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学習院大学
文学部

学習院大学 文学部

Give yourself the best chance to get into your dream college.

学習院大学 文学部は、哲学科・史学科・英語英米文化学科・ドイツ語圏文化学科・フランス語圏文化学科・教育学科で勉学を行うことを強く志望する方を対象として学校推薦型選抜(公募制)を実施します。
選考は、書類提出と面接と小論により総合的に判断して評価されます。

※掲載内容は変更されている場合があります。必ず大学のホームページ、入試案内冊子などをご確認ください。

※2023年7月20日更新

文学部 学校推薦型選抜(公募制)

最新入試情報から合格のポイントまで
総合型・学校推薦型選抜の全てがわかる!

入試の特徴と出願資格

学習院大学 文学部は、哲学科・史学科・英語英米文化学科・ドイツ語圏文化学科・フランス語圏文化学科・教育学科で勉学を行うことを強く志望する方を対象として学校推薦型選抜(公募制)を実施しています。学力試験のみによっては評価しがたい資質・能力を主に調査書や志願理由書などの資料によって判断するとともに、小論文や面接によって学科の特質への適応性を総合的に判断し評価されます。

入試概要

1出願期間

  11月上旬

2選考内容

  書類審査、小論文、面接

3選考日

  11月中旬

4合格発表

  12月上旬

5主な提出書類

  志望理由書、推薦書、調査書

6.主な出願条件

  ◎哲学科       「全体の学習成績の状況 3.8以上」
  ◎史学科       「全体の学習成績の状況 3.8以上」
  ◎英語英米文化学科  「全体の学習成績の状況が 4.2 以上で、かつ英語の学習成績の状況が 4.4以上」
  ◎ドイツ語圏文化学科 「外国語の学習成績の状況 3.8以上」
  ◎フランス語圏文化学科「全体の学習成績の状況 3.5以上」
  ◎教育学科      「全体の学習成績の状況が 4.1 以上」あるいは
             「全体の学習成績の状況が 4.0 以上で、かつ数学及び理科の履修した全ての科目の学習成績の状況が 4.2 以上」

入試の特色

 ここでは公募制推薦を取り扱う。募集人員は6学科別で各々「若干名」。23年度は学部志願者144人に対して合格者53人。倍率2.7倍とやや高め。

 史学科は文献史学を徹底的に追究する姿勢が際立つ。脇目を振らないのだ。哲学科は1都3県の私大でそもそも独立して存在し、かつ当初より学科別で募集するところが少ないので人気化も当然か。史学・哲学は興味のない人には眼中になく、好きな人は「それしかない」と強くこだわるという実学系にはみられない傾向を持つ。

 ただ倍率などから推す難度は総合型や一般選抜と同列で計れない。学校長の推薦状を必要とし、合格したら必ず進学しなければならない制度だからだ。総合型と一般は原則として複数受験可で合格校から進路を決められるので見かけの倍率は高くなりがち。公募は競争が生じる点は同じながら「合格したら必ず進学」という縛りゆえ一般重視の者は敬遠するし総合型とのミックスタイプも自身の第一希望と日程を気にしながら慎重に選ぶので低下する。言い換えると公募に第一志望があれば大チャンスである。

 出願条件は評定平均が問われる。学科ごとに異なっていて全体3.5以上(フランス語圏文化学科)から4.1以上(教育学科)までのレンジ。

 アドミッションポリシーも学科ごとに異なるため、ここでは書類や2次の小論文に関わりそうな文言を列挙する。哲学科は「哲学・思想史と美学・美術史の諸問題に、授業内容の修得にとどまらず、自発的に関心を持」つ。史学科はあくまで証拠(史資料)の基づいて合理的に判断し」「結果を論理的に説明できる」。英語英米文化学科は「英語スキルに関して強い向上心を持つ」。ドイツ語圏文化学科は「ドイツ語圏の言語・文化・社会事情について強い関心を持ち、さらにヨーロッパや世界情勢と関連させ」る。フランス語圏文化学科は「文学作品に偏らず、社会・政治・哲学的内容をもった批評文を読み解き」「フランス語圏のみならず、広く外国の文化現象に対して好奇心を持」つ。教育学科だけは公募志望者が一般など他の受け入れと異なるポイントとして「学校教育を中心とした教育的事象に強い関心を持ち」を特記する。

アイディア 合格のツボ

文案を練る形の書類は「志望理由書」のみ。題意は志望する「学科を志望する動機」(1200 字程度)のみ。「入学後の学習目標と学科への適性をはかる」と大学側が発表しており、「非常に重要」とするのが「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」だ。

 ここで2つの可能性が浮かぶ。1つはストレートに入学後のみを語る方法。これまでの知見をもとに徹底した学習計画を組み立てる。その場合「主体性」「協働」を自ら学ぶ積極性やゼミの活性化に質する人格であるという証明あたりか。もう1つは「主体性」「協働」を過去のさまざまな活動(正課、課外、学外を問わない)によって証明し、その成果を「学科への適性」と位置づけた上で「入学後の学習目標」へつなげる形式。この手法を選択するとしたら過去の活動を単なる自慢話にしないよう心がけたい。

 2次試験(最終)は学科により異なる。おおよそ小論文と面接のセットである。小論文で試されるのは思考力・判断力・表現力と真っ当な仕組み。英語英米文化のみ英文を読んで日本語で答える。他はすべて日本語。

 人文系の小論文は専門性が既に問われるといっていい。哲学は「哲学・思想史と美学・美術史」の範囲。史学は史資料を提示されての解析。教育はアドミッションポリシーが特定する「学校教育を中心とした教育的事象」であろう。やや難しいのはドイツ語圏とフランス語圏。かつては独文、仏文学科であったのを改組した歴史を持つ。まさにフランス語圏のアドミッションポリシーにある「文学作品に偏らず」だ。

 ドイツ語圏は母国が2度の世界大戦で敗れているため欧州に限られるが中欧の主要言語でEUの公用語でもある。ゆえに「ヨーロッパや世界情勢と関連させ」る必然が湧くのだ。このあたりの歴史や政治を事前に十分学習しておきたい。反対にフランス語圏は世界中に植民地を広げていた関係でアフリカ中西部、北米、オセアニアと東南アジアの一部までカバーする。「広く外国の文化現象に対して好奇心を持」つというアドミッションポリシーと符号しよう。

 

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