海外経験を活かし総合型選抜に挑戦!
夢は多文化共生社会の実現

第43期生

髙野 陽茉里さん(たかの ひまり)

通塾情報

出身校 吉祥寺校
出身高校 成蹊高校
部活 吹奏楽部
夢・目標 共生社会実現の支援

進学情報

受験方式 FIT入試(A方式)
大学 慶應義塾大学
学部 法学部

――[入学の〈きっかけ〉]2度の海外生活の経験を大学受験に活かしたい

父の仕事の関係で、小学校では約3年間ペルー、中学3年から高校1年はアメリカのニューヨークに住んでいました。大学受験では、そのときの経験や英語力を活かして総合型選抜に挑戦したいと考えていたんです。同じ成蹊高校で早稲田塾に通っている友人がおり、早稲田塾が総合型選抜に強いことは知っていました。帰国後にさっそく「夏期特別招待講習」を受け、そのまま入学したのが高2の9月でした。

――[大学・学部を選んだ〈理由〉]研究テーマにどのようなアプローチで取り組むか

早稲田塾入学当初の志望校は、早稲田大学国際教養学部でした。将来の目標が決まっていたからではありません。むしろ、目標が定まっていなかったので、リベラルアーツの環境で勉強すれば何か掴めるかもしれないという単純な理由です。ただ、海外生活で多様な国の人たちと生活を共にした経験から、研究テーマは「多文化共生」と決めていました。この学びを深めていくうえで、国際教養学部なら国際感覚や語学力を身につけ包括的に取り組めると思いました。

一方、同テーマを政治的観点からアプローチすることにも興味がありました。慶應義塾大学の法学部政治学科が目指しているのは、“ジェネラリストでありながら高い専門的要素”のある人材。また、第二外国語をインテンシブコース(レギュラーコースより多い授業回数で集中的に外国語を学習できる)で習得することもできます。やりたいことが集中的に学べるという印象を持ち、こちらも志望校となりました。

――[タメになった〈授業・カリキュラム〉]多くの人に支えられ提出書類を改善

「多文化共生」という研究テーマは決めていたものの、その先の目標が定まっていなかった私は、志望理由書の作成にひと苦労。そもそも日本語力もそこまでなかったため、「総合型・学校推薦型選抜特別指導」受講初期の頃に書いていた書類は、今見返すのも恥ずかしいくらいのデキです。けれど、早稲田塾には経験豊かなスタッフ・塾生がたくさんいます。塾生同士でのメンタリング(意見を交わし合う)、あるいは講師との面談など、多くの人に意見をもらいながら自分の書類を改善していけるのが早稲田塾の一番いいところだと思います。

私が多文化共生に興味をもったのは、30カ国以上の人たちと生活していたペルーではみんなとうまく交流できていたのに、アメリカの学校ではカフェテリアの机がエスパニック系・アジア系など分かれていて違和感を覚えたことが発端です。ペルーでは感じなかったマイノリティの生きづらさをアメリカで目の当たりにし、それを研究テーマにしたいと考えたのですが、こうした背景のストーリーも講座を受講していくうちに整理できました。

――[将来の〈夢〉] 多文化共生社会を支えていきたい

具体的な将来像はまだ見えていませんが、多文化共生社会の実現を支える仕事に就きたい。そのために大学では、中央政府と地方自治体の役割分担を中心に勉強するつもりです。現在も雇用に結びついて特定の地域に外国人が多数居住しており、地域ごとに問題解決のための施策が異なるため格差が生まれています。それが多文化共生社会を実現するうえでハードルになっていると思うので、解決法を模索したいですね。

私の「成蹊高校自慢」

帰国子女も一定数いますし、英語教育に力を入れています。私も友人と一緒に英語で話しながら帰宅したり、英語資格の点数を競ったり切磋琢磨しながらがんばりました。

私の「慶應義塾大学 法学部 現役合格アイテム」

お守り、パソコン

お守りは姉・母・部活動の後輩・早稲田塾からいただきました。実は、姉は同じ慶應法に通っている現役大学生。ご利益があったかもしれません(笑)。パソコンはアメリカに行く前に購入してもらったもの。現地で使っていたのはもちろん、早稲田塾でもオンライン講座や書類作成等、全部これでやったので受験期までフル稼働でした。

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