みなさん、こんにちは！

早稲田塾池袋校 担任助手の能勢千晶（お茶の水女子大学理学部２年、中央大学附属横浜高校卒）です。

5/16(日)11:00-12:20 に行われる

では、｢大学生の理工系研究のReal」というテーマで、皆さんの質問にも答えながらお話していく予定です。
理工系の人はもちろん、まだ進路が決まっていない方も、是非皆さんご参加ください！

この記事では、今回の演者である能勢純弥さん（早稲田塾青葉台校担任助手、東京工業大学情報理工学院数理計算科学系修士2年、厚木高校卒）についてご紹介します。

僕は今、情報理工学院という修士課程にいます。修士、というのは大学4年間終わった後も研究したいぜ！！という人が集まる大学の上の学校みたいなものです。

さて、最近情報系の学部って大人気ですよね。僕は2016年の4月に一般入試で大学に入学しました。当時、東京工業大学一般入試全体倍率は4倍ちょっと、その中でも情報系の倍率は5倍程度と、少し情報系が人気だな程度でした。一方、今年2022年度入試、東工大全体の倍率は4倍いかなかったにも関わらず、なんと情報系は 8倍超え！！！

あの時に入っておいて良かったあと心底思いました。

一体全体これが何の話かと言いますと、情報系最近流行っていますよね、情報系の分野は引く手数多だ、とみんな思っていますよね、という話です。正直僕も情報系に入る前はそうなんだろなあと思っていました。が、最近僕は、本当にそうなのだろうか、と考えます。この辺はThe Real 理工系編の当日にお話しします。

1つだけ言えるのは、今皆さんが「最新技術」と聞いて思い浮かべる技術は、きっと5~10年ぐらい前にはすでに開発されていたものである可能性が高いでしょう。

はい！僕は今、

初学者のためのプログラミング学習環境の作成

に取り組んでいます。
プログラミングを初めて学ぶ際、いきなり「書いてみて！」と言われても難しいですよね。そこで、まず何から書けば良いのか、ということをリードしてくれるツールを作成しています。

プログラミングって、結構、人によって上手い下手があるなと僕は思っています。上手い人のプログラムって綺麗なんですよね。逆に、綺麗に書くのが苦手な人はどうでもいいミスをしがちです。良いプログラムを書く習慣を身につけるには、最初はしっかりとリードしてくれるツールが欠かせないと考えました。

という話を聞いて、少し違和感を覚える人もいるかもしれません。情報系、というと結構多くの人が「プログラミングを使って〇〇をする」「人工知能を使って××をする」という研究を思い浮かべるのかなと思います。確かに、実際にそのような研究をしている人の方が僕の周りにも多いです。しかし、僕の研究室はプログラミングそのものについて研究している人が集まってきています。言語を開発する人もいたり、コンパイラについて研究している人がいたり、普段あまり見かけない研究をたくさん見れるのは楽しいです。

そうですね。ご存知の通り、情報系の人間はパソコン1台あれば研究が進みます。僕は直接は使いませんが、自宅からスパコン(スーパーコンピューターTSUBAME3.0)を使える環境も学校から提供されています。つまり、学校に行く必要がないのです。学校に行くということは不要不急な用事なのです。

はい、結論大学院に進学後1年と1ヶ月ちょい、全く大学での授業や研究活動をしておりません。これが良いか悪いかは人によって感じるところ違うとは思いますが、僕は完全オンラインで生活が楽になったなと思っております。有効活用できる時間が増えました。

プログラミングって結構行き詰まるんですよね。行き詰まるともう何をしても先に進めない。そんな時に何をするか、洗濯をして掃除をします。家事をしながら頭の中はプログラミングのことで一杯一杯。そんな時にふと解決策が頭に思い浮かぶのです。そんな生活をしていると、完全リモートも悪いもんじゃないなと思います。

何事も捉え方次第では、良い面も悪い面も見つかるものです。

はい、名言です。太字にしてもう一度。

何事も捉え方次第では、良い面も悪い面も見つかるものです。

そうですね。自分の研究テーマをもとにして「研究とは」ということや、今後の情報系の行く末などについてお話しできればなと思っております。みなさん、ぜひRealな話を聞きにきて下さい！

The Real 理工系の紹介記事はこちらから。また、こちらの紹介ページから他演者紹介の記事に飛ぶこともできます！

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