人に伝わる、思考に変化を与えられる
報道番組を作りたい!

第43期生

浅沼 柚里(あさぬま ゆうり)さん

通塾情報

出身校 四谷校
出身高校 実践女子学園高校
部活 バドミントン部、グローバル研究会
夢・目標 報道番組の構成作家

進学情報

受験方式 公募制推薦入試
大学 上智大学
学部 文学部

――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】将来のことを見据えた受験がしたい

将来のことを考え、どういう人間になりたいのか、受験を通じて考えてみたいとずっと考えていました。やりたいことを見つけて、それを大学に行く目標としたかったのです。その話を友人にしたところ、早稲田塾を勧められました。その友人も早稲田塾に通っていて、総合型選抜について教えてくれたんです。早速面談に行ったところ、スタッフに「総合型選抜は自分をセルフプロデュースするんだよ」と教えてもらい、「それはいいな!」と感じて入学を決めました。高2の9月頃だったと思います。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】すべてが受験につながっていた!

私が一番おススメしたい授業は「総合型・学校推薦型選抜特別指導」。この授業では5分間という短い時間で、その場で出されるテーマについて考え、プレゼンをします。ここで思考の瞬発力が養われました。上智の入試論文は、テーマを出されてそれについて1000文字で書くというもの。本番で「あの授業は、このためにやっていたのか!」と気づきました。初見のテーマに対してパッと構成が組み立てられたのは、この授業で鍛えられたおかげです。

高2の1月には「未来発見プログラム」の「アフターコロナの日本経済を考える〜経済学入門〜」にも参加しました。最後に行った3分間のプレゼンで、視聴者が選ぶ「特別賞」をいただきました!自分の考えがちゃんと伝わって、本当にうれしかった。またこのプログラムで「ジョブ型雇用」について学んだのですが、実は上智の入試でこのテーマが出たんです。本当に、早稲田塾でやったことはみんなつながっているんだな、とつくづく感じました。

出願書類作成の講座では、生徒同士がお互いの書類を読んでコメントをする「メンタリング」を行います。最初のうちはちゃんと伝わるかな?と不安だったのですが、相手が私の言葉に納得してくれるとホッとしました。メンタリングを重ねるうちに、自分の中に批判的思考が身についたことを実感しました。それにより、自分の書類も違った視点で見られる。相手のためになるメンタリングは、自分自身の成長にもつながる。だから毎回、真剣に取り組んでいました。

――【早稲田塾での〈生活〉】早稲田塾の人と環境をフル活用して合格しました

私は、早稲田塾の環境をフル活用して合格しました!まず、自習室には毎日通い、閉館まで勉強する。設備が整っているから、とても勉強しやすかったです。そして悩んだときは、担当の担任助手だけでなく、さまざまなスタッフに相談をし、意見を聞く。書類作成のときは友達同士でメンタリングをし合い、自分を磨く。早稲田塾の人は、みんな頑張っています。その姿を見て、「自分も頑張ろう!」とモチベーションが高まるし、自分と違う視点を持つ人に出会うことで成長できました。それに、みんなとっても優しいんですよね。早稲田塾に通えたから、最後まで諦めずに頑張れたのだと思います。

――【将来の〈夢〉】視聴者の思考に変化を与えられるような報道番組を作りたい

進路について、具体的に決まったのはギリギリだったのですが、一貫していたのはメディア系の職業につながる学びがしたいということ。私は図書委員の委員長を務めていたのですが、あるとき図書館に電子書籍が導入され、それをプリントで告知したのに、一向に認知してもらえない。どうしたらみんなに伝わるのかを考え、Google Classroomにリンクを貼ったり、集会でPRしたり、広報誌でも告知するなど、様々な手段をとったのです。そうしたら、全校生徒が知ってくれた。このとき、伝わることって嬉しいんだ!と知ったのです。

また高3の夏に都議会議員のインターンをやらせていただいたのですが、そのとき街頭演説をする機会がありました。私は「コロナ禍での高校生活」というテーマで演説をしたところ、足を止めてくれる人がいた。このときも、伝える楽しさを体感しました。

上智大学の出願に必要なレポート課題のテーマには、児童虐待を選びました。国立国会図書館に行って様々な記事を調べたのですが、多くの記事が虐待を防げなかった児童相談所への批判でした。でも私は、「なぜ親が虐待をするに至ったのか、その経緯や背景にある社会問題に焦点を当てるべきなのでは」と考えたのです。マスコミ報道では児童相談所のことばかりを取り上げるから視聴者は「児童相談所が悪い」と考えてしまうけれど、社会問題に目を向けたら別の意見や考えが出てくるのではないか。報道の切り取り方によって、物事の様相は全く変わるのではないか、と感じました。

私は将来、報道番組の構成作家になりたいと思っています。一元的ではない、視聴者の思考に変化を与えられるような報道番組を作っていくことが、今の私の夢です。進学先の文学部新聞学科には番組制作の授業もあるので、積極的に取り組んでいきたいと思います!

私の「実践女子学園高校 自慢」

先生と生徒の距離が近く、とてもフレンドリーな雰囲気の学校です。生徒主体の行事が多く、先生方は生徒のやりたいことを尊重してくれました。私が所属していたコースは英語に力を入れていて、帰国子女が多い。周囲のレベルが高いから、モチベーション高く学ぶことができました。

私の「上智大学 文学部 現役合格アイテム」

ノートと提出した書類のコピー

調べたことや学んだことをまとめたノートです。児童虐待のテーマの新聞記事はスクラップしてあります。書類のコピーは、面接の直前まで見返して、「私はこういうことをやってきた人間なんだ」と自分に言い聞かせていました。

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