憧れの早稲田大学に現役合格!
ユーモアを取り入れた教育を研究

第45期生

西島大翔(にしじまひろと)くん

通塾情報

出身校 吉祥寺校
出身高校 成蹊高校
部活 サッカー部
夢・目標 ユーモアを取り入れた日本の教育改革

進学情報

受験方式 FACT選抜
大学 早稲田大学
学部 人間科学部

――[入学の〈きっかけ〉]進学希望の大学へ総合型選抜で挑戦したい

早稲田塾には高1の冬に入学しました。入学前は、総合型選抜のことはほぼ知らず、「特技や実績を持っている人が合格する」という漠然としたイメージ。しかし、調べていくうちに、私が経験してきた小学生での国際交流や高校での留学などが活かせる受験方式だと知りました。もともと早稲田大学への進学を強く希望しており、「これはチャンスかも」と思い、総合型選抜に強い早稲田塾への入学を決めました。

――[私の〈受験ストーリー〉]論文や留学で日本の教育に足りないものを探究

私は小学生の頃に国際交流の経験があり、そのときから日本の教育に疑問を感じていました。授業を受ける生徒は積極性がなく、寝ている子もチラホラ。もっと学習意欲を引き出す授業のやり方があるはずだと、それがそのまま自分の探究テーマへとつながりました。 どう“学習意欲を引き出す”のか、志望理由書にまとめるにはしっかりとした理論展開が必要です。海外の英語論文も含めて、教育研究論文を150本は読み、日本の教育に足りないのは「ユーモア」だという仮説にたどりつきました。 高2で2ヵ月半ほどカナダに留学し、自分なりに探究してきたものをカナダの教育現場で分析。そこで、教育現場におけるユーモアがいかに大切かを実感しました。教師は教え方や教材など、ユーモアを授業でふんだんに取り入れているし、それによって生徒の学習意欲が日本とはまったく違う。私が読んだ論文でも、教育にユーモアを取り入れることに関して日本は遅れているようです。こうした経験から、志望理由書にはユーモアを教育に取り入れた学習効果という観点でまとめていくことになりました。

――[大学・学部を選んだ〈理由〉]さまざまなアプローチで教育過程に触れられる

私は大学で、ユーモアを教材に取り入れた際に長期記憶がどのように影響するのか、について研究したいと思っています。早稲田大学人間科学部では、たとえば情報を得てからの行動プロセスを探究する認知科学や心理学や、それを分析する教育工学など、さまざまなアプローチで教育過程に触れることができます。特に、人が記憶違いを起こすメカニズムを学ぶ「日常記憶心理学」は楽しみにしている授業のひとつ。強く志望していた大学で研究を続けていけることに、今は喜びより安心感が強いです。

――[タメになった〈授業・カリキュラム〉]具体性にこだわり、納得のいく志望理由書を完成

早稲田大学人間科学部のFACT選抜は、1次試験が志望理由書と事前課題、2次試験が論述試験でした。論述試験は、120分の時間制限で英文の読解や資料分析など、複数出題されるので大変でした。実際感じたのは、学校の勉強をしっかりやっておくのが一番の対策ですね。 志望理由書は、なぜやりたい学びがこの学部でなければならないのか、理由が強く求められます。私は早稲田塾で受講した「総合型・学校推薦型選抜特別指導」で、早稲田大学と自分の探究テーマへの熱意をどう盛り込み、インパクトのある志望理由書に仕上げるかを念頭に置いて取り組んできました。おそらく20回以上は書き直したはず。実は、塾生同士のメンタリングや担任助手からの指摘に自信をなくしたときもありました。それでも、具体性にこだわり、地道に論文や参考文献を読み込んで不明瞭な部分を解消。最後まであきらめず、納得のいく志望理由書を書き上げることができました。試験当日、論述試験では満足のいく点数が取れなかったのですが、それでも合格を掴めたのは志望理由書のおかげだと今では思っています。

――[早稲田塾で〈学んだこと〉]総合型選抜に挑戦して将来像が明確に

早稲田塾に入学して良かったのは、塾生同士のメンタリングです。志望理由書への指摘は、良い意見を取り入れてブラッシュアップしていくことができました。また、塾生やスタッフ、いろいろな人たちと対話を積み重ねるので、コミュニケーション能力も養えたと思います。そして、奮闘する仲間たちの姿を見て大いに刺激を受けました。志望理由書を作成していくうちに、自分が本当にやりたいことを見つけることができました。将来像も明確になるので、総合型選抜に挑戦して本当に良かったです。

私の「成蹊高校 自慢」

多様性を尊重している学校です。個性豊かな生徒がたくさんおり、楽しく学校生活を過ごせるのが魅力だと思います。

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