少年法を学び、少年を支える法務教官になりたい

第38期生

石渡沙帆(いしわたさほ)

通塾情報

出身校 横浜校
出身高校 神奈川県立追浜高校
部活 剣道
タイプ 部活動、生徒会など学校行事と両立
夢・目標 少年法・青年の非行防止

進学情報

受験方式 自己推薦
大学 中央大学
学部 法学部

──[早稲田塾入学の〈きっかけ〉] 親友からのすすめで入学

初めて早稲田塾を訪れたのは、高校2年の冬。大学受験対策のために塾・予備校を探していたところ、早稲田塾に通っていた友人がすすめてくれたのがきっかけです。
中学のときにも塾に通っていたのですが、そこがいかにも“集団塾”という感じで……。皆ガリガリ勉強している雰囲気がちょっと苦手でした。その点早稲田塾は、個別指導塾ではないけれど、授業が大人数すぎるということもないし、塾生皆仲がよくて、和気あいあいとしている。スタッフの「こんにちはー!」という挨拶がすごく明るいのも印象的で、「ここなら、楽しく勉強できそう」と感じました。

──[AO入試を選んだ〈理由〉] 未知の可能性へのチャレンジ

中央大学は、はじめ「雲の上の存在」で、私にはとても無理だと思っていました。でも、早稲田塾のはじめの面談で、法学部志望だと伝えたところ、スタッフに「中央大学は?」と言われ、ビックリ。そこで、自己推薦入試という入試方式があることを知りました。その後「AO・推薦特別指導」でも中央の自己推薦入試についていろいろと学び、今まで思い込んでいたAO入試や推薦入試のイメージとはまったく違って、すごく魅力的な入試方式なんだと感じました。私がAO・推薦入試に一番魅力を感じた点は、自分自身を見つめ直すことによって未知の可能性が見つかり、未来への選択肢が広がるというところ。結果的に、大学受験を通して、本当にやりたいことを見つけることができ、貴重な体験だったと思っています。

──[タメになった〈カリキュラム〉] 自分の進路を見つめなおしたAO指導

私の場合、明確に「やりたいこと」があったわけではなく、「憧れ」から法学部を目指すようになりました。だから、塾で試験対策をしていた時に、入試で必ず問われる「何を大学で学びたいか」という問いにはっきりと答えることができず、やりたいことをもう一度考え直すことに。今思い返すと、この過程が一番難しかったし、頑張ったなあと思います。
AO入試の問題では、よく最近の社会問題や世界情勢について問われる設問が用意されているので、マス・メディアを通して時事ニュースを見ていました。ある時、私は普段どのようなジャンルのニュースに興味を持って見ていたのかを考えたときに、実はそれが一番興味を持っている関心であることに気づきました。そこから、私が大学で本当に学びたかったことにつなげることができたんです。

──[刺激的だった〈未来発見プログラム〉] 後輩の熱意に大きな刺激を受けたSFP

高校3年の夏に受講した「スーパーフューチャープログラム(SFP)」では、異なる学年の塾生とチームを組み、歴史を読み解きながら日本の未来について考えました。
時期的に、3年生で受講している塾生は少なかったので、チームのメンバーの大半が後輩たち。チーム内でのディスカッションや取り組みを重ねるごとに、彼らの熱意に大きな刺激を受けました。「私も負けてはいられない!」という思いから、リーダーシップを持ってプログラムに取り組むように。また、早稲田大学第12代総長の西原春夫先生の講義は、これまで私のまわりにはなかった次元のお話しばかりで、歴史の捉え方が大きく変わりました。それまでは、「世界史は世界史」と、すでに完結しているものだと感じていましたが、世界の歴史は常に現在にリンクしていて、これからの未来を考えていく上で、非常に重要な学問であるということに気づきました。

──[早稲田塾での〈生活〉] 最後の最後まで私を支えてくれた第二の家

AO入試の直前期、二次試験のグループディスカッション対策を受講したとき、ほかの塾生の完成度がとても高くて、自信をなくしてしまいました。その後、スタッフに話しかけられたとき、それまで我慢していたものがこみ上げてきて、不安をすべてワーッと吐いてしまいました。そうしたら、スタッフや大学生の担任助手、論文の講師の先生、一緒に勉強してきた後輩などが「石渡さんなら大丈夫!」と、とても親身になって励ましてくれたんです。このときは大泣き(笑)。周囲に支えられて、つかんだ現役合格。早稲田塾は、今でも私の第二の家だと思っています。

──[将来の〈目標〉] 少年法を学び法務教官に

小・中学校のときに生徒会に入っていたこともあり、校則やルールについて考える機会が多く、次第に少年法について興味を持つように。現在の日本の社会問題の一つとなっている少年犯罪には、心に深い傷を負ってしまった少年が再犯を繰り返してしまう問題が存在しています。そうした少年たちの社会復帰を支援する仕事法務教官になりたいと考えています。

私の「神奈川県立追浜高校自慢」

とても自由な校風で、生徒も皆のびのびしています。海の近くだからかな(笑)。

私の「中央大学 法学部 現役合格アイテム」

竹刀

中学から剣道部。受験直前期に、同じ学年の部員たちにはかなり励まされました。竹刀は、勉強していてストレスが溜まったときに振ったりしていました(笑)。

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