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四谷校レポート

大学紹介 ‐国際基督教大学編‐


こんにちは、早稲田塾四谷校担任助手、現在国際基督教大学2年の高橋慧(たかはしけい)です。この記事では、私が在学している国際基督教大学(ICU)について紹介します。

1.都心からも最寄駅からも遠いキャンパス 

国際基督教大学のキャンパスは新宿駅から中央線で東京を左に突っ切ると見えてくる三鷹駅、武蔵境駅から、さらにバスに15分ほどゆられると見えてくる森の中にあります。キャンパスの広さは63万平方メートル、東京ドーム13個分もの広さがあるそうです。そのためキャンパスの入り口から施設があるエリアまでの距離も長いのですが、親切なことに「国際基督教大学」というバス停が施設付近に設置されており、ICU生はいつもバスの運転手さんに「ありがとうございます」を感謝を告げてからバスを降車します。

キャンパス内の施設は質素です。図書館があり、学生食堂があり、部室棟があり、新築の体育館やジム、フィールドがあり、2棟の教室棟があり、7棟の寮があり、礼拝堂があります。これだけ聞くと意外と建物があるじゃない、と思われるかもしれませんが、キャンパスに入り周りを見渡すと建物よりも豊かな自然にに囲まれていることに意識がいきます。1,2年次にはアクセスの悪さや都心への羨望から不満を言っていたICU生も、電車やバスや自転車を乗り継いでキャンパスに来るたびに、自分が「象牙の塔」に匿われていることを自覚するようになるのです。

2.勉強をする

次にICU生のライフスタイルについて話します。部活やサークル、インターンシップやボランティア、寮生活やユーチューバー活動等様々なICU生が いますが、彼らは一貫して大学の授業を軽んじません。もちろん学問を最優先しない学生もいますが、ほとんどのICU生が「できるだけ授業に出席しないで」成績をとる方法の模索ではなく、「できるだけ授業に出席する」ために労力をかけます。必ずしも多くのICU生が学問的関心に基づいたライフスタイルを送っているわけではありませんが、本を読んだり課題をこなす時間の確保はICU生の文化といえるでしょう。

他方、ICUの学問との隣接性を存分に活用する極めて学問的好奇心が高い学生が多いことも事実です。彼らは教授の家に招待され、日本語・英語以外の第3言語を学び、図書館に入り浸り、一学期間に取得可能な単位数を超えた単位の取得の申請を行います。約20%という、ICUの高い大学院進学 率は彼らによって裏打ちされています。

3.休学の文化

休学という選択肢に対する異常なほどの積極性もまた、ICU生の文化といえるでしょう。自分探しをする、バックパッカーとしてアジアを回る、ブー ランドを立ち上げる、就職浪人をする、海外留学をする等、人によって理由は様々ですが、彼らは卒業時期を遅らせて自分のために時間を使うこー とに躊躇しません。何人かのOBから個人的に聞いた話によると、終身雇用が脱構築され始める前からICU生は就職後に平気で転職することが多いそうです。その背景には、メジャー選択が入学後にあることによって文理を問わずに様々な学問に触れることで、「自分にはこの学問しかできない」ではなく、「じぶんにはこれやこれができる」というICU生の思考形式が構築されることが一因にあると言われることもあります。入学後のメジャー選択というカリキュラムはICU生のライフスタイルにも影響を与えています。

これが僕の知っている国際基督教大学です。他にも寮生の文化や意外と盛んな部活動の文化等、知らない国際基督教大学があるはずなので、自分でも調べてみてください(生の声を聞くことをおすすめします)。

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    投稿者:高橋慧

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