「対話」を大切にした受験生活
「野生動物と人の軋轢」の解決へ

第46期生

原田 駿(はらだしゅん)くん

通塾情報

出身校 池袋校
出身高校 宝仙学園高校
部活 剣道部
夢・目標 野生動物と人間の軋轢問題の解消を目的として、彼らの生息環境の棲み分けの方策を提示すること

進学情報

受験方式 FACT選抜
大学 早稲田大学
学部 人間科学部

――【入学の〈きっかけ〉】コミュニケーション力を活かせる総合型選抜に挑戦

早稲田塾に入学したのは高2の8月です。受験を意識し始めて塾を探している中で、早稲田塾と出会いました。それまでは一般選抜での受験を考えていたのですが、学校で文化祭の司会など人前で話す活動を多く経験していたことから、「コミュニケーション力を活かせる総合型選抜という受験方式が、自分に合っているかもしれない」と感じて、挑戦を決意しました。

――【大学・学部を選んだ〈理由〉】やりたいから逆算した進学先

私が早稲田大学の人間科学部を選んだのは、野生動物と人間の関係性を研究するうえで、動物そのものの生態学だけでなく、人間の行動や心理についても学ぶ必要があると考えたからです。人間科学部は文理をまたいだ学びが可能で、人間との関わりも深く探究できる環境が整っている点に魅力を感じました。大学では、「人間と野生動物の軋轢解消」という自分の目標を見失わないようにしつつ、動物生態学や里山保全、無機的環境と人間・動物の関係性など、幅広い授業を柔軟に受講したいです。また、早稲田大学の人間科学部には、カモメの生態や外来哺乳類の研究をされている教授がいらっしゃるので、ぜひその教授のもとで学びたいと思っています。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】厳しい指導も成長の糧になった

「総合型・学校推薦型選抜特別指導」の「提出書類作成指導」が、私には特に役立ちました。志望理由書に必要な要素を体系的に教えてもらい、講師や担任助手、塾生同士と一緒に作成する姿勢を大切にする授業でした。時には講師から厳しい指摘をされて、打ちのめされたことも…。ただ、そこから「どうすればよいか」を考え、講師や担任助手と何度も相談しながら、一つひとつ丁寧に修正していきました。この経験があったからこそ、本番で通用する志望理由書が完成し、自分としても大きく成長できたと思います。 また、「IELTS対策講座」も非常にタメになりました。試験前は不安でしたが、テクニックなどを丁寧に教えてもらい、安心して本番に臨むことができました。早稲田塾がなければ、こうした対策はできなかったと思います。 私は総合型選抜をメインにしながら、一般選抜の対策として共通テストの勉強にも力を入れていました。単なる保険ではなく、共通テストの勉強をしっかりやっていれば、基礎力がつくと考えていたからです。苦手科目を補うために東進講座を活用しましたが、1コマ90分の丁寧な指導がとても分かりやすかったです。毎回集中して取り組み、総合型選抜対策とメリハリをつけて両立していました。

――【早稲田塾で〈学んだこと〉】人との対話が思考を深めてくれた

総合型選抜の対策として「人と話す」ことを重視していたので、探究の悩みを塾だけでなく家族にも相談していました。夕食の時などに、家族と対話しながら考えを整理していく時間が、良い準備になっていたと思います。自分にとっては、家族も一緒に受験を戦ってきた仲間と言えるかもしれません。 また、私は一方的に話してしまうところがあったのですが、塾でのディスカッションや共同作業を通じて、自分で答えを作っていく力や人と協力する姿勢が身につきました。探究活動では、自分が立てた仮説に都合のいい答えを探しがちでしたが、違う結論であってもきちんと受け入れることの大切さを学べたことも成長につながりました。今後の人生に活かしていける、大きな収穫だったと思います。

――【将来の〈夢〉】「野生動物と人との間に生じる軋轢」を解決する研究者に

クマの人里への出没など「野生動物と人間の間で起こる軋轢問題」の解決のために、人と動物の生活環境の棲み分けを実現するための研究者になりたいです。 もともと動物は好きだったのですが、探究テーマや大学での学びを何にするか考えた時、動物に関連して何か人の役に立つ研究をしたいと思いました。駆除業者へのインタビューや、自治体の取り組みや関連論文を調査する中で、外来種問題の深刻さも痛感しました。現実に困っている人たちのために、防除以外の解決方法を探っていきたいです。

私の「宝仙学園高校 自慢」

私の高校は、生徒主体でイベントを企画・運営できるところが魅力です。自分の得意分野を自由に活かせる校風で、私は文化祭の司会や体育祭の実況を担当しました。

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