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理学部

北海道大学 理学部

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提出書類、総合問題、面接及び大学入学共通テストの結果で合格者を決定する。2次試験となる総合問題と面接試験では、科学的基礎知識などが問われる。ただし、総合問題に関しては、日本地学オリンピックにおける成績を点数換算することで免除可能。大学入学共通テストでは、指定科目600点満点中450点以上であることが求められる。

 

※掲載内容は変更されている場合があります。必ず大学のホームページ、入試案内冊子などをご確認ください。

2022年8月10日更新

理学部 地球惑星科学科 総合型選抜〈フロンティア入試TypeⅠ〉

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アイディア 合格のツボ

地球惑星科学科の「趣旨・目的」は、「現在の日本では高校で『地学』を教えるところが少ないため、大学進学を目指す高校生の多くは地球惑星科学という学問領域を正しく理解していません」と危機感から始まる。確かに地学の履修率は10%未満とみられ、高校によっては地学を専門とする教員がいないケースまである。続けて「興味のないまま地球惑星科学科に進学して学部教育でとまどう例も多くみられる」と、本来ならば隠しておきたい内情を告白している。それほど現状に危機感を抱いていると考えられる。「興味のないまま地球惑星科学科に進学」のあたりは、偏差値至上主義の弊害と取ることもできよう。

ゆえに、と「趣旨・目的」は現状打破のために総合型選抜を行うと宣言している。「地球惑星科学の特性と可能性を十分に理解し」と、まず「理解」を求め「積極的に学ぶ強い意欲と資質を持った人材を選抜する」のが目的だ。

「求める学生像」も、①地球や惑星の自然現象に興味を持ち、地球惑星科学を積極的に学びたい学生、②基礎学力があり、将来、この分野の研究者や技術者になりたいという志望を持つ学生、③地球と惑星の構成と進化を学ぶため、野外での調査や観察及び室内実験等を積極的に行う学生、となっており、求め方は他学科より明快である。とにかく地球や惑星について興味と理解が深い者を探しているのだ。

それは下記の自己推薦書の項目にも見られる。

1)理科が好きになったきっかけ、2)地球科学に対する夢、3)これまで熱中したことや、自己アピールしたいこと、となっているが、三等分でなく2)に力を注ぐのをお勧めする。

1)はこれまでの学習で文字通り「きっかけ」が書ければよかろう。成績の良い者は「求める学生像」②の「基礎学力があり」を盛り込んでもいい。③の「野外での調査や観察及び室内実験」が「きっかけ」というのも題意に沿う。

そして肝になる2)だが、ここは同学科の取り組みなどをパンフレットやオープンキャンパス、WEBサイトなどを通じて入念に調べて書きたいところだ。決して「興味のないまま地球惑星科学科に進学して学部教育でとまどう」者ではないと強く伝えておきたい。地球惑星科学とは何なのか、入門となりそうな新書の一冊くらい読んでおく必要があろう。もちろん元々このジャンルへ興味がある場合はそれを強烈に訴えてほしい。「夢」は壮大で構わない。この分野の研究者や技術者になるまでのストーリーが示せればより良くなる。

3)は「求める学生像」が重視する「積極」性を示すエピソードを選んでみたい。それが地球惑星科学に関わるならばもちろんそれでいい。どうしても見出せなかったならば、普段の学習態度や成果、課外活動や学外活動でもよかろう。履修条件が学問の一部しか構成しないので他のジャンル、例えば物理履修者ならば、気象学における化学や地質学に関わる生物学などの知識もどん欲に吸収する意欲が示せると面白い。

 

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入試の特徴と出願資格


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評定平均(学校の成績)は問わないが、大学入学共通テストを課す。受験を要する教科・科目の合計得点が合格基準点(450点)以上という条件を満たさなければ最終合格の対象とならない。配点は、数学(200点)、理科(200点)、外国語(200点)の計600点。理科は、「物理」「化学」「生物」「地学」から、「物理」又は「化学」を含む2科目を選択する。

※外国語(英語)においてリスニングを免除された者については、リーディング(100点満点)を200点満点に換算して利用する。

また、合格した場合は入学を確約できることと、高等学校等で「物理基礎・物理」又は「化学基礎・化学」を履修しているという条件がある。

募集人員は5名。2022年度入試では合格者4名である。

入試概要


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1.出願期間

9月下旬

2.1次選考内容

書類選考

3.1次選考合格発表

11月上旬

4.2次選考時期

11月下旬

5.2次選考内容

総合問題・面接
大学入学共通テスト

6.2次選考合格発表

12月上旬

7.最終合格発表

2月上旬

入試の特色


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基礎学力を有していることが前提条件になっている。調査書、個人評価書、自己推薦書、総合問題及び面接等の結果を総合し、合格者を決定する。

第1次選考は書類選考で、調査書、個人評価書、自己推薦書により選考を行う。個人評価書は高校の教師に作成してもらい、自己推薦書は志願者本人が記入する。どちらも能力や意欲をアピールする重要な資料となる。

第2次選考は総合問題、面接。総合問題では科学的基礎知識、論理性、判断力が問われ、面接では意欲、目的意識、論理的思考力が問われる。

※日本地学オリンピック大会における過去2年間の予選(1次選抜)通過者で総合問題の免除を希望する者については、日本地学オリンピック大会予選(1次選抜)の結果を総合問題の点数に換算する。

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