空港の活用で地方を元気に! SFCで学びを深めたい

第39期生

永田右京(ながたうきょう)

通塾情報

出身校 横浜校
出身高校 聖光学院高校
部活 交通研究部
タイプ 学力・成績向上が目的
夢・目標 地域ブランディング

進学情報

受験方式 AO・推薦入試
大学 慶應義塾大学
学部 総合政策学部

──[入学の<きっかけ>]勉強の習慣を身につけるために

早稲田塾に入学したのは高1の1月。正直、横浜校が家から近かったのが一番の理由です。僕が通っていた高校は一般入試に強い進学校だったのですが、僕は学校の勉強についていけず、きちんと勉強する習慣を身につけないと本当にまずいレベルだった。入学当初は「英語特訓道場」や「現代文」、そして志望校も定まっていなかったから「AO入試・推薦入試対策講座」も押さえておいたほうがいいだろうと、幅広く網羅しました。
「英語特訓道場」はきつかったけど、受講しているうちにメキメキと成績がアップ!センター試験同日体験受験の英語の点数が高1では200点満点中134点だったのに、高2ではなんと180点を獲得したんです。おそらく英語の長文を速く、全体を正確に読み取る力が鍛えられたのだと思いますが、これには自分でもびっくりしました。

──[大学・学部を選んだ<理由>]幅広い領域を学んで問題解決できるのが強み

高校の成績はイマイチでしたが、部活動は積極的に参加していました。僕は交通研究部に所属していて航空会社、とりわけLCC(格安航空会社)の経営が研究のテーマ。地方空港へのLCC導入が、地域経済の活性化にどう結びつくのかに興味があります。その実態を肌で感じたくて、高2の2月に1泊2日の弾丸で奄美大島へ。バニラエアが就航して以来、奄美大島は観光客数が増加し、街の様子が変わったことなどを地元の観光協会や市役所の人たちに取材させてもらって、とても充実した時間を過ごせました。
一言で“地域活性化”といっても地方の経営環境や行財政など、多角的に問題を捉えないと難しいんです。こうした研究をこの先も続けていくならどういう環境がいいだろうと考えたとき、まさにSFCの総合政策学部はぴったりだと思った。問題解決のプロフェッショナルを育成する総合政策学部は、幅広い領域から学びを得られるのも強み。奄美旅行が、志望校のみならず将来の目標も発見するきっかけになりました。

──[タメになった<授業・カリキュラム>]AO書類作成には論文系講座が役に立つ!

僕自身、一番タメになった授業は「慶應義塾小論文」。これはもう、慶應を受験する人に限らず全員におすすめです。SFCで実際に出題された過去問をベースに答えを導き出す訓練をするのですが、論文力をつけつつ、大学でも必要になるであろう思考力を磨くことができると思います。また論文を書くことで、自然に“読み手の視点に立つ”とか“事実を詳細に描写する”といったマインドセットを高めることにつながるはず。早稲田塾の論文系講座は優れていると思うので、特にAO入試で必要なポートフォリオ作成に苦戦している人は、こうした講座を受講することで自分自身をアウトプットする方法が身につくのではないでしょうか。ちなみに僕は「慶應義塾小論文」「論文作法」「大学への小論文」の3つを受講してSFC合格を掴みましたから(笑)。さらに、「未来発見プログラム 国際ジャーナリスト育成塾」も、文章力・情報収集力の向上に役立ちました。

──[早稲田塾での<生活>]生徒どうしの情報交換が受験にいい影響を

生徒同士のつながりが強いのも早稲田塾の魅力の一つです。他の塾だと孤立することが多く、たとえばAO講座を受けていても自分の殻に閉じこもりがちで考えが深まらない。その点、早稲田塾は半学半教というか、生徒が話し合っていいところ・悪いところを一緒に考えるのがすごくいいと思います。やはり塾生カフェ「アンディボーイ」の存在が大きいのかもしれませんね。僕もよく行きましたが、あそこで得たAO対策の情報は貴重だったし、そこで知り合った人と、大学のプロジェクトで一緒に行動したという先輩もいました。そうした環境が、早稲田塾全体の質を高めていると思います。

──[将来の<夢>]空港を拠点とし地域ブランディングづくりに携わりたい

職業というカタチはまだ漠然としていますが、やはり地方空港を地域の活力向上に活かしていきたい。せっかく作ったのに活用できていないもの、あるいは作ったほうがいいのに環境面や財政面で難航しているなど様々ですが、空港がその地域と世界の結節点であることは間違いありません。空港を拠点としてビジネスに発展する地域ブランディングといったものを考えていければいいですね。実現するためにも、SFCでしっかり自分の研究を極めたいと思います

私の「聖光学院高校自慢」

いろいろな分野に興味がもてるような課外プログラムが充実しています。鎌倉を自転車で回ったり、企業の研究員を招いてのDNA鑑定実験など、早稲田塾の「未来発見プログラム」に似ているかもしれません。

私の「慶應義塾大学 総合政策学部 現役合格アイテム」

書類を入れるカバン、デジカメ、図書カード

家で自由にPCが使えない環境だったので、受験に必要な資料は出力してカバンに入れ持ち歩いていました。デジカメは、交通研究部の取材先に記録用として必ず持っていっていたもの。あと、情報の信ぴょう性はインターネットではなく必ず本で確認。AO入試の合格を決めるのは情報量なので、僕は本屋さんで質のいい情報を入手しました。

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