“スポーツ愛”で中央大学に合格!
楽しくスポーツできる環境づくりに貢献したい

第46期生

山崎 杏花(やまざききょうか)さん

通塾情報

出身校 吉祥寺校
出身高校 創価高校
部活 バスケットボール部
夢・目標 誰もが楽しく競い合い、平等にスポーツが楽しめる環境をつくる

進学情報

受験方式 学びのパスポートプログラム
大学 中央大学
学部 文学部

――【入学の〈きっかけ〉】アウトプット重視のカリキュラムが決め手になった

私は小4から高3までの9年間バスケットボール部に所属し、副部長や部長を務めた経験があります。また、学校行事の実行委員で活動した経験もあり、これらの経験を活かせると思い総合型選抜で受験することを決意しました。 早稲田塾のことは、母と一緒に、インターネットで総合型選抜の塾を探していたときに知りました。早稲田塾のWebサイトに、「部活動や課外活動と両立しながら大学受験を目指せる」旨の紹介があり、一度話を聞いてみたいと思って、体験授業を受講。 そこで驚いたのは、アウトプットの機会が多いこと。講師の先生や塾生の仲間とディスカッションを重ねながら、探究テーマを深めたり、提出書類をブラッシュアップしたりできる環境に魅力を感じ、高1の9月に入学しました。

――【大学・学部を選んだ〈理由〉】スポーツを“学問”として学べる環境に惹かれ、進学を決意

私の探究テーマは「スポーツの遊戯性と競技性における課題」と「総合型地域スポーツクラブのあり方について」です。 私はスポーツの定義を「他者と楽しく競い合いながら行う身体運動」だと考えています。しかし、スポーツの現状を見ると、プロスポーツは商業との結びつきが強く、「勝負で勝たなくてはならない」という“勝利至上主義”が強調されていると感じます。スポーツに本来備わっているべき「遊戯性」と「競技性」のバランスが崩れてしまっているのではないか?と疑問を抱き、それぞれがどのように発達して今に至るのか、探究を続けてきました。 また、「総合型地域スポーツクラブ」というのは、政府が生涯スポーツ社会の実現に向けて行っている政策の一つで、地域という身近な場所で気軽にスポーツに参加してもらう機会を提供するものです。総合型地域スポーツクラブでは「楽しむ」ことを重視しており、私が考えるスポーツの定義に近く、プロスポーツの現状とは相反していると考えています。同じスポーツでも、参加する人々や場面などによってさまざまな形がある。遊戯性と競技性のバランスのあり方についてもっと深めたいと考え、これらを探究テーマに決めました。 私が進学する中央大学文学部 学びのパスポートプログラムは、13の学問分野を横断して学ぶことができます。特にスポーツ文化系というコースでは、スポーツ文化を軸に文学や社会学的な視点から歴史を遡り、現状を分析しながら理解を深めていくことができます。スポーツを“学問”として学べる環境に惹かれ、「ここしかない!」と思って、進学を決めました。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】“クセ強”問題で鍛えられたさまざまな能力

最もタメになったと思う授業は、「総合型・学校推薦型選抜特別指導」です。この授業は、決まった答えがない“クセの強い問題”を出され、それに対する回答を5分間で記述し、発表するという内容です。個人で考える時間もあれば、グループのメンバー4人ぐらいと話し合いながら、1つの回答を作ることもあります。 「アルミホイルに表と裏はなく、キラキラした面とザラザラした面があるだけ。では、それぞれにそのような使い道があるか?」といった、日常からは想像もつかないような問いに最初は戸惑いもありましたが、個人で考える時間と、グループで議論して深める時間がバランスよく構成されており、思考力と表現力、そして柔軟な発想力を鍛えるのにとても役立ちました。 こうした力は、小論文や面接などの初見の課題に対応するために必要不可欠なので、「どんな問題・質問がきても答えられる自分」を育てるのに役立ちました。

――【早稲田塾で〈学んだこと〉】考え続けることで身についた自信

早稲田塾での学びを通じて、最も成長を実感しているのは「自分の主張を持ち、それを言語化して伝える力」が身についたことです。入学当初は、人前で意見を述べることに苦手意識があり、話し合いの中心に立つことも避けていました。しかし、毎回の授業でディスカッションを重ねて、「どうすれば自分の考えをうまく伝えられるか」を意識して取り組むうちに、言葉に自信が持てるようになりました。最終的には、面接の場でも堂々と自分の意見を話せるまでに成長。どんな議題に対しても自分なりの視点を持ち、自分の言葉で語れるようになったのは、間違いなく早稲田塾の環境のおかげです。

――【将来の〈夢〉】楽しく競い合い、平等にスポーツに取り組める環境をつくりたい!

私の将来の夢は、「楽しく競い合い、平等にスポーツに取り組める環境をつくる」ことです。そのために大学では、探究テーマを深めつつ、スポーツ文化が人々の暮らしとどう関わってきたか学びたい。また、これまでの探究は、論文や書籍などを中心に進めてきましたが、これからは総合型地域スポーツクラブの現場にも足を運び、実際のフィールドで学ぶ機会も大切にしたいと考えています。 ゆくゆくは、スポーツ庁や競技団体などに携わり、日本のスポーツが抱える課題と向き合いながら、「誰もが楽しく、そして公正に競い合える環境」を実現するための制度づくりや仕組みづくりに貢献していきたいです。

私の「創価高校 自慢」

私の通う高校は都心から少し離れた小平市にあるので、豊かな自然を感じながらのびのびと学べることが自慢です。天気がいい日には、富士山と朝日の共演を見られることもあります。

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