上智で学び、アジア地域の貧困・紛争問題に取り組みたい

第37期生

五箇菜帆(ごかなお)

通塾情報

出身校 池袋校
出身高校 星美学園高校
タイプ 留学経験を活かす
夢・目標 貧困・紛争問題を抱えるアジア地域への支援活動

進学情報

受験方式 その他
大学 上智大学
学部 総合グローバル学部

──[大学・学部を選んだ〈理由〉]国際問題に興味を持ち、上智大学への進学を希望

憧れていた叔母が上智大学出身だったので、子どものころから何となく上智に行きたいという思いがあった私。本格的に志望大学として上智大学を選択したのは高校1年生のときでした。研修旅行でフィリピンに行った際、現地の深刻な貧困問題を目にして衝撃を受け、自分も何か力になりたいと思ったのです。フィリピンでは貧富の差が非常に激しく、私と同い年、それ以下の小さな子どもが労働をしていて、ストリートチルドレンもたくさんいる。たとえば日本ではリゾート地のイメージが強いセブ島にさえ、スラム街がある。さらに、フィリピン以外にも、アジアの多くの地域では貧困や紛争といった問題を抱えています。そうした問題に取り組むためには、国際的な社会問題について深く学ぶことが必要。上智大学総合グローバル学部に進みたいと、あらためて決意することになりました。そして上智を目指す上でピッタリだったのが早稲田塾。友だちも通っていたし、AO入試対策や英語教育にも力を入れていることに魅力を感じ、高1の春に入学を決めました。

──[タメになった〈授業・カリキュラム〉]「AO・推薦入試特別講座」で、社会問題、大学、そして自分を知れた

早稲田塾の授業の中でも特に役立ったと感じるのは、やはり「AO・推薦入試特別講座」総合クラス。塾に通い始めた当時の私は、まだ上智への志望動機が漠然としていたのですが、講座を受けることでどんどん知識が増え、自分の未来がはっきりと見えてきました。「AO・推薦入試特別講座」では、志望理由を固めていく流れで、社会問題について学び、大学の特長を知り、そして自分自身がどういう人間なのかを知ることを大切にしています。最初は「自分のやりたいことは何だろう?」ということを主に考えていた私でしたが、講座を受けることで「自分の力で社会のために何ができるか」という視点が生まれ、あらためて「研修旅行で目にしたフィリピンのような、アジアの国際問題に取り組みたい」と将来の目標が固まった。 「AO・推薦入試特別講座」と並んでタメになったのは「EEC(Extensive English Class)」。リーディング、スピーキング、ライティングなどを多彩な方法で学ぶことができ、英語への理解が深まりました。もともと英語は好きだったけれど、「EEC」を受けることで成績はさらに目に見えて上がりました。

──[私の〈ハイスクールライフ〉]文化祭実行委員、留学と高校生活を満喫

高校時代、一番頑張ったことといえば3年連続で務めた文化祭実行委員。私は校内装飾を手掛ける役職に就いていて、「どんな飾りつけをすれば楽しい雰囲気を演出できるか」「どこにどんな地図を貼れば来場者にとって便利か」といったことを企画し、装飾用のお花や案内表示の作成、飾りつけまで行いました。細かい仕事が多くて時間もかかったけれど、それを見た友だちや先輩が「今年の飾り、めっちゃかわいかったね!」などと褒めてくれるとすごくうれしかった。 
カナダへの留学も、高校生活の中で思い出深いイベントの一つ。プリンスエドワード島にある語学学校で、様々な国の学生と一緒に英語を学ぶなか、自分のスピーキング能力がまだまだ低いということに気づきました。最初は落ち込みましたが、中国、韓国、ブラジル、フランス、トルコなどいろいろな国から来た人たちと友だちになり、異文化交流ができたことは、大きな糧になったと思います。

──[早稲田塾での〈生活〉]スタッフや友達の支えが、合格につながった

受験が近づくにつれて緊張し、「大丈夫なのかな?」と不安になっていた私を勇気づけてくれたのは、早稲田塾のスタッフや友だちでした。 スタッフは、AO入試の準備で行き詰まっているときなど、丁寧に指導してくれた。今の自分に何が足りないのかがわかり落ち着くことができたし、受験直前には「ここまでしっかり準備したのだから、大丈夫」と思えるようになりました。 
早稲田塾はディスカッション形式の授業が多いし、皆本当にフレンドリーなので自然に新しい友だちができる環境。私にとっては「第二の学校」みたいな大切な場所でした。受験前に友だちからもらった手紙や寄せ書きには励まされた。そういう温かい雰囲気は他の塾にはたぶんないものだと思うので、早稲田塾を選んでよかったな、と思います。 

──[将来の〈夢〉]アジアの貧困・紛争問題に貢献したい

私の将来の夢は、アジア地域を中心とした後進国の、貧困・紛争問題に取り組むこと。研修旅行で訪れたフィリピンのように、日本に住んでいる私たちが思っている以上に貧富の差が激しく、支援を必要としている国はたくさんあります。自分が具体的にどのような仕事をするかまではまだ決めていませんが、たとえばNGOに所属して開発援助活動などができればいいな、と考えています。もちろん今でも途上国への援助は行われているのですが、調べてみると実は現地のニーズに応えられていなかったり、送った物資が地方までいきわたっていなかったりするケースもあります。そうした問題を少しでも解決するために、積極的に異文化に触れながらアジア問題について学び、知識を深めたいです。

私の「星美学園高校自慢」

人数が少なくて、温かくアットホームな校風だと思います。先生と生徒の距離も近く、何でも聞いてくれる面倒見のいい先生ばかり。私もよく助けてもらいました。

私の「上智大学 総合グローバル学部 現役合格アイテム」

友だちからの寄せ書き、メッセージ入りのお菓子、AO入試準備用のノート、自作の英単語帳

寄せ書きと、メッセージの入ったお菓子はどちらも友だちにもらったもので、入試会場にも持って行きました。見ていると励まされている気がして自然に落ち着きました。AO入試準備で使ったノートは、講師のアドバイスなどを全部書いた思い出深いもの。自作の英単語帳は「EEC」の講師に教えてもらい作ったもので、電車の中でもいつも見ていました。

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