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九州大学
共創学部

九州大学 共創学部

Give yourself the best chance to get into your dream college.

九州大学の中でもひときわ異彩を放つのが2018年4月から新設されたばかりの「共創学部」。従来のトレーニングを中心とした学問形態ではなく、人類が直面している地球規模の課題を自ら明確に問題意識をもち、実社会の中で解決できる高度人材養成を行うことを目的として設置された。全ての入試形態で志望理由書を課し、文系理系という枠組みにとらわれることのない個別学力検査が一般入試では問われる。また、個別学力検査の一環として小論文が課されていることも特徴だ。人文科学、社会科学、自然科学など様々な分野から集められた教授陣の中であらゆる学問を総合的に学べる共創学部は必見である。

※掲載内容は変更されている場合があります。必ず大学のホームページ、入試案内冊子などをご確認ください。

共創学部 総合型選抜Ⅰ

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入試の特徴と出願資格

大学入学共通テストを課さず、評定平均(学校の成績)も問わない。提出書類により一次選考が行われ、第2次選抜は第1次選抜に合格した者に対して、「講義に関するレポート」「討論」「小論文」及び「面接」を課し、その上で「提出書類の内容」と合わせて総合評価により合格者を決定する。出願条件に評定は求められない。

募集人員は20名。

入試概要

  1. 出願期間:9月上旬
  2. 第1次選抜:9月中旬~10月初旬
  3. 第1次選抜結果通知:10月中旬
  4. 第2次選抜:10月下旬
  5. 合格発表日:11月下旬

入試の特色

九州大学共創学部総合型選抜Ⅰは、「大学入学共通テスト」を課さない総合型選抜である。出願は9月上旬で、提出書類に基づく第1次選抜、そして通過者のみが受験する第2次選抜の2段階で行われる。
第1次選抜では、提出された調査書、活動歴報告書、志望理由書の総合評価による選抜する。第1次選抜の合格者は、募集人員の3倍程度。
第2次選抜は、第1次選抜の合格者に対し「講義に関するレポート」「討論」「小論文」及び「面接」を課し、その上で「提出書類の内容」と合わせて総合評価により選抜する。
第2次選抜は2日間に渡って実施される。「講義に関するレポート」の執筆を前に、約50分の講義を受講し、休憩を挟んでレポートを約90分で作成する。文系テーマと理系テーマそれぞれで講義とレポート作成に取り組むが、その際配布資料や講義の一部が英語で行われる場合がある点に留意しておきたい。
「討論」の時間は180分。受講した講義に関する2つのテーマについて、1グループ10数名で議論する。さらに講義・レポート・討論を踏まえて字数制限のない「小論文」240分に取り組み、その際中に「面接」(1人当たり15~20分)を受ける。
電子式でない辞書を2冊まで持ち込めたり、論文執筆に際して参考資料を持参できたりと、共創学部の学生が日常的に学ぶ環境を体感する2日間が試験になっているという、個性的な入試である。

アイディア 合格のツボ

まずは第1次選抜を通過しなければならない。主な提出書類は活動歴報告書と志望理由書で、それぞれA4サイズの所定用紙2枚に記入する。活動報告書は「中学時代から現在までに取り組んだ、学校での勉学以外の各種活動」について「活動の成果や意義」、そして「取得した資格や各種の検定の成績」などを記入する。英語運用能力を示す資格やスコアについては成績(原本)を提出できる(2年以内に受験したものに限る)。この活動報告書は「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等の能力」を評価するために用いられると要項に記されている。高校までの学習や活動から学び身につけたことを示し、「多面的に考え、客観的に批判し、自分の言葉で人に伝える資質」を有していると明示できるよう、活動について説明する際には工夫が欲しい。
志望理由書は「学部への理解や適性」を判定するために用いられる。アドミッションポリシー、カリキュラムポリシー、そしてディプロマポリシーをよく理解し、将来像の実現のために九州大学共創学部で学ぶ必然を感じさせる文章でなければならない。特色ある学部だからこそ、その特徴を正しく理解するところが第1次選抜突破の第一歩となる
第2次選抜は共創学部の学生の日常を体験する機会にもなるが、言い換えれば大学生同様のレベルが試験で求められていると言える。共創学部は「知識を問う入試から能力を見極める入試への転換」を掲げ、さらに「文理共通問題」も各選抜方式で導入している。知識の豊富さを問うのではなく、思考や表現といった能力を重視するために、講義の受講、レポートの作成、討論、小論文が課されると解釈すべきである。日頃から意欲的・自主的に学び、自ら考える姿勢を身につけておくと、合格を引き寄せられるであろう。

 

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