高校生活で一番楽しかったAO入試。
芸術を通じて男女共同参画社会の実現を目指す

第44期生

藤澤咲希(ふじさわさき)さん

通塾情報

出身校 池袋校
出身高校キャメロットインターナショナルスクール
明蓬館高校
部活 ゴルフ部・K-POPダンス部
夢・目標 芸術を通じた男女共同参画の実現

進学情報

受験方式 AO入試
大学 早稲田大学
学部 国際教養学部

――[早稲田塾入学の〈きっかけ〉]両親の勧めで総合型選抜に挑戦!

私が早稲田塾に入ったのは、高2の5月ごろです。姉が総合型選抜で進学した際に両親が早稲田塾のことを知ったようで、私に勧めてくれました。

私は3歳から5歳までカナダで過ごし、帰国後はフランス語の学校に2年通った後、小中はインターナショナルスクールに入りました。高校からは、日本の大学の受験資格を得るために通信制のサポート校とダブルスクールで学んでいました。

――[タメになった〈授業・カリキュラム〉]日本語力が向上し人間的に成長できた

早稲田塾で、まず受講したのが「総合型・学校推薦型選抜特別指導」です。それまでは日本語で人前で話したり、ディスカッションをした経験がほとんど無かったので、すごく難しかった。日本語の語彙も少なかったので、自分の思いを適切な言葉で伝えられないこともありました。同年代の生徒は、言いたいことをしっかりと表現している。その姿を見るのが悔しくて、日本語のニュースを読み、意識して日本語で考えるようにして、日本語力を高めるために頑張りました。その甲斐あってか、半年後にはディスカッションのまとめ役ができるほどに成長。言葉だけでなく、人の話を聞いたりまとめたりする力がつき、人間的にも一歩成長した気がします。

高2の夏からは、早稲田大学国際教養学部の対策授業である「早稲田大学(国際教養学部)AO入試〈Critical Writing〉」を受講しました。選択問題や文法、エッセイの書き方まで一通り学ぶ授業です。私はそれまで、文法は感覚でやっている部分が大きかったのですが、文法的根拠を探す必然性について学びました。この授業では、エッセイなどの記述だけでなく、文法についても生徒同士でディスカッションをします。エッセイでは、他の生徒の書いたものを読んで良いところを吸収することで、自分も上達。自分にはないユニークな意見に触れ、新しい発見がありました。

――[早稲田塾で〈学んだこと〉]他者を知ることで、自分への客観性が身についた

生徒同士で志望理由書を読み合う「メンタリング」は、最初のうちは指摘する点を見つけることが難しかったですね。でも慣れるにつれ、どこがポイントなのかがわかるように。私は日本語が下手なので、ときどき相手に失礼な言い方をしてしまうこともありましたが、みんなそれぞれ耳を傾けてくれました。そうして、相手に具体的な指摘ができるようになったとたん、自分の書類も客観的に分析できるようになった。これは、大きな進歩でした。

――[刺激的だった〈未来発見プログラム〉]対話・交渉の重要性を再認識した

未来発見プログラムは、「スーパーブロードキャスタープログラム」「ドラッカーブログラム」「ネゴシエーション アンド リーダーシップ プログラム」の3つに参加しました。中でも印象に残っているのが「ネゴシエーション アンド リーダーシップ プログラム」です。日常から対話することが大切、という講師の言葉通り、敵を作るためではなく理解するための対話について考え、学ぶことができました。オンラインで毎週違う人と交渉をするのは貴重な機会だったし、ここで身についた交渉力はその後の日常生活にも大いに活きると思います。

――[私を支えてくれた〈スタッフ〉]「一人じゃない」と心強く思えた

大学生の担任助手やスタッフから、時事問題の捉え方や過去問の解き直しについてなど、具体的なアドバイスを色々いただきました。担任助手による「ザ・リアル」というイベント授業では、早稲田大学国際教養学部に通う担任助手たちから、この学部を選んだ理由や実際に通った感想などを伺い、すごく参考になりました。

高3の夏、落ち込みがちだったときは、スタッフが「わからないことがあったら、いつでも塾があるよ」と言ってくれて、とても心強かった。「私一人で受験をしているんじゃないんだ」と思えました。

私は高校生活の中で、AO入試の準備をしているときが一番楽しかった!自分が一番やりたいことを発見するという貴重な機会が与えられ、それを支えてくれた早稲田塾に感謝しています。

――[将来の〈夢〉]芸術を通して男女が平等に生きられる社会を作りたい

ルッキズムに対して漠然とした興味があり、そこからジェンダー問題に関心が移りました。日本のジェンダーギャップ指数が高い理由や、どうしたらジェンダーギャップを埋められるのかを考えた結果、「芸術を通じて男女共同参画を実現する」というテーマに行き着きました。そのために、まずは広くリベラルアーツを学び、芸術の本質を理解したい。そこで選んだ進学先が、早稲田大学国際教養学部です。芸術によるアプローチは、言語の壁を超える。芸術を通して多くの人に影響を与えたい。そのための方法を、大学で模索したいと思います。

 さらにくわしく≫ 現役合格物語インタビュー

私の「キャメロットインターナショナルスクール 明蓬館高校 自慢」

キャメロットインターナショナルスクールは、選択科目の幅が広く、私は心理学と社会学、それにランゲージアートを取っていました。授業があるときだけ登校すればいいので、まるで大学みたいです。小規模な学校なので先生との距離が近く、日常的な悩み事でも気軽に相談できました。 明蓬館高校は、私の入試のために志望理由書について毎週のように話し合ってくれたり、面接の練習やメンタル面でのケアもしてくれたりしました。 どちらの高校も私の受験を全力でサポートしてくれて、感謝しかありません。

私の「早稲田大学 国際教養学部 現役合格アイテム」

お守り

早稲田塾の出陣式でいただいたもの。出かけるときは必ず持ち歩いていました。念願が叶ったので、近いうちに太宰府に返納しに行くつもりです。

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