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青葉台校レポート

本音で話す!教育学部のリアル!!


皆さんこんにちは!早稲田塾青葉台校担任助手の村上功樹(横浜国立大学教育学部3年、桐蔭学園高校卒)です。

本日は「○○学部のリアル!」企画第四弾 教育学部編です。

~教育学部とは~

教育学とは、その時代や状況に合わせた適切な教育方法を追求する学問です。子どもの成長のために教師がどう導くことが効果的か過去の事例などから検証したりもします。教育の対象は多岐にわたります。幼児教育や学校教育、家庭教育など子供向けの教育から、企業での人材教育、教育政策について研究することも教育学の研究分野と言えます。

私の通う横浜国立大学では数年前、教育人間科学部から教育学部へと改組し、より教員養成に力をいれているのが分かります。

他学部には○○学科などがありますが、私たちは学科の代わりに学校教育課程と呼び、その中で人間形成コース・教科教育コース・特別支援教育コースの3コースで編成されています。さらに、そのコース内で複数の研究領域から一つを選択し所属する形になります。

学校教育とあるように、小学校、中学校、高校の教育を専門的に学び、研究してほしいという大学からのメッセージと受けることができます。実際、どのコースに所属しても小学校の教員免許(小学校教諭一種免許状)の取得が卒業に必須になっています。

ちなみに、私の正式な自己紹介は、「横浜国立大学教育学部学校教育課程教科教育コース国語科の村上功樹」となるわけです。ええ、とても長いですね。はじめましての方には過程、コースは馴染みがないので説明しなければ分かってもらえず、大変な3年間を過ごしています。

~教育学部の勉強~

学校教育課程では、大学での授業〔理論〕と学校現場での実習〔実践〕の往還により指導力を育成するため、1年次から4年次まで継続して学べる実践的かつ先進的なカリキュラムを用意されています。
1年次春学期に「教職入門」および「基礎演習」において教育・教職に関する基礎的・基本的な知識を身につけ、教育実地研究(1年秋)、スクールデー実践(2年春または秋)、教育実習(3年春)、教職実践演習(4年秋)という実践的な学びを系統的に継続して行っていきます。これからの学校に求められる「深い学び」、「対話的な学び」、「主体的な学び」を実現していくために、早い時期から学校や子供たちの現状に触れ、主体的かつ能動的に教育の場と関わり、多角的な視野と洞察力を兼ね備え、社会、学校、子供の変化に柔軟に対応できる次世代の教員になるために日々学んでいます。

私がとっていた授業の一部をお伝えすると、小学校教育専門(各教科)や初等教科教育法(各教科)、生徒・進路指導論、教育の心理学などの教職のための授業は教育学部全員必修です。

また、日本語学概説、日本文学講義、中国古典文学、書写実技など専門領域のマニアックな授業もとることができます。

ここまでだと何やら難しい感じがするかもしれませんが、教育学部での学びには面白さがとてもあります。

1つ目は、議論や発表、身体を動かすワークが中心の授業が多く、ただ座って90分間話を聞き続ける講義スタイルの授業はほとんどない点です!教育には答えがありません。なので、教授からもこれが正解だと教わる場面はありません。「私はこういう授業実践をして、様々な過程を経て児童はこのような姿になりました。あなたならどうしますか?児童はなぜこうなったのでしょうか?」と我々にへの問いかけから内容が膨らんでいきます。その問いに対して、各々児童への想いと大学での学びと発想から自分なりの実践方法を考え議論を通して児童のためになる方法を模索していきます。議論を通して様々な意見を聞いて1つの方法を作り上げるのがとても楽しいです。

2つ目は、実際に児童と触れ合える点です!!教育学部に子どもが嫌いな人はいません!どんなに大学生も子どもたちと触れ合う時は笑顔で楽しく触れ合っている姿が印象的です。私自身、大学1年の秋から子供たちと触れ合い始め、授業内や教育実習で接することで充実した時間を送れています。
近年はコロナの影響もあり最低限の関わりしかできませんが、小学校の先生方や大学の教授方が何とかして触れ合える場を提供できるよう奮闘してくれています!

~教育学部を目指す方へ~

横浜国立大学教育学部を例に教育について学ぶことについて少し紹介させていただきました。大学ごとに特色はありますし、学部、学科、コースごとに違った研究領域があるため自分が”教育”にどう関わりたいのかを考えてみてください。

教育学部で学びを深めるには
「子どもが好きであること」「教えることが好きであること」がまずは重要です。その上で上記2点を
「子どもたちと活動することが好きだ」「子どもたちと一緒に学び合うことが好きだ」に変えていくことができるかが教育学部で学ぶ方の資質ということになると思います。

冒頭にも述べましたが、”教育”には○○教育や教育○○学などといった名称で様々な研究領域が存在します。まずは自分がどの教育に興味があるのかを自分史などから探すところから始めましょう。その上で「学校教育」に興味がある方がいらっしゃれば、間違いなく横浜国立大学教育学部をおすすめします!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回は法学部編です。お楽しみに!

投稿者:村上功樹

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