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青葉台校レポート

高校生、またその保護者の方へ贈る Withコロナ時代の大学受験論考#2【受験校選択編】


みなさんこんにちは。早稲田塾青葉台校の阿部倫太朗です。 前回に引き続き、コロナ時代の大学受験の論考 第二弾を皆様にお届けします。

現役高校生の大学受験指導を15年間やってきた経験から、価値ある情報を皆さんにお届けすることで、少しでも高校生やその保護者の方の、先行きが見えない不安を解消できればと思います。 

子どもの約半数が学校に通えない世界はいつまで続くのか

政府は4月16日に、緊急事態宣言の地域を全都道府県に広げる方針を決めた。これにより、学校休校は全国的に広がるのだろうか。国連教育科学文化機関(UNESCO)が3月18日に発表した報告によると、新型コロナウィルスの感染拡大による学校休校措置で、世界の約半数にあたる約8億5千万人の児童、生徒、学生が学校に通えない状況になっているという。しかも、4月18日に法政大学で教員がコロナで亡くなったことを発表、5月GW明けの休講解除の安全性が、いま最も議論の的であろう。アメリカでは新学期が始まる9月に対面授業の再開を目指しているが、状況によっては2021年までずれ込む可能性も考慮に入れて準備を進めている大学もあるという。


オンラインによる学習の継続は急務だが、実態にはかなりバラつきがある

そこで、全世界的に急速に浸透したのが、オンライン授業である。早稲田塾でも自宅待機を余儀なくされる生徒に対して、4月6日に、5月10日までの期間の全ての講座をZoomによるオンライン授業へと切り替えた。しかし、生徒や保護者の方と連絡を取ると、高校により相当な差がでていると実感している。各教科の課題がメールなどで送られていて、登校日で提出するという学校もあれば、毎日、映像授業が配信され、その日に視聴したうえで演習課題をこなすものもある。中には、毎朝8時30分にオンラインで出欠を取り、平時と同じように授業をオンラインで実施している学校もある。しかし、こうした現状も長く続けば、ノウハウが蓄積、共有され、不便さや格差は解消されていくであろう。

学校という、「場」に集まる意義が変わりつつある中、大学選びの基準も変わる

例えば、Zoomというオンライン会議システムを利用すれば、双方向なゼミナール形式の授業も可能だし、理科系の実験など設備に依存する学習でない限り、かなりのことが遠隔でも可能となる。すると学校選びにおいて、どの地域に住んでいるかは関係なくなる。その究極系がミネルバ大学だろう。学生は、世界の様々な都市を転々としながら、その地域における課題を題材とした実践的な授業が行われる。そのすべてがZoomを活用した授業になる。生徒はもちろん、講師も全世界から優秀な教授がスカウトされ、世界中どこからでも授業を開講できる。

結論

こうした先行事例から、ティーチング型の授業やゼミナール型の授業はすべてインターネット空間で実施し、現場での学びだけがリアルになる未来もあり得ないとは言い切れない。Withコロナ時代の大学受験では「世界地図を広げて、大学選びをする時代」とも言える。この期に地方大学や海外大学にも目を向けて、進路選択してみるのはどうだろうか。

【バックナンバー】
#1「大学情報収集術編」4月16日
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    投稿者:阿部倫太朗

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