全校からのお知らせレポート
中学受験を控えている皆さんと保護者の方へ
公開日:2021年02月01日
2月1日は、開成や桜蔭など、東京と神奈川で私立中学受験が解禁される日。
多くの方がそのまま高校まであがることを考えると、中学受験は、今後の学び舎を決める大きなターニングポイントとなります。
早稲田塾にも、中高一貫校に通いながら大学受験に向けて頑張っている、そんな塾生が数多く在籍しています。
現役合格に向けて、集中し、自分の全力を出し切る。そのために必要な姿勢や心構えは中学受験も大学受験も同じです。
特に今年はコロナ禍の影響もあり、大学受験も中学受験も大きく揺れ動きました。
高校生はもちろん、頑張る小学生の皆さんも目標を達成できるよう、応援したい――。そこで今回は、これから中学受験を控える小学生の皆さんと保護者の方に、早稲田塾からメッセージをお送りします。
参考にしていただけましたら幸いです。
「目的意識」を持って勉強することが大切
毎日ずっと勉強だけしていると、モチベーションを一定に保つことが難しくなります。
そんな時、「なぜ勉強するのか」目的意識があるとモチベーションを保つことが出来ますよね。
志望校に入ってどんなことを学び、その学びをどのように将来に活かすのか。
「将来の夢は医師。だから○○中学に入って医学部を目指したい」
「将来は、大好きなロケットの開発に関わりたい。○○大学工学部への合格実績が豊富な中学校に入りたい」など、将来のイメージを持つことが大切です。
「まだ将来のことは先過ぎてイメージできない」ということであれば、「あこがれの慶應に入りたい!」などの漠然とした思いでも構いません。
「この学校に何が何でも通いたい」という強い気持ちがあると、成績が下がってしまったときや直前期の追い込みなどモチベーションの維持が難しい時期でも、また集中して勉強に向かうことができるようになります。さらに言えば、「やらされ」ではなく、主体的に合格に向けて努力できるようになるのです。
志望校選びについて
それでは、どのように志望校を決めるのか。
偏差値、校風、立地、カリキュラムなど、様々なポイントがありますが、中でも重視したいのが、その中学校の教育理念です。
どんな教育方針のもとで指導されているのか。さらに、どんな学生を求めているのか。ホームページや入学案内冊子などに書いてある内容をぜひチェックして、「ここで学びたい!」「ここは自分に合っているな」と思うかどうか、考えてみてください。「なんとなく…」という曖昧な動機の時に比べて、勉強に向かう姿勢が変わるはずです。
実は、現在大学入試で定員が年々増加している総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)でも、最も重視されるのは、「アドミッションポリシー(大学が求めている人物像)と学生がマッチしているかどうか」です。総合型・学校推薦型選抜では、そのマッチングと受験生の志望校への意欲・情熱を見るために、面接や書類など様々な方式で試験を行います。
中学受験の段階で、「自分は何のために学ぶのか?」「どうしてその学校で学びたいのか?」が明確になっていると、その後の大学受験でも必ず活きてくるのです。
また、パンフレットだけではわからない、学校の雰囲気、駅からの距離などは、学園祭などの機会を活かして、実際に学校に足を運んで確かめてみましょう。
勉強に対する「目的意識」を明確にすることで主体的な学びにつながります。「目的意識」を明確にするために、志望校の教育理念を知り、自分がその学校でどのよう成長を成し遂げる事ができるのか考える事が重要です。
以上が、これから中学受験を控える皆さんに送るメッセージでした。
志望校合格に向けて頑張ってください。応援しています!
大学入試も各大学のアドミッションポリシー (大学が求めている人物像)とのマッチングがその学生の成長に繋がります。中学受験をお考えの保護者の方も是非、大学入試から一度、中学受験をお考えになられてみませんか?