会的に評価を得ている」など客観評価が必要なものから、文字通り自己評価でいい活動まで含まれる。B方式は評定平均4.5 以上の者に限定される。
書類作成から会場試験対策まで、合格ラインに届くには相当な時間が割かれる。中途半端に取り組める入試では決してない。あくまでも本気で取り組むことが肝要である。
慶應義塾大学看護医療学部 AO入試 現役合格インタビュー
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