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明治大学
政治経済学部

明治大学 政治経済学部

Give yourself the best chance to get into your dream college.

総合試験および面接試験によって合格者を決定する。出願条件に評定平均は求められないが、英検準1級レベルの外国語検定試験の成績が必要である。

※掲載内容は変更されている場合があります。必ず大学のホームページ、入試案内冊子などをご確認ください。

※2023年7月20日更新

政治経済学部 グローバル型特別入学試験

最新入試情報から合格のポイントまで
総合型・学校推薦型選抜の全てがわかる!

入試の概要

【出願について】

・出願資格は英語・ドイツ語・フランス語・中国語いずれかの外国語検定試験の基準を満たせばだれでも出願が可能である。

 代表的な資格基準として英語を例に紹介すると、実用英語技能検定(英検)準1級以上、TEAP(4技能)285点以上、TOEFL iBT(4技能)68点以上、IELTS(Academic Module)6.0 以上という基準を満たせばよい。

 

 気をつけたいのは、資格取得を証明する書類は、「提出期限から遡って2年以内に受験し、かつ出願期間までに提出できる1種類かつ1回のものを有効」とする、との但し書きである。過去に取得した資格やスコアを提出しようと考えているものは、この要件を満たしているか必ず確認してもらいたい。

 また、これから資格取得を目指す者は、出願期間までに証明書類を手に入れられるのかを必ず確認してもらいたい。出願が9月上旬であるため、8月下旬に結果通知や書類を手に入れられる語学試験がラストチャンスとなる。

 

1.出願時期

9月上旬

 

2.主な提出書類

語学検定証明書

入学志願票(志望理由の記載欄あり)など

 

3.選考実施時期

10月上旬

 

4.選考方法

「総合(日本語)」「面接(日本語)」結果の総合勘案。「総合(日本語)」では、与えられた資料(評論、随筆、グラフ、表、データなど)をもとに、日本語で解答・記述する総合問題が出題される。

 

5.合格発表

11月上旬

入試の特徴

【アドミッションポリシー】

 明治大学政治経済学部のグローバル型特別入試は、以前の帰国生入試を改め、2017年度から実施されている。明治大学に在籍しながら海外の大学の学士号も取得できるダブルディグリー・プログラムをはじめとする様々な留学促進プログラムが充実する政治経済学部では、「高度な語学力と高い意識、柔軟な思考力を有する学生を広く募集」し、「国際社会のリーダーとして活躍し得る人材を育成」するためにグローバル型特別入試を実施している。

 出願資格は語学試験のスコアのみであり、かつ志望理由書や自己推薦書といった提出書類が不要である。出願準備に時間をあまりかけずに受けられる入試であると言えよう。

この入試の目的に「留学プログラム」について述べられており、要項巻末のQ&Aでも「留学することが必須ではありませんが、積極的に留学して欲しいと思います」とある点からして、留学も視野に入れた大学での学びをイメージしたい。また、将来「国際社会のリーダー」として活躍を希望する者であってもらいたいというメッセージも見逃してはならない。こういったビジョンを描け、高度な語学資格の取得を目指して日々勉強している人にとっては、またとないチャンスになるであろう。

 

 

【難易度】

 政治経済学部は明治大学の看板学部の一つである。例年、一般入試よりも高い倍率を誇っているが、語学資格の基準を満たしていれば、誰にでも合格のチャンスがある入試である。「合否の選考の際には、外国語検定試験の結果は勘案しません」と明記されているので、基準さえ満たしていれば「総合問題」と「面接」のみで合否が決まるのだ。募集人数は政治学科10名、経済学科20名、地域行政学科5名である。過去には地域行政学科が約15.5倍と高倍率になる年もあったが、2022年度は4倍であった。併願も禁止しないと要項に書かれている。他大学や他学部の受験も視野に入れている人にとっても、おすすめの入試である。

アイディア 合格のツボ

【総合(日本語)】

 「総合(日本語)」は、評論、随筆、グラフ、表、データなどといった資料をもとに、日本語で解答・記述する。試験時間は90分。

2022年度はサービス貿易に関する図表と文章が提示され、それらを活用して3つの設問に答えるというものであった。図表の数や文章量に多少はあるが、形式は毎年同様である。文章読解のみならず、図や表の読み取りについて訓練しておく必要がある。3つの設問全て記述式で、その字数を合計すると1000字程度となる。試験時間に比して執筆する量は多め。日本語での論文作成の訓練を積んでおこう。

 テーマとしては世界と日本の関わり、それによって生じる社会的問題に関するものが出題されている。日頃から日本、そして世界の諸課題に関心を持ち、アンテナを張っておきたい。近年の社会的問題について知り、自らの意見を述べる練習をすると、合格が近づく。その際は背景知識として歴史や社会の仕組みへの理解が不可欠である。高校までの学習内容を文章の執筆にも活用したい。

なお、過去問は政治経済学部のホームページで公開されている。似たような問題は、早稲田大学政治経済学部グローバル入試や慶應義塾大学法学部FIT入試B方式の総合考査でも出題されているので、参照して対策に活用すると良い。

 

【面接】

 面接では志望理由が必ず聞かれる。志望理由書といった書類がない分、面接における志望理由のウェイトは高いといえる。志望理由書などの書類を提出した後に受ける入試であれば、書類内容が面接官の質問にも反映されるが、書類がないため、一つ目の問いとそれへの回答が、その後の方向性を定めるのである。自分が伝えたい内容を聞いてもらえるように、端的かつ興味深く聞いてもらえるような回答ができるようにしておきたい。

 質問自体はオーソドックスなものである。志望理由以外に高校時代のエピソード、大学での学びの希望、そして将来像が聞かれる。それに付随して、関心を持っている社会的問題についての意見も問われるケースがあるため、「総合(日本語)」の対策をしてくことが面接対策にも直結するであろう。

 

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合格した先輩の例

 グローバル型特別入試で経済学科に合格した先輩の例を一つ紹介しよう。物質的には豊かな日本が、世界の幸福度ランキングが低い状況に関心を持ち、幸福経済学を研究したいと考えたのが志望の動機であったという。政治経済学部のダブルディグリー・プログラムを活用した2年以上の留学も魅力で、海外の文化や価値観を踏まえて幸福と経済の関係性を学べると思って受験を決意している。

 出願資格は基準を若干上回る程度であるが、基準さえ満たせれば合否判定には影響しないため、「総合(日本語)」の過去問演習に力を入れ、面接も練習を重ねた。自分の経験や志望理由、そして大学での学びを素直に伝え、合格を勝ち取っている。アドミッションポリシーの理解が、合格を手にできた要因と言えよう。

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