災害対策に使命を感じ、
夢を叶えるために東京理科大学へ

第44期生

右谷有紗香(うたにあさか)さん

通塾情報

出身校 町田校
出身高校 桐蔭学園高校
夢・目標 安全に暮らせる建物の設計を研究する

進学情報

受験方式 学校推薦型選抜(公募制)
大学 東京理科大学
学部 工学部

――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】学校の先生に勧められて

高3生の春頃に入学しました。元々総合型・学校推薦型選抜に興味を持っていて、学校の先生と面談した時に早稲田塾を勧められたんです。高校に早稲田塾生だった先輩が多かったことも、先生が勧めてくれた理由の一つだったと思います。

早稲田塾では、初めて面談した際に、大学生の担任助手やスタッフととても話しやすかった点が印象に残っています。私は話すのが好きなので、「いいな」と思ったことが決め手です。

――【大学・学部を選んだ〈理由〉】地震に強い建物を作りたい

東京理科大学工学部の建築学科には、直下型地震の縦揺れに強いといわれている三次元免震を世界で初めて開発した教授がいらっしゃいます。もともと東日本大震災を体験してから安全な建物を作りたいと思っており、免震構造や地震に強い建物を研究テーマにしていました。また、その教授の他のプロジェクトに興味を持ったことも志望理由の一つです。家に置くシェルターや温泉街の活性化と地震対策を結び付けた研究などを行っていて、幅広い分野で学んでいけそうな研究室だと思いました。

――タメになった〈授業・カリキュラム〉】建築系の対策に特化した「ホンチョク」

受験直前の「本番直前講座<ホンチョク>」が非常に役に立ちました。私は建築学科向けのホンチョクに参加。その講座では面接対策はもちろん、デッサンも対策できました。自分でデッサンしたものを、建築を教えたり学んだりしている講師や担任助手から、どこをどう直すなどの具体的なアドバイスをいただけました。また、自分ではあまり触れてこなかった建築の歴史や海外の建築 などについても学べたので、より建築に興味を持つことができました。

――【早稲田塾で〈学んだこと〉】自分について見つめ直す機会が増えた

早稲田塾は人と話す機会が多く、他の塾生との交流機会もとても多かったです。そのため、自分について見つめ直す機会がすごく増えました。普段の学校生活では、周りの人と比べることがすごく多かったのですが、早稲田塾に入ってからは、自分の弱いところについても考えるように。その中で、勉強面以外の自分の姿も、総合型選抜ではアピールすることができると気づきました。

――【合格の〈勝因〉】高校の探究活動

高校で行った探究活動が肝になっていると思います。高2生の時に全国探究コンテストに建築に関連したテーマで応募し、最終選考の10名まで残りました。また、建築学科で必要な模型作りを高校の時から少しでも学びたいなと思ったので、自分で調べて模型作りなどもしていました。さらに、志望理由にもなった教授の講演会に何度か参加して、免震構造の技術がどのくらいまで発展しているかについても学びました。もともとその教授の三次元免震に興味を持っていたので、直接お話を聞きたくて自分でアポイントを取って参加しました。入試ではこの活動をアピールすることができました。

――【将来の〈夢〉】免震構造を使って、揺れを感じない建物を建てる

私の夢は免震構造を使って揺れを感じない建物を作ることです。日本ではコンクリートなどを使って崩れないようにする耐震構造は既にとても発展しています。一方で、揺れが直接建物に伝わらないよう、建物と地面の間に免震部材を設置する免震構造は、まだあまり知られていません。この免震構造を強化することで人の安全に繋げられると考えています。いまは構造の分野に興味があるので、大学では免震構造を使った、中の人も安全に暮らせる建物の設計を研究したいです。

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