新宿校レポート
【新宿校】シリーズ・医学部AO推薦はじめの一歩。
公開日:2019年12月13日
スゴイ現合先輩も、はじめの一歩は、小さな一歩。先輩達のはじめの頃は、どんな感じだったのか。ポートフォリオを紐解いて、現役合格のヒントを発見しよう!
京都大学医学部医学科〈特色入試編③〉

私は、そんな偉人じゃありません。
ポスターデザインから見出されたヒントは
その作成プロセスに隠れていました。
ーで、読んでいた本というのは?
「色々ですけど、例えば、色付けする場合にはまず、色彩工学の本を読み込んで、色と色の組み合わせや関連について学びます。
ー色彩工学?専門書?
「そうですね。あとは、解剖学とか。美術解剖学という、美大生が絵を描くときに学ぶものみたいですね。
ーそこまで、やるんだね。
人物を描くのは案外難しいため、どういう風に筋肉がついているかを知っていると、描きやすくなるのだという。
これらの本を紹介されたとき、先輩の人物像というものの輪郭がぼんやりと見えてきたのです。
きっかけは、
メンタリングという指導の中で、誰かが、
まるで、レオナルド・ダ・ヴィンチみたい。
と言った言葉です。
「いやいや、私、そんなに偉くないですけど」と本人は言っていましたが、どんな人物なのかを考えるヒントにはなったようで、結果的に、この絵の話は、提出書類「学びの設計書」の冒頭に書かれることになりました。
活動を掘り下げるのを、自分史メンタリングと言いますが、その自分史から、あなたがどういう人物なのかを掘り下げていき、それをまとめたものを、ポートフォリオと呼びます。そして、このポートフォリオが、非常識な京都大学合格の可能性に確信を与えたのです。
そして、いよいよ先輩はここから研究テーマ探究の旅が始まるのですが、それはまた別のお話。
(つづく)