
好きなことを究めてAO受験に活かし、念願のSFC現役合格
荒濱 慶多くん(あらはま けいた)
通塾情報
出身校 | 津田沼校 |
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出身高校 | 成田高校 |
部活 | 柔道部 |
タイプ | AO・推薦入試対策が目的 |
夢・目標 | 地域コミュニティづくりに貢献 |
進学情報
受験方式 | 総合型選抜(AO入試) |
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大学 | 慶應義塾大学 |
学部 | 総合政策学部 |
――[早稲田塾入学の〈きっかけ〉]AO入試に興味があり、先輩を介して
取り立てて目立つ実績がなく、アピールできることと言えば中学から続けている柔道部の活動くらい。それでもその経験を受験に活かすことができればと、AO入試に強い早稲田塾に電話してみました。すると、なんと同じ高校の先輩が大学生の担任助手として働いていたんです。その方に面談などを取り計らっていただき、 高2の2月に通い始めました。
父の友人に慶應義塾大学SFC卒業生が多く、話を聞いておもしろい大学だなと思っていました。ただ早稲田塾への入学が高3の直前と遅かったので、準備が間に合うか少し不安も。でも、その担任助手の先輩も僕と同時期に早稲田塾に入り、SFCに現役合格していました。とても良いモデルケースが身近にいて、勇気が湧きました。
――[タメになった〈授業・カリキュラム〉]“好きなこと”を再確認し、研究テーマに結び付けた
以前から独居老人や孤独死のリスクに関心がありました。理由は自分の曽祖父の存在です。曽祖母が亡くなって孤独感が増したのか、いつも「寂しい」と言っており、月に一度は電話をかけるように。世の中が高齢化社会を迎え、たびたび高齢者の孤独死のニュースを見かけるようになり、問題を解決したいと考えていました。
いっぽう曽祖母の葬式に参列したとき、はじめてお経を聞いてから仏教に興味を持ちました。以降、国内はもちろん台湾やタイなど海外も含めて有名な寺院をめぐり、これまで参拝してきたのは100以上。 この、もともと何も関連がなかった2つの事柄を結び付けてくれたのが「SDGs探究学習プログラム」です。正解のない問題に対してグループで回答を出し合っているとき、自分の口から自然に“寺”“仏像”といった言葉が出てきて、やっぱり自分は寺院が好きなのだな、と再確認。昔から檀家組織は地域コミュニティが基盤だったことにも思い当たり、そこから「寺を使った地域コミュニティの再興」という研究テーマに結び付いたんです。それまで高齢者の孤独の問題をどう解決していくべきか考えあぐねていましたが、「SDGs探究学習プログラム」を通して光が見えました。
――[私を支えてくれた〈スタッフ〉]的確なアドバイスで印象に残るAO書類が完成
最初、研究テーマは地方創生という大きな括りで考えていました。しかし、すでに地方では様々な取り組みが行われており、今一つ自分でやる意義が見当たらない。そこで「AO・推薦入試特別指導」の講師に相談したところ、寺に絞り、寺をどう活用すべきかを考えたほうがいいとアドバイスが。さっそく住職に取材してみたら、今でも檀家以外のつながりはできにくいなど課題がはっきり見えたので、コミュニティを強化するための手法を考えるという、自分が大学で何を学ぶべきかヒントも得ることができました。
また、単に寺や仏教の報告書のようだった僕のAO書類に対し、もっと研究性を究めたほうがいいという、僕にとっては難題なアドバイスもいただきました。試行錯誤を繰り返し、お経の読み方や木魚をたたくタイミングなどコアな内容を加えてブラッシュアップ。研究テーマを深めることができ、大学側にも印象に残る志望理由書が完成したと思います。
――[大学・学部を選んだ〈理由〉]専門教授から仕組みづくりを学びたい
SFCには地域づくりにおいて効果的なプラットフォーム設計を専門に研究されている教授がいます。また、人間同士のコミュニケーションや、その仕組みづくりを研究されている教授などもいらっしゃるので、そうした方々の授業を通して学びを得たいと考えています。
将来は住職、というよりはNPOを立ち上げるなどして、宗派関係なくいろいろな寺にアドバイスできる立ち位置から地域コミュニティを支えていきたいですね。独居老人だけでなく、引きこもりや、社会生活に不安を感じている人まで幅広く携わりたいです。
――[後輩に〈ひと言〉]好きなことを究めて輝ける早稲田塾
早稲田塾は、ただ勉強するだけの一般塾とちがって自分の興味を伸ばしてくれるところだと思います。僕が寺やお経に興味があると言うと、学校では妙な顔をされることが多いです。でも早稲田塾は多彩な知識や経験を持つ人が輝くので、僕としては居心地がよかった。好きなことを受験に活かしたいと考えている人にはうってつけの空間ではないでしょうか。