「里山学」を学び、子どもが自然と共生できる街をつくる

第37期生

新井里菜(あらいりな)

通塾情報

出身校 川口校
出身高校 桜丘高校
部活 合唱
タイプ 部活動、生徒会など学校行事と両立
夢・目標 自然を身近に感じられる街づくりに携わること

進学情報

受験方式 自己推薦
大学 法政大学
学部 人間環境学部

──[早稲田塾入学の〈きっかけ〉]明るい雰囲気に惹かれて

私が早稲田塾に入ったのは高1の12月。家に届いた早稲田塾の広告を見て、「まるでカフェみたいにオシャレで、塾じゃないみたい」と興味を持ち、川口校へ行ってみました。普通の塾の面談では偏差値や模試の成績を元に「君ならこの大学を目指せるよ」といった話をするものなのですが、川口校の校舎長は私の良いところや私がやりたいことを丁寧に聞いてくれて、一緒にベストな進路を考えようとしてくれた。しかも、ロビーでは生徒同士が楽しそうに話をしていて「本当に雰囲気のいい塾なんだな」と確信。入学を決めました。 

──[タメになった〈授業・カリキュラム〉]楽しみながらAO対策ができた

早稲田塾で特に印象に残っている授業は「AO・推薦入試特別講座」総合クラス。川口校はできたばかりの新しい校舎ということもあり雰囲気がアットホームで、生徒や講師と一緒に楽しく学ぶことができた。中でも高2のときに参加した「シアターラーニングワークショップ」は、ミュージカル俳優の方がトレーナーで、「人に何かを伝えるとき、どんな風にすれば効果的か」ということをゲーム形式で学ぶことができ、印象のよいプレゼンのやり方を実践的に身につけられました。「論文作法(さっぽう)」も印象に残っています。こちらもただ論文を書くのではなく、4人一組でディスカッションをしながら論文をブラッシュアップしていく内容。ディスカッションの楽しさを知ることができました。 

──[刺激的だった〈プログラム〉]グローバルな知識も、環境問題も塾で学んだ

高2のときに受けた「スーパークロスカルチュラルプログラム」は、立命館アジア太平洋大学(APU)と連携し、様々な国籍の留学生と共に、現代の国際社会が直面する様々な課題について意見を交わし、プレゼンテーションを行うという内容です。3日間という短い期間でしたが、英語力や国際的な視野が身についたし、外国人の友だちもたくさんできました。さらに、高校生英語プレゼンテーション大会に参加したことも英語力アップに役立ちました。そして私の進路にも大きな影響を与えたのが「オーデュボンプログラム」。環境省の農業専門家を講師として招き、環境問題についてディスカッションやフィールドワークをするという内容でした。常陸太田市にある田んぼでコメ作りを体験するなどいろんな経験が積めたのですが、このとき知ったのが常陸太田市には身近に「里山」(人間が管理している自然環境)があり、風力発電を利用するなど自然と人間の共存がうまくできていること。こうした環境をもっと日本に増やしていきたいということが、将来の目標となりました。 

──[私の〈ハイスクールライフ〉]キャンパスナビゲータとしてコミュニケーション力を磨く

高校時代は「キャンパスナビゲータ」を3年間続けました。私の高校では、高校生だけで学校説明会を開くという取り組みがあり、その運営を担当するのがキャンパスナビゲータの役目です。たくさんの保護者を前に、演壇に立って司会をしたり質問に答えたりするので、緊張感はかなりのもの。失敗したこともたくさんあるけれど、おかげで目上の方々と話すことに慣れることができたし、マナーも身についたと思います。もう一つ高校生活の中で印象に残っているのは、オーストラリアとシンガポールへの語学体験旅行。オーストラリアでは現地の家庭にホームステイさせてもらい、英語でのコミュニケーションの難しさを知ると同時に、日本と外国の文化の違いを肌で知ることができた。シンガポールでは現地の水不足問題に日本の下水浄化技術が役立っていることや、さまざまな宗教・民族が混在しているグローバルな環境を学ぶことができ、勉強になりました。 

──[将来の〈夢〉]「子どもたちが自然と触れあえる場所」を増やしたい

私が法政大学人間環境学部を選んだ理由は、「里山学」が学べる数少ない大学だから。里山とは人間の手で干渉することで生態系が維持される自然環境のことで、日本各地に散在しています。現代の日本では暮らしの中で「自然」を感じる機会は少なくなっていますが、私は里山学を学ぶことで、地方に里山をつくるだけではなく、都市部でも自然を感じることができる環境をつくりたいと考えています。こういう考え方をするキッカケとなったのは、私自身子供のころ里山の近くで暮らしていたこと。日本の豊かな自然に触れながら生活するのは、とても素敵なことだと思いました。特に私が作りたいのは、「子どもたちが自然と触れあえる場所」。こうした活動を通して、自然環境の保護に貢献したいです。

私の「桜丘高校自慢」

学校説明会を高校生が行う「キャンパスナビゲータ」は桜丘高校が初めて行ったもの。高校生の自主性を重んじる素敵な校風だと思います。外国人の先生が多く、異文化交流がしやすいところも魅力です。

私の「法政大学 人間環境学部 現役合格アイテム」

お守り、早稲田塾のプログラムの準備資料、AO講座でもらったお札、これまでに書いた論文、合格米

お守り、早稲田塾のプログラムの準備資料、AO講座でもらったお札、これまでに書いた論文、合格米

お守りと「法政キューピー」は合格祈願のため受験会場でも握りしめていたもの。早稲田塾のプログラムに参加したときの準備資料は、見返すたびに「これだけ頑張ったんだ」と自信になった。「AO講座」でもらった「突破短冊」も会場に持参。これまで書いた全部の論文も入試会場に持って行き直前まで見ていました。そして自分も栽培に携わった「合格米」はお弁当にして当日食べました。

私の「桜丘高校自慢」

学校説明会を高校生が行う「キャンパスナビゲータ」は桜丘高校が初めて行ったもの。高校生の自主性を重んじる素敵な校風だと思います。外国人の先生が多く、異文化交流がしやすいところも魅力です。

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お守り、早稲田塾のプログラムの準備資料、AO講座でもらったお札、これまでに書いた論文、合格米

お守りと「法政キューピー」は合格祈願のため受験会場でも握りしめていたもの。早稲田塾のプログラムに参加したときの準備資料は、見返すたびに「これだけ頑張ったんだ」と自信になった。「AO講座」でもらった「突破短冊」も会場に持参。これまで書いた全部の論文も入試会場に持って行き直前まで見ていました。そして自分も栽培に携わった「合格米」はお弁当にして当日食べました。

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