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青葉台校レポート

プログラミング学習のすゝめ<3>「言語紹介~python編~」


みなさん、こんにちは。早稲田塾青葉台校担任助手の能勢純弥(厚木高校卒、東京工業大学情報理工学院数理計算科学系修士1年)です。本日も前回に引き続きプログラミング言語の紹介をしていきます。今回は何かと話題のpythonについて書いていきます。

もしたった1つプログラミング言語を学ぶとしたら何を選ぶ?という話題の時に、何かとpythonは名前が上がってきます。それには、「書きやすい」「使われる分野が多い」の2点が理由だと思います。

前回、「書きやすさ・学びやすさ」という話をしましたが、「書きやすさ」という点は抜群です。ある言語では10行近く書かなければいけないことを1行で書けることも多々あるのがpythonです。書きやすいゆえ、pythonに慣れてしまうと他の言語の学習が難しく感じるという点はある意味ではデメリットかもしれません。

また、pythonはコンパイラ型というのも初心者にとってはメリットの1つです。コンパイラ型というのは、簡単に言ってしまえばプログラムを書いた後すぐに、とりあえず動かしてみるということができるということです。

そして何よりも大きなメリットは「使われる分野が多い」という点です。特に最近人気の機械学習・深層学習データサイエンスの分野ではpythonは多く使われます。pythonは統計分野・計算分野でのライブラリが豊富なため、機械学習・深層学習やデータサイエンスの研究をするのにはピッタリの言語なのです。ライブラリが豊富というのは、よく使われるプログラムがすでに多数書かれている、というイメージです。わざわざ自分で書かなくてもすぐに複雑な計算やデータの処理ができるため様々な分野で使われているのです。

pythonは、WEBサイトやアプリを作る上でも役に立つ機能も豊富にあります。WEBサイトを作るのであれば、PHP、Ruby、JavaScriptなどpythonよりも特化した言語があるのも事実ですが、1つの言語で様々なことができると考えると、需要が高いのも納得できます。実は皆様お馴染みのYouTubeInstagramなどもpythonで書かれているそうです。

さて、ではpythonを学ぼう!としたときに何から始めれば良いのか。それは環境構築です。環境構築とは、自分のパソコンでpythonが使えるようにすることです。いわゆる初期設定というものです。この環境構築が初心者にとっては何よりも難しいです。最初にして一番の難関です。やり方は多数あります。個人的な一番のオススメは「Anaconda を利用した Python のインストール」です。(詳細なやり方はGoogle先生に聞いてみてください。)Anacondaをインストールするとめんどくさいこと抜きにいくつかのpythonを使える環境が手に入ります。その中でのオススメはJupyter Notebookです。

では前回同様、pythonを学ぶのにおすすめの学習サイトを紹介します。

1つ目は前回も出てきた「Progate」(http://prog-8.com/)です。見やすい、言葉が分かりやすい、スマホででもできるの三拍子が揃っています。さらに、上で大変だと書いた環境構築が一切なくpythonに触れることができます。そんなpythonを実践的に使う予定はまだないけど、とりあえずどんなものなのか見ておきたい、という方にはオススメです。

2つ目も前回出てきた「ドットインストール」(https://dotinstall.com/lessons/basic_python_v4)です。しかし無料でできるのは、pythonのコンテンツだと本当に最初の方だけです。本格的に学ぼうとすると有料となってきます。しかし、動画でサクサク学べるメリットは大きいものです。課金する価値は大いにあります。

3つ目は「Python-ism」( https://www.python-izm.com/ )です。文字ベースではありますが、入門から応用まで幅広く扱っており、「本屋で買う本よりも内容が厚かった!」という声もあるほどです。入門編のインストールについては、無理にこのサイトの方法にこだわる必要はありませんが、そのほかのコンテンツはどれも重要なことなので、学ぶなら全部抜けなく学んでみましょう

次回は僕個人的に一番オススメの「Ruby」について書いていきます。

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投稿者:能勢 純弥

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