早稲田塾の3年間で大きく成長
生涯の探究テーマと出会った

第47期生

宇都宮 琥珀(うつのみやこはく)さん

通塾情報

出身校 新宿校
出身高校 N高等学校
部活
夢・目標 ミツバチを研究して次世代型養蜂を確立する

進学情報

受験方式 夏秋AO
大学 慶應義塾大学
学部 環境情報学部

――[入学の〈きっかけ〉]生涯取り組みたい探究を見つけるため、高1で早稲田塾へ

早稲田塾に入学したのは高1の7月です。未来発見プログラムや論文系講座など「自分で考える」授業が多いのが入学の決め手になりました。高1という早い時期から通い始めたのは、講座を通して、生涯をかけて取り組みたい探究テーマを見つけたかったから。 幼少期より、その時々で自分なりの関心テーマを持っていたのですが、早稲田塾で自分を見つめ直すなかで、高1の冬頃に現在の探究テーマである「ミツバチ」にたどり着きました。探究テーマを見つけるうえで大切なのは、その課題に対して当事者意識を持てるかどうかだと思います。「自分が何とかしたい」と心から思えたからこそ、私はミツバチの探究をさまざまな角度から掘り下げてきました。また、私は「自分の目で確かめたこと」を大切にしたいタイプなので、探究を深めるために多くの人と関わり、実際に足を運びながら情報を集めてきました。そして、得た知識や経験をどう昇華し、形にしていくか。その一連のプロセスそのものがおもしろい。だからこそ、探究を軸に自分の考えや活動をアピールできる総合型選抜は、私にとても合っていた受験方式だったと思います。

――[私の〈受験ストーリー〉]探究活動でミツバチの働きを精力的に拡散

私は「安定的な食糧生産を支えるミツバチの多様性を再構築する」というテーマで探究を進めてきました。ミツバチは、花から花へ飛び回り花粉を運びます。その際に植物が受粉し、果物や野菜が結実。つまり、ミツバチは多くの作物の成長を支え、安定した食料生産に欠かせない役割を担っています。しかし近年、ミツバチが農薬使用等のストレスによって大量死しているとのこと。私は、食の豊かさが人生を豊かにすると考えているので、大量死の課題を解決したい想いで探究をスタートしました。 探究の深掘りは、論文を読むだけでなく、都内で営まれる都市養蜂をはじめ台湾・宮古島等の32箇所の養蜂家を訪問してお話を伺い、自分でも養蜂体験を重ねました。またプログラミングの知識を活かし、ミツバチの世界を体感するVRコンテンツの作成。さらに、ミツバチが生成する蜜蠟でアートを作成し個展の開催などを行っています。ミツバチの重要性を広く知ってもらうためにも活動は精力的に継続し、将来は次世代型養蜂を確立して食糧生産に貢献していきたいと考えています。

――[刺激的だった〈未来発見プログラム〉]自身の探究活動につながる学びばかり

特に印象に残っているのが「バイオサイエンスプログラム」です。慶應義塾大学名誉教授のご指導のもと、最先端の科学技術を多角的に学ぶ内容で、この講座を通して私は論文の読み方を身につけました。特に英語論文は、毎回の課題に取り組むなかで少しずつ理解を深め、専門用語や生物学の知識も自然と蓄積。自身の探究活動を支える土台になりました。 「竹中平蔵 世界塾」も印象深いプログラムの一つです。社会課題解決につなげるAI活用やアートの視点に触れたことで、探究をより広い視野で考えられるようになりました。また、海外の学生との英語ディスカッションでは、自分の意見をうまく伝えられず悔しさを感じた一方、その経験が英語学習への強い原動力に。加えて、この講座を通して自発的に発言する苦手意識も克服。探究活動で養蜂家の方々を訪問する際にも、自ら質問し、対話を深める姿勢につながりました。

――[大学・学部を選んだ〈理由〉]きっかけは未来発見プログラムに参加したこと

慶應義塾大学環境情報学部を志望したきっかけは、未来発見プログラム「バイオサイエンスプログラム」の受講です。プログラムを通して慶應義塾大学の研究施設について知り、起業された方のお話を伺うなかで、自分の探究テーマをさまざまな角度から研究できる環境だと確信しました。環境情報学部には、一つの生物だけに着目するのではなく、ランドスケープや社会・文化とのつながりまで含めて研究している研究室があります。そこに参加すれば、きっと多角的な視点で探究を続けていけるはず。 環境情報学部で求められているのは、一つの軸を持ちながらも、多面的に物事を捉えられる人材だと理解しています。自分の探究への志を大切にしながら、さらに学びを深めていきたいです。

――[早稲田塾で〈学んだこと〉]自分が大きく成長した早稲田塾での3年間

早稲田塾で過ごした約3年間。高1では「総合型・学校推薦型選抜」対策を通して探究テーマの発見とコミュニケーション力を養い、高2では「実践小論文」講座で論文の書き方を学習。さらに未来発見プログラムへの参加を通じて、大学で学ぶべきことへの理解を深めながら、探究活動を本格化させました。そして高3では、それまで続けてきた探究が社会にどう役立つのか、何のために行うのかを整理し、志望理由書へ落とし込む作業に注力。面接対策では、自分の探究を大学側へどう伝えるかを実践的に練習し、本番に臨みました。 この3年間で最も成長したと思うのは、自分の知らない世界へ飛び込み、探究を続ける力が身についたことです。以前の私は、外部との関わりを避け、自分の世界に閉じこもりがちな生活を送っていました。しかし、早稲田塾で多くの人と交流し、新しい世界に踏み出したことで、生涯続けたい探究テーマと出会うことができました。多くの養蜂家の方々とのつながりもかけがえのない財産です。この成長と出会いを大切にしながら、これからも学びと探究を続け、将来の夢につなげていきたいです。

私の「N高等学校 自慢」

社会の第一線で活躍したいという強い思いを持つ学生が多く、日々大きな刺激を受けています。周囲の姿に励まされながら、私自身も負けずに探究活動へ打ち込んできました。

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