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青葉台校レポート

高校生、またその保護者の方へ贈る withコロナ時代の大学受験論考#8 【慶應法学部FIT入試&中央大学法学部チャレンジ入試編】


みなさんこんにちは。早稲田塾青葉台校の阿部倫太朗です。 前回に引き続き、コロナ時代の大学受験の論考 第八弾を皆様にお届けします。

現役高校生の大学受験指導を15年間やってきた経験から、価値ある情報を皆さんにお届けすることで、少しでも高校生やその保護者の方の、先行きが見えない不安を解消できればと思います。

慶應法と中央法総合選抜が変わる
5月9日に早稲田塾でオンラインセミナーを実施した。タイトルは、「慶應義塾大学法学FIT入試&中央大学法学部チャレンジ入試オンラインセミナー」先の見えない受験生に向けて、現在までの入試動向の変化と、これからどうなるか予測的なことも含め、2次試験系講座を担当する庄司さん(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科出身 早稲田塾では慶應義塾小論文を歴任)と松村さん(中央大学法学部出身 中央大学法学部自己推薦入試2次グループディスカッション対策講座などを担当)の二人と対談するという初の試みだ。なんと310名の生徒が参加してくれた。ここで議論した内容の多くは示唆に富み、他大学の受験を考えている生徒にも一般化できる話も多かったので、そのポイントを抽出してみたい。

日程変更がもたらす影響
慶應義塾大学法学部FIT入試は、例年8月下旬に出願〆切、9月中旬に2次試験、9月末には最終合否が出ていた。早稲田塾でもその年最初の現役合格者は(9月入学入試を除けば)慶應法の生徒というのが常だ。しかし今年度の入試日程は、9月3日出願〆切、9月26,27日2次試験、11月2日最終合否発表というもの。今まで試験後、2週間程度で結果が出ていたが、今年は1ヶ月以上待つことになる。これは、文部科学省が総合型選抜(旧AO入試)に対して日程の幅を定めた影響と考えるのが自然だ。(https://www.mext.go.jp/a_m…/koutou/koudai/detail/1402208.htm)中央大学チャレンジ入試(2021年度新設)もスケジュール正式発表はまだないが、出願は9月になることが既に決まっている。この傾向は、恐らく他大学も追随すると思われる。すると、複数大学を受験する生徒は、同様の時期に出願や試験が重なる可能性もある。一つの試験準備が終わってから次の試験に向けた準備をするという場当たり的な生徒としっかり日程観を先読みして準備する生徒の差が出る。

コロナの影響をどう読むか
ただ、上記は昨年発表された既定路線の話で、そのことを想定して早稲田塾では学習のロードマップを設定しているので安心して欲しい。問題はコロナ長期化により大学入試にどんな変化が起こるかだ。(詳しくは、#5.6で考察したので参照されたい。)留意すべき点は、大学受験では全国から生徒が集まる越県移動が起きること。また面接や集団討論では、3密を避けがたいという点だ。既に慶應SFC9月入学AO入試は遠隔面接で実施する方針が発表されている。(https://www.sfc.keio.ac.jp/news/014585.html)今後、情勢が長引けば9月以降実施される総合型選抜の試験形態、時期の変更もあり得る。コロナ情勢は、ウィルスの特性上、短く見積もっても2週間というタイムラグで政策評価と意思決定が行われるので、実際どうなるかは試験1ヶ月前くらいにならないと判断できない可能性すらある。大学ホームページをこまめに確認するなど、積極的に情報収集する姿勢が重要だ。

集団討論試験をこぞって廃止
二つ目の変化は、集団討論の中止だ。中央大学法学部では、2019年5月段階で2021年度チャレンジ入試への変更を発表。従来、自己推薦入試で実施されてきた集団討論試験を、面接試験に変更した。関係筋によると、従来の試験形態では志望理由書が小論文化している危惧があると言う。どういうことか。いままでは面接で一人ひとりの志を直接問う場面がなかったので、入学後の構想や卒業後の将来設計が曖昧なまま入学してくる生徒を見抜けなかったのだ。中央大学は、開学当初から法の実務家養成をミッションに掲げてきた大学だ。NPO職員や国際機関勤務、法曹三種などを目指す学生を積極的にリクルーティングしたい考えだ。慶應法学部も2020年3月19日の発表(https://www.keio.ac.jp/…/admissions/docs/20200319_lawfit.pdf)によると2022年度入試より集団討論を口述試験に変更する。ここで、面接と謳っていない点に留意すべきだろう。すなわち、志望理由や自己PRだけでなく法学部で学ぶ素養を、一人ひとり対話で確認するという方式だ。集団討論は、法学部で学ぶ素養を測るには適切な方法であるから、従来から多くの法学部で取り入れられてきた。しかし、近年は小賢しく対策してくるグループなどがあることは、まことしやかに語られる。(たまたま?)知り合い同士が、2〜3人で議論を回し、マウントとりをするなど子供じみた手法があるとか。だから、大学は一人ひとりの学力を対話から丁寧に見たいのだろう。求められる学力観が変わるわけではない。むしろ、本物なのか、ハリボテなのか真の実力が出るだけのことだ。

結論
withコロナ時代の総合型選抜では、見せかけの活動実績や小賢しい受験テクニックは、より一層通用しなくなる。受験を通じて人を育てるという総合型選抜の基本理念により近づく純化に向かうという力学が働くことは、社会にとっても、受験生にとっても良きことであろう。

【バックナンバー】
#1「大学情報収集術編」4月16日
https://www.facebook.com/128620780556480/posts/2917460531672477/?d=n

#2「受験校選択編」4月19日
https://www.facebook.com/128620780556480/posts/2918866918198505/?d=n

#3「AO・推薦入試実施延期編」4月21日
https://www.facebook.com/128620780556480/posts/2924928480925682/?d=n

#4「志望大学学部選び編」4月24日

https://www.facebook.com/128620780556480/posts/2930254963726367/?d=n

#5「未来の大学入試編①」4月27日
https://www.facebook.com/128620780556480/posts/2936200133131850/?d=n

#6「未来の大学入試編②」4月30日
https://www.facebook.com/128620780556480/posts/2944377008980829/?d=n

#7「教室のデジタル化のゆくえ編」5月8日
https://www.facebook.com/128620780556480/posts/2963545090397354/?d=n

投稿者:阿部倫太朗

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