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明治大学
農学部

明治大学 農学部

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提出書類により一次選考が行われ、講義を受講しての筆記試験及び面接試験により合格者を決定する。大学入学共通テストは課されない。自己推薦特別入学試験は、出願条件として評定平均4.0以上(農芸化学科のみ4.3以上)である必要がある。なお、高校在学中に優れた活動歴のあるものは評定平均3.5以上(農芸化学科のみ4.0以上)でも出願が可能である。地域農業振興特別入学試験では、出願資格として評定平均の規定はないが、「地域農業振興に深い関心を持ち、将来、地域の農業振興を担うリーダーとして活躍する」という志を有している者を対象としている。

※掲載内容は変更されている場合があります。必ず大学のホームページ、入試案内冊子などをご確認ください。

※2023年7月15日更新

農学部 自己推薦特別入学試験

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入試概要

1.主な出願資格

・出願区分は公募生Aと公募生B(帰国生)の2つ。(ここでは公募生Aについて記述)

公募生Aについては学科ごとに出願資格が異なる。

 

<農学科>以下の①または②のいずれかの条件を満たす者。

 ①全体の評定平均値4.0以上の者。 

 ②在学中に学業以外に優れた活動歴がある者で全体評定平均値が3.5以上の者。


 <農芸化学科>以下の①または②のいずれかの条件を満たす者。

 ①全体の評定平均値4.3以上の者。 

 ②在学中に学業以外に優れた活動歴がある者で全体評定平均値が4.0以上の者。

 

 <生命科学科>以下の①または②のいずれかの条件を満たす者。

 ①全体の評定平均値4.0以上の者。 

 ②在学中に学業以外に優れた活動歴がある者で全体評定平均値が3.5以上の者。

 ※学業以外の優れた活動歴では特に研究発表・懸賞論文分野の実績のある者を重視。

 

 <食料環境政策学科>以下の①または②のいずれかの条件を満たす者。

 ①全体の評定平均値4.0以上の者。 

 ②在学中に学業以外に優れた活動歴がある者で全体評定平均値が3.5以上の者。

 

なお、公募生①の要件を満たす者で、在学中に学業以外に優れた活動歴がある者は、公募生②として出願することもできる。学業以外に優れた活動歴とは、「特筆すべき優れた能力を恒常的に発揮した者(但し、スポーツ競技は除く)で、それを具体的・客観的に証明する資料(書類・作品・記事・書籍等、自作のレポートのみの提出は不可)を提出可能な者」と要項に注意書きがある。

さらに、要項には以下の例が提示されているので参照してもらいたい。

 

① 研究発表・懸賞論文分野

a 科学技術一般に関するもの

国際科学技術コンテスト(数学オリンピック・化学オリンピック・生物学オリンピック等)や、

公的な発表会において、優秀な成績を収めた者。各種懸賞論文において、優秀な成績を収めた者。

b 農学や農業に関するもの

日本学校農業クラブ全国大会等において、優秀な成績を収めた者。

② 資格検定分野

外国語や数学、簿記、パソコン技能などにおいて、極めて高度な資格を有している者。

③ 社会貢献分野

ボランティア・地域活動などに恒常的に参加し、献身的・指導的役割を果たし、その実績を社会的に証明できる者。

④ 文化・芸術分野

文化・芸術・芸能活動などの分野において、学外の大会・展覧会・コンクール等にて、個人または団体で優秀な成績を収めた者。

なお、スポーツ競技実績では出願できないと明記されているので注意したい。

 

2.出願時期

 9月上旬

 

3.主な提出書類

 志望理由書(1000字)、自己PR書(1000字)、選考課題(学科により異なる)

 

4.1次選考(書類審査)合格発表

 9月下旬

 

5.2次出願期間

  9月下旬〜10月上旬

 

6.2次選考時期

 10月中旬

[選考方法]特別講義受講、特別講義に関する筆記試験、個別面接

 

7.2次選考合格発表

 11月上旬

入試の特徴

【アドミッションポリシー】

農学は、食料や生命、環境に関わる諸科学だけでなく、社会科学・人文科学など幅広いテーマを扱う学問である。近年、世界的な人口増加と食糧不足の深刻化といった問題に加え、地球温暖化や生物多様性の低下といった環境問題、さらに資源枯渇問題といった、人類の生存を脅かすような状況が深刻化しつつあり、農学の果たす役割がより重要になると考えられている。そこで「明治大学農学部では、各学科の教育理念に強い関心と理解を持ち、将来の可能性を期待できる個性や資質を持つ者を募集」するため、自己推薦特別入学試験を実施すると要項で述べられている。

学科ごとに求める学生像が要項にはまとめられているが、いずれも科学についての広い学びと農学の専門領域についての知識と技術を獲得し、将来社会に貢献したいという意欲のある学生を求めている。それに加えて、この入試は学力も重視している。「入学志願者に求める高校等での学習への取り組み」として、各学科で重視する高校での科目についても説明がある。農学科、農芸化学科、生命科学科では生物、化学、物理、数学はもちろん、「現代社会と自然科学との接点についても深く考察する」ために「文系分野を含む幅広い視野を持つことが必要」とある。また食料環境政策学科では世界史、日本史、地理、政治・経済の学習を求めた上で、「自然科学の基礎的知識の習得は不可欠」なため、理系教科も学ぶように、との文言が付されている。評定平均値を出願資格としているところからも分かるように、高校でバランスよく学習した者を求める入試と言えよう。

 

 

【難易度】

 出願資格を満たしていれば、一般選抜に比べて難易度は決して高くない。明治大学は首都圏の私立大学でも有数の受験者数を集めている。学科ごとでみると一般選抜の倍率は約2.8倍から4.7倍である。それに比べると、自己推薦入試は約1.4倍から3.9倍(2022年度)と低倍率である。出願資格を満たし、真摯に課題に向き合っていけば、合格を手にできるであろう。書類審査による第一次選考は志望理由書、自己PR書に加え、学科ごとの選考課題の提出が求められる。2022年度の結果を見ると、第一次選考の倍率は1.2倍から2.1倍である。第一次選考の段階から、丁寧に取り組むことで合格が近づくのは間違いない。

アイディア 合格のツボ

【提出書類】

 決して倍率は高くないものの、手を抜くと第二次選考には進めないため、早目の準備を心がけたい。志望理由書、自己PR書が各1000字、それに加えて学科別の選考課題もあるため、計画的な準備が求められる。

 志望理由書は文字通り、志望する理由を記す書類である。学部・学科のアドミッションポリシーをよく理解し、科学についての広い学びと農学の専門領域についての知識と技術を獲得したいという意欲、さらに将来国際的な視野も持って、社会に貢献したいという意欲を述べたい。気をつけたいのは、解決のアイデアばかりが先行する「プラン先行型」にならないようにすることだ。解決策は、現状分析や問題発見を丁寧に行わない限り、表面的なものにとどまってしまう。現状分析と問題発見に粘り強く取り組みたい。

 自己PR書は出願資格の証明が前提となる。特に、高校在学中に「学業以外の優れた活動歴」がある点を出願資格とする場合、活動の紹介、さらにその活動から導かれるPRポイントの説明が含まれなければ、採点者側も評価できなくなってしまう。活動歴がある場合は、活動歴報告書や活動歴証明資料の提出も求められるが、そちらに記載したからと言って別の内容ばかり自己PR書に書きすぎないように注意したい。

 選考課題は学科ごとに異なる内容が課される。近年の傾向としては、与えられたテーマに関する意見を述べる論文形式、課題図書を読んだうえで感想文を書く形式が主流である。それぞれ学科の学びに関するテーマが与えられるため、日頃から社会の動きや科学の発展に関して、意識を向けておきたい。

 なお、選考課題の執筆に際してもアドミッションポリシーを忘れてはならない。農学科であれば「自己の目標を達成するために意欲的に学び地道に努力する者」であると認められる内容や構成でなければ、高い評価は得られない。さらに「食料生産や緑地を含む環境の保全と創生に関わる分野の知識と技術を身につけて、将来これらの分野で社会に貢献しようという熱意」も求められるので、執筆する内容を検討する際に意識すべきである。このように、学科ごとのアドミッションポリシーを満たした人物であると採点者側が判断できるよう工夫する必要があるのだ。

 2020年度の選考課題から、一例を紹介しよう。農学科で出されたテーマは「あなたが考えるArtificial Intelligence(AI)が『食料生産と環境保全』に貢献出来ることに関して、1000字程度で論じてください」というものであった。問題を発見し、仮説を立てて検証するという大学の研究の基礎となる資質が試されていると言えよう。様々な書物やニュースを参考にしながら記述するといった工夫をし、根拠を示しながら論じる意識を持って臨もう。

【第二次選考】

 2次試験では、いわゆる講義理解力試験が課される。放送大学や各大学が公開しているweb講義などを聞き、メモを取ってまとめる訓練をしておくと良いだろう。講義を聞いた後、テーマに関する意見の記述が求められるため、講義内容をメモしながら理解する練習をしておくと、本番も焦らずに済むであろう。

 面接は高校時代の学習、課外活動、大学で学びたいこと、将来像といったオーソドックスな質問がされる。志望理由書や自己PR書を前提に、内容を整理しておきたい。

 

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明治大学農学部自己推薦特別入試 現役合格インタビュー

合格した先輩の例

農学と聞くと、畑で農作物の栽培について学ぶといったイメージを漠然と抱く者が多いであろう。しかし、この入試の主旨でも述べられているように、「食料・生命・環境に関わる諸科学及び社会科学・人文科学」まで、その学びは広範囲にわたっている。よって、身近なところから農学にまつわる問題意識を持つところから受験はスタートする。

 ここで一つ、合格した先輩の例を紹介しよう。食料環境政策学科に入学した先輩は、身近な食べ物から興味関心を持ち、地域と農業の関係について研究してみたいと思い受験を決意した。生産量や額が減少している農作物について調べ、作物の生産や販売が収入につながるだけでなく、農業が観光にも波及効果をもたらす可能性に気づき、社会科学の観点から農学を学べる食料環境政策学科を志望したという。自己PR書では学習と課外活動に的を絞って記述し、面接でもアピールをしている。きっかけから将来像まで、一貫した主張を展開できた点が、合格を勝ち取った要因と言えよう。

農学部 地域農業振興特別入学試験

入試概要

1.主な出願資格

地域農業振興に深い関心を持ち、将来、地域の農業振興を担うリーダーとして活躍する事を志していること。

 

2.出願時期

9月上旬

 

3.主な提出書類

・志望理由書(600字以内)

・私の地域農業振興プラン(800字以上1200字以内)

・自己PR書(400字以内)及び活動実績資料等(提出できる者のみ)

 

4.1次選考(書類審査)合格発表

 9月下旬

 

5.2次出願期間

9月下旬〜10月上旬

※期日(10月中旬)までにプレゼンテーション用データ送付

 

6.2次選考時期

 10月中旬

[選考方法]総合面接(プレゼンテーション10分+面接30分)

※面接の時間の中にはプレゼンテーションに対する質疑応答を含む。
※プレゼンテーションのテーマは「地域農業振興における私のプランと学生生活」
※プレゼンテーションは原則プレゼンテーションソフト(Microsoft PowerPoint)を使用して行う。
※第一次選考合格後、プレゼンテーション用データを記録したUSBメモリ及びデータを紙に打ち出した資料(様式自由)を指定の期日までに提出する。

 

7.合格発表

 11月上旬

入試の特色

この入試では、「地域農業振興に対する強い意志、斬新な発想、そして具体的プランと行動力を持ち、地域農業振興という課題に対して、本学科で学んだ知識・経験を活かし、将来は自ら地域農業振興のリーダーとして仲間を巻き込みながら取り組む能力と志を有する者」を求めると入試要項に明記されている。同時に高校等でどのような学習に取り組んでおいて欲しいかまで記載されており、入学志願者にはそれだけ高い志と熱意を求めていることが伺える。

またこの入学試験では、書類選考、プレゼンテーション、個別面接よりも「地域農業に対する強い想い」と、「将来、地域農業振興を担うための具体的プランと根拠」を重視すると明言されていることから、受験を希望する者が何を強化しなくてはならないかは明白である。

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