吉祥寺校レポート
建物の「裏側」を探検してき!!
公開日:2025年10月19日
皆さんこんにちは!
吉祥寺校担任助手の吹山です(千葉工業大学創造工学部建築学科1年)
先日、大学の講義の一環として、普段利用しているキャンパス内の建築環境設備見学会に参加しました。
何気なく快適に使っている校舎の裏側で、どのように環境が維持されているのか、その仕組みを実際に「見て」「学ぶ」という、非常に興味深い体験でした。
私たちが日々の生活を送る空間は、電気、ガス、水道、空調といった「建築設備」によって目に見えない形で支えられています。
これまでは図面や写真でその仕組みを学んできましたが、実際に巨大な機械が稼働している音や、複雑に張り巡らされた配管のスケール感を目の当たりにすると、その迫力に圧倒されます。
例えば、キャンパスのインフラを支えるガスメーターやマンホールといった設備も、建物の全体にエネルギーや水を供給する重要な「起点」となっていることを知ると、普段通り過ぎてしまう風景も違って見えてきました。
今回の見学会で最も印象深かったのは、新習志野キャンパスならではの水処理設備です。
キャンパスが海に近い立地ゆえに、汲み上げる地下水には塩分が多く含まれるという課題があります。
そこで、公共の水道を引くだけでなく、大規模なろ過設備を駆使して、地下水をろ過し、安全な上水として利用しているのです。
ろ過塔や活性炭塔といった装置を通し、塩分や不純物を丁寧に取り除くプロセスは、地域の資源を活用するという、建築設備が環境と密接に関わる姿を実感させてくれました。
今回の見学会は、建築を学ぶ上で、デザインや構造といった「表側」だけでなく、それを機能させる「設備」という視点がいかに重要かを再認識する貴重な機会となりました。
早稲田塾のカリキュラムでも重視されるように、探究活動を深めるには、実際に現場に足を運ぶフィールドワークが非常に有効です。
今回の見学を通して、建物の裏側にある「なぜその設備が必要なのか」「その地域の課題をどう解決しているのか」という根源的な問いと向き合うことができました。
この貴重な経験を、これからの設計課題や研究に活かし、「建築設備」という視点から社会に貢献できる人財となるべく、さらなる探究活動に励んでいきたいと思います!
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