人として成長して、東工大の合格を掴んだ!

第37期生

佐藤碧生(さとうたまき)

通塾情報

出身校 秋葉原校
出身高校 早稲田高校
部活 陸上
タイプ 部活動、生徒会など学校行事と両立
夢・目標 無機材料工学を究める

進学情報

受験方式 一般入試
大学 東京工業大学
学部 第2類

──[大学・学部を選んだ〈理由〉]世界トップクラスの環境に憧れ

受験のために塾をどこにしようかと考えていた高1の終わり頃、たまたま家に届いていた早稲田塾のパンフレットを見て体験入学へ。「英語特訓道場」を受講し、授業内容もさることながら、集中力を維持するための独特な作法や、規律に新鮮さを感じて入学を決意しました。 
僕は親のすすめで無機材料工学に興味を持つようになったのですが、調べたところそれを学べるのが東京工業大学しかなく、自ずと第一志望は東工大に。東工大の無機材料工学科は世界でもトップクラスの専門性で、優秀なスタッフを揃え、最先端技術を駆使して研究をおこなっているといいます。そんな環境で、僕も何か新しい世界が拓けるような開発に携わってみたいと夢みるようになりました。

──[タメになった〈授業・カリキュラム〉]「最先端科学プログラム」で決意が固まる

高2の夏から受講をスタートしたのが「最先端科学プログラム」です。これは、サイエンス誌『nature』の論文を題材とした生物系の講義が中心なので、スタッフにすすめられたときは、僕が目指す方向性とはちょっと違うと思ったのですが、結果的には受講して大正解。たとえばNASAの研究者の講義では火星環境でも耐えられるプラントの話を聞き、材料工学の奥深さを再認識した貴重な時間でした。また、論文はすべて英語で書かれていて、プレゼン発表なども英語でおこなわれたので自然に英語力が向上。おかげで英語に対する抵抗感がなくなり、“超長文”と呼ばれる東工大特有の難解な長文も、気が付いたら斜め読みで内容が把握できるまでになっていてびっくり。改めて無機材料工学を本気で目指そうという決意も固まり、プログラムを通して様々なことを得ることができました。

──[オリジナルの〈勉強法〉]とにかく基礎固めが一番

勉強はとにかく基礎固め、というのが僕の考え方。たとえば物理であれば、まずは公式の考え方をじっくり参考書で理解してから問題集に取り掛かる。難しい問題にいきなり挑戦する必要はなくて、“第一志望の大学に合格するためにこの問題は必須”というものを落とさないようにすることが、受験では一番大切だと思うのです。僕自身も、模試の結果で落ち込むこともありましたが、慌てずにそのやり方を実践して苦手な物理を克服。今年の東工大の物理試験はものすごく難しいと話題になっていたのですが、無事合格することができました。

──[早稲田塾で〈学んだこと〉]様々な人との出会いで視野が拡がる

早稲田塾で自分が成長したなと思う点は、多角的な視野を持てたことです。僕が受講したプログラムもそうですが、人は様々な意見を持っているものだと改めて感じました。難しい論文も、自分一人では不安だけど仲間と議論し合うからこそ理解が深まる。ディスカッション能力もずいぶん磨かれたと思います。また、早稲田塾には留学経験のある人やスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に通っている人など、自分が考えもしなかった経験を積んでいる人がたくさんいて、話をするだけで世の中の見識を深められた気がします。僕は今まで受験のことしか考えておらず、教科書に書いてあることはわかるけれど、たとえばそれを応用する術はまったく見てこなかった。その応用方法が早稲田塾の仲間と接する上で何となく掴めたし、頭でっかちだった自分から一皮むけたと実感しています。

──[将来の〈夢〉]画期的な開発で特許を取得したい

無事に東工大に合格したので、最先端の技術で無機材料工学を究めたい。東工大の先輩方には、大学在学中にすぐにでも世の中で使えそうなモノを開発したり、特許を取得している方や、それを卒論で発表する方もいて、ハイレベルな環境に身を置けることは刺激になります。ひとまずは好きなことに没頭し、ゆくゆくは僕も周囲を唸らせるような開発で特許を取得したいと思います。好きなことをやって生きていければ最高ですね。

私の「早稲田高校自慢」

受験思考が強い学校なので、高3になると自然に周囲の会話は受験一色に。ただ、自由な校風で先生方も良い意味で放任主義。束縛されないので勉強はしやすい環境だと思います。

私の「東京工業大学 第2類 現役合格アイテム」

『化学の新研究』『速読英単語 必修編』(参考書2冊)

写真はありませんが、『化学の新研究』は僕が高3になってからずっと使ってきた参考書。理論的な解説がわかりやすかったです。あと、『速読英単語 必修編』は、センター試験や、あまり英語の試験が難しくないとされる大学であればほとんどこれでカバーできるのではないでしょうか。大学のレベルにもよると思いますが、個人的にはものすごくおすすめです。

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