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青山学院大学
地球社会共生学部

青山学院大学 地球社会共生学部

Give yourself the best chance to get into your dream college.

提出書類により一次選考が行われ、小論文及び面接試験により合格者を決定する。大学入学共通テストは課されないが、出願条件として評定平均3.8以上と英検2級レベルの英語資格試験を取得していることや、優れた活動実績(英検準一級レベルの英語資格試験高得点者、海外留学経験、ボランティア活動、スポーツにおける優れた成績)が求められる。

募集人員は約31名。

※掲載内容は変更されている場合があります。必ず大学のホームページ、入試案内冊子などをご確認ください。

※2023年7月12日更新

地球社会共生学部 自己推薦入試

最新入試情報から合格のポイントまで
総合型・学校推薦型選抜の全てがわかる!

入試概要

1.主な出願資格

入試要項に記載されている自己アピールできる分野と、その分野ごとに設定されている英語資格の条件を満たしている者。自己アピールできる分野にはA.英語資格試験高得点者、B.海外留学経験者、C.ボランティア活動実績がある者、D.スポーツに優れた者、E.文化・芸術分野に優れた者、F.実用数学技能検定取得者、G.海外修学経験者の5つの分野に分かれている。A〜Fには高等学校の評定平均3.8以上も求められる。英語資格の条件をA.英語資格試験高得点者の例でいうと、英語検定準1級レベルが求められる。

 

2.出願時期

9月中旬

 

3.主な提出書類

志望理由書(1600字)、英語資格証明書

 

4.1次選考(書類審査)合格発表

10月下旬

 

5.2次選考時期

10月下旬

 

6.第2次選考内容

小論文(60分)、面接試験

 

7.2次合格発表

11月中旬

 

入試の特色

~地球規模の課題に向き合い、より良い地球社会の創出に貢献したい人に~

 

 青山学院大学の地球共生社会学部は、地球規模の課題に向き合い、地球市民としてより良い社会づくりに貢献する意欲のある人物の育成のために、2015年に設立された比較的新しい学部である。学部独自の留学制度を持ち、海外留学を通じた異文化社会での学習や生活という「体験知」を重視するカリキュラムが特色である。それゆえ、自己推薦入試でも「体験知」が重視されていると言える。

 それは出願資格にも表れている。高校の評定平均値3.8以上と英語資格基準(英検であれば2級以上)を満たしたうえで、A 英語資格試験高得点者(英検であれば準1級以上)、B 海外留学経験者(3か月以上、1年半未満の交換留学)、C ボランティア活動実績がある者(公的な資料により証明できる場合のみ)、D スポーツに優れた者、E 文化・芸術分野に優れた者、F 実用数学技能検定準1級以上取得者 のいずれかに該当する必要がある。

 選抜は2段階で行われる。まず1次選考は書類審査で、主な提出書類は1600字の志望動機・理由書である(他に出願資格証明に関する書類はあるが、指示通り作成すれば問題ない)。それを通過すると2次選考として小論文と面接試験が課される。

 アドミッションポリシーとして「グローバルな諸課題に対し、強い好奇心・関心を有し」「その問題を解決する方法を学びたいという探究心を有している」ことを求めており、差別や貧困・飢餓といった地球規模の課題に関心を抱いている人にとって、ぜひおすすめしたい入試である。

アイディア 合格のツボ

まず自己アピールとしてどの分野を選ぶのか考えなければならない。いずれか1つを選択せよと提示されているため、AとDといった合わせ技はできないのだ。4つの分野のうち、特に注意が必要なのはCとDである。どのようにボランティア活動の「実績」、スポーツにおいて「優れた」人物と評価されるのか、客観的な指標がないからだ。自己評価で出願できるが、だからこそ客観的な証明が求められると考えてほしい。ボランティア活動を団体に所属して行ってきた場合は、所属する団体の代表者に活動内容の証明書を発行してもらい、そこでどのような成果を残したのか記載してもらえないか、依頼してみるのも良い。スポーツの場合は大会での成績を賞状等で証明する必要がある。チームで得た成果をアピールする場合も、メンバーとして試合に出場したと証明できる書類を用意すべきである。

 志望動機・理由書は1600字と2024年度入学者選抜より増加した。「志望理由・入学後の学習計画・目標等」を記入しなければならないため、端的に内容をまとめる必要があると言えるだろう。特に見落としてはならないのは「入学後の学習計画」である。なぜこの学部学科で学びたいのか記すだけでなく、入学後の学びの計画、そして何を達成したいのかという点まで記述しなければならないのである。

 学習計画を述べるためには、学部学科の理解が不可欠である。「コラボレーション領域」「経済・ビジネス領域」「メディア・空間情報領域」「ソシオロジー領域」という社会科学4領域を複合的に学び、さらにカリキュラムの柱と位置付けられているアジアへの半期留学を通じ、地球規模の諸課題について学びたい意思を表明する必要があるのだ。

 アジアへの半期留学とあるが、基本的にはタイもしくはマレーシアの大学に2年次後期から半年間留学する。単に海外で学ぶと考えるのではなく、東南アジア地域に留学という形で訪れ学ぶ意義について意識し、志望理由・動機書を執筆するよう心がけるとよいだろう。そのためには東南アジアの政治や経済、その背景にある歴史や文化に対する知識が求められる。近現代史を中心に、東南アジアにまつわる学びを深めておきたい。それと同時に、地球規模の諸課題に関する興味関心を持つ学生を選抜する入試である以上、飢餓や貧困、差別や対立といった諸問題に対して、自主的に調べ学習しておく必要があるだろう。

 二次試験ではこの地球規模の諸課題に関する小論文が出題される傾向にある。2018年度は経済学者のアマルティア・センによる『飢餓と貧困』をもとに、飢餓の問題を解決する方法について問うている。2019年度も「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」の一部抜粋を本文として、世界が共同で取り組むべき課題や日本がすべきことについての意見を問うている。面接でも社会的問題について触れられるケースがあるので、日常的にSDGsを中心に、関連する諸問題への理解を深めておきたい。ただし小論文の試験時間は60分と短い。文章を書く訓練が必要なのは、言うまでもない。

 タイやマレーシアをはじめとする東南アジア地域を身近に感じているという人は少ないかもしれないが、実は多くの東南アジア出身の方が日本で生活をしている。過去に合格した先輩の中には、日本にあるマレーシア料理店を訪れた経験が学びのきっかけになったというケースもある。地球規模の諸課題もただテレビや新聞の報道の中だけの話と思わず、自らの経験を通じて学びのきっかけを得られると、より切実に大学で学びたい思いを伝えられるはずだ。問題に取り組みたいという強い思いこそ、合格を手にする第一歩になる。

 

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