東北大学
文学部
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提出書類、筆記試験、面接試験を行い合格者を決定する。AOⅡ期では大学入学共通テストを課さないが、出願条件として学習成績概評がA段階である必要がある。1次選考で課される筆記試験の成績は、2次選考の面接の結果と総合され、評価に使われる。
※掲載内容は変更されている場合があります。必ず大学のホームページ、入試案内冊子などをご確認ください。
2022年7月25日更新
- 文学部 AO入試Ⅱ期
- 文学部 AO入試Ⅲ期
入試方式
文学部 AO入試Ⅱ期
- 合格のツボ
- 入試の特徴と出願資格
- 入試概要
- 入試の特色
目次
合格のツボ
【提出書類】
主たる提出書類は活動報告書と志願理由書。活動報告書のほうは「部活動、作文・感想文その他の各種コンテストやコンクール、研究発表、懸賞論文、競技会、資格(英検・TOEFL等の外国語試験を含む。英語以外も可)の取得など、現在までにあなたが達成した主な活動実績を3件選択し、あなたにとって重要度の高いものから順に記載してください」というもの。活動成果の「名称」「活動の時期」「概要の説明及び自己評価」を順に記入していく文字通りの「報告書」である。もう一方の志願理由書は、A4用紙1枚(所定用紙)で「志願学部を志願する理由について、勉学したい学問分野、希望する進路、これまで熱中したことなどを関連させて記述してください」という題意に応えていく。第1次選考で点数化され、第2次選考の面接試験の際にも用いられるので、そのつもりで執筆すること。出願基準のひとつには「学問・研究に対する熱意と独創性、および、文学部で学ぶ積極的な意思を持つこと」とあるが、その基準を満たしていることがこの志願理由書によって証明されなければならない。これら出願書類に100点、後述する筆記試験(小論文)に400点が配点され、計500点満点で評価されるのが第1次選考だが、面接200点を加えた600点満点の第2次選考にもその点数が引き継がれるため、くれぐれも軽視しないようにしたい。
【二次試験】
第2次選考は試験官3名に対して受験生1名の形式の面接試験だが、その前に出願書類と筆記試験(小論文)からなる第1次選考がある。前述したようにこの筆記試験(小論文)には400点という点数が配点されており、第2次選考にもその点数が引き継がれることを考えれば、この筆記試験(小論文)こそが東北大学文学部AOII期の最大のヤマ場となる。「出願基準」のひとつに「文学部におけるすべての学問・研究の基礎となる、文章に対する読解力(読む力)と表現力(書く力と話す力)の面で、卓越した能力を持つこと」とあるように、志願者はこの第1次選考で何よりも卓越した読解力と卓越した表現力を試される。筆記試験(小論文)の形式はこの数年間変わらず、単行本20ページ程度の量の文章を読んだうえで、①600字以上800字以下で「著者の考え」を設問に従って答え、②1400字以上1600字以下で「あなたの見解」を設問に従って答える、というものである。制限時間は3時間。
この第1次選考を通過した後、面接試験の第2次選考が行われる。活動報告書と志願理由書の内容をもとにした、15分から30分の質疑応答である。面接官の先生方は、合格先輩たちが口を揃えて言うところによれば、「とても優しかった」「びっくりするくらい優しかった」という。また3名の面接官が志願者の研究計画の内容の専門性を問うようなことはない。聞かれるのはいつも「なぜ東北大学に?」「なぜこのテーマを?」「どのような将来を?」「合格したら必ず入学する?」といった質問である。
入試の特徴と出願資格
大学入学共通テストを課さない。ただし、合格した場合は入学を確約できることと、調査書の学習成績概評がA段階(評定平均4.3以上)に属する者という条件がある。
全ての志願者を対象に出願書類と筆記試験による第1次選考を行い、第1次選考合格者を対象に面接試験による第2次選考を行う。第2次選考の結果は、第1次選考の筆記試験の成績と合計され、評価に使われる。
入試概要
1.出願期間
10月中旬
2.1次選考内容
書類審査・筆記試験
3.1次選考時期
11月上旬
4.提出書類
入学志願書、志願理由書、活動報告書、調査書、志願者評価書等
5.1次選考合格発表
11月中旬
6.2次選考時期
11月下旬
7.2次選考内容
面接試験
8.2次選考合格発表
11月下旬
入試の特色
【アドミッションポリシー】
東北大学文学部AO入試(総合型選抜)II期は、いわゆる「大学入学共通テスト」を課さないAO入試(総合型選抜)である。文学部のアドミッションポリシーによれば、「文学部での勉学に対する意欲と適性を備え,その個性によって文学部学生の多様化と活性化に寄与し,将来的にも顕著な活躍が期待できる人」を選抜する入試である。筆記試験で「文章の読解力(読む力)と表現力(書く力)」「問題の発見・分析能力と総合的な思考力」が測られ、出願書類と面接試験で「主体的な学習意欲と協調性,学問に対する好奇心,さらには豊かな人間性とコミュニケーション能力」が評価される。このアドミッションポリシーは「一般入試と同等以上の水準の学力」を求めるとも明記しており、そこには、一定以上の学力と平均以上のリテラシーを備え、知的好奇心とコミュニケーション能力が豊かな、しかも文学部の多様性を構成するユニークな学生像が浮かび上がってくる。過去の面接試験のなかで、将来像を明確に説明するよう求められたケースがあったのも「将来的に顕著な活躍が期待できる人」かどうかを見極めるためだと思われる。特に、文章の読解力、読解力を支える思考力、さらに思考した内容を文章化する表現力が厳しく問われるのは、文学部である以上当然である。
【難易度】
出願要件に「調査書の学習成績概評がA段階に属する者」とあり、評定平均は4.3以上であることが求められる。これは出願基準に明記される「本学の教育目標を高い水準で達成できる十分な学力を有する」という基準とも一致する。出願要件や出願基準に一定水準以上の語学資格が定められていないのは意外だが、「出願書類については、高等学校の教科成績のほか、学校内外の様々な学習成果や活動実績、資格(英語やその他の外国語に関する資格・検定試験等)などを評価」するとあるように、提出できる語学資格やスコアは当然提出すべきである。平均以上の基礎学力を備え、少なくとも日本実用英語技能検定2級以上の語学資格を有していれば誰でも出願可能な入試である以上、出願自体のハードルは評定平均を除いて必ずしも高くはない。また20名以上という募集人員は国立大学のAO入試のなかではかなり大規模な募集と言ってよく、そのせいか、出願者の数は、2018年度66名だったものが2021年度には98名と大幅に増加している。小論文による第1次選考の通過者は40名程度、面接試験を経た最終合格者は30名未満と変わらず、人気が上がるとともに難化が著しくなりつつある入試である。
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文学部 AO入試Ⅲ期
- 合格のツボ
- 入試の特徴と出願資格
- 入試概要
- 入試の特色
目次
合格のツボ
出願は大学共通テスト後となる。焦らないように提出書類等の準備を早目に行っておくのが合格を引き寄せる鍵となるだろう。配点は大学共通テストの指定科目の合計が900点、提出書類が100点、面接試験が200点の計1200点満点で判定される。この配点を見ても分かる通り、学力が合否を分けると言っても過言ではない。
ただし、提出書類や面接試験をおろそかにしてはならない。提出書類と面接試験の合計で300点という、大学共通テストのどの科目よりも高い点が割り振られているため、苦手科目を挽回できる可能性があると考えるべきである。だからこそ、早期の準備が鍵を握る。大学共通テストの結果を踏まえて出願するか考える人もいるだろうが、そこから準備を始めるのでは手遅れになる。「グローバル化した現代社会が直面する様々な課題の解決に主体的に取り組もうとする意思を持つ人」を求める入試だからこそ、現代世界がいかなる状況にあるのか、また「知性と行動力をもった人材」になるために文学部で何をどう学ぶのか、よく考えておきたい。
受験生が用意する主な提出書類は志願理由書と活動報告書・自己評価書。志願理由書はA4の所定用紙1枚に「志願学部を志願する理由について,勉学したい学問分野,希望する進路,これまで熱中したことなどと関連させて記述」する。そして活動報告書・自己評価書は「高校時代(あるいはそれ以降)の学業や課外活動・校外活動について,やり遂げたとあなたが自信を持って言えること」を記述するもので、こちらもA4の所定用紙1枚となる。この書類に書いた活動の成果等を証明する書類は不要だが、英語の資格・検定試験の成績証明書等は別途提出できる。提出書類が点数化され、さらに面接の材料にもなるため、抜かりなく準備を進めておきたい。
入試の特徴と出願資格
大学入学共通テストを課す。合格した場合は入学を確約できることと、大学入学共通テストにおいて、指定する教科・科目を受験した者であればだれでも受験できる。
出願書類の内容,大学入学共通テストの成績及び面接試験の結果を総合して選考を行う。
入試概要
1.出願期間
1月中旬
2.1次選考内容
大学入学共通テストの成績、書類審査
3.提出書類
入学志願書、志願理由書、志願者評価書等
4.1次選考合格発表
2月上旬
5.2次選考時期
2月上旬
6.2次選考内容
面接試験
7.2次選考合格発表
2月中旬
入試の特色
【アドミッションポリシー】
東北大学文学部AO入試(総合型選抜)Ⅲ期は、いわゆる「大学入学共通テスト」を課すAO入試(総合型選抜)である。文学部のアドミッションポリシーによれば、「文学部での勉学に対する意欲と適性を備え,その個性によって文学部学生の多様化と活性化に寄与し,将来的にも顕著な活躍が期待できる人」を選抜する入試である。「大学入学共通テストにおいて,指定する教科・科目を受験」した者であれば誰でも出願は可能だ。高等学校などの成績を必要としないため、誰にでも合格のチャンスがある入試と言えよう。
まず「基礎学力」が大学入学共通テストによって確認され、「本学の教育目標を高い水準で達成できる十分な学力」を有するか、判定される。そして「文学部の学問・研究に対する熱意や問題関心,独創性や積極性,及び文学部で学ぶ積極的な意志」が提出書類と面接試験で判定される。「志願者数が募集人員を大幅に上回る場合には,大学入学共通テストの成績により第1次選考を行う」と要項に明記されており、学力が重視されているのは言うまでもない。面接では「自分の考えを口頭で的確に表現できるかどうか」が評価される。文学部である以上、文章の読解力、その読解力を支える思考力、そして考えを伝える表現力などが問われるのは当然である。
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