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中央大学
文学部

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中央大学文学部は2021年度入試より、自己推薦特別入試を実施している。この入試は前年度までの英語運用能力特別入試、ドイツ語・フランス語特別入試を見直した「外国語型」、これまでにはなかった専攻(プログラム)への意欲や適性を特に重視する「専攻適性型」に分けて募集が行われる。

※掲載内容は変更されている場合があります。必ず大学のホームページ、入試案内冊子などをご確認ください。

※2023年11月20日更新

文学部 自己推薦特別入試

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入試の特徴と出願資格

中央大学文学部は2021年度入試より、自己推薦特別入試を実施している。この入試は前年度までの英語運用能力特別入試、ドイツ語・フランス語特別入試を見直した「外国語型」、これまでにはなかった専攻(プログラム)への意欲や適性を特に重視する「専攻適性型」に分けて募集が行われる。
試験は第1次選考と第2次選考の2段階で行われる。第1次選考は書類審査で、「外国語型」「専攻適性型」で提出書類が異なる。
これらの提出書類によって、高等学校までの学習で身につけた知識・技能、そして論理的に思考する力や言語、文化を学ぶ基礎としての日本語と外国語の読解力と表現力が評価され、通過者が第2次選考に進める。

入試概要

1出願期間

  9月上旬

21次選考内容

  出願書類による書類審査

31次選考合格発表

  10月上旬

4提出書類

  志願理由書、志願者経歴書・検定試験記入用紙、調査書等

52次選考時期

  10月下旬

6.2次選考内容

  外国語試験、専攻(プログラム)別試験、面接

7.2次選考合格発表

  11月上旬

入試の特色

方式が「外国語型」「専攻適性型」の2種にわかれ併願できない。「外国語型」は英独仏の3言語のうち1つを満たす。英語の場合TOEFL iBTで57以上、英検だと準1級以上となかなかに厳しい。すべての専攻を対象とする。「専攻適性型」ではフランス語文学文化(募集人員4人)、日本史学(同5人)、哲学(同3人)、社会学(同15人)、心理学(同4人)、「学びのパスポートプログラム」(同10人)を募集。絶対的・客観的な条件はないが書類などで見極められそうだ。

 両方式合わせて21年度は約100人の合格者を出した。検定の資格が強めの「外国語型」60人(倍率約3倍)はともかく自己評価である程度出せる「専攻適性型」の合格者約40人(約4倍)は東京圏の有力私大文学部ではかなり多い方。志願者が突出して多い社会学(約4.5倍)と「学びのパスポートプログラム」(約4.7倍)も倍率だけで比較すれば全体よりやや難しい程度だ。

 もっとも人気薄の「フランス語」「日本史学」「哲学」は「合格のツボ」で示すように出願条件に見合った経験や能力を既に身につけていないと書類が作れないという問題を抱えている。こうした学域は確信して進まないと入学してもつらいだけなので難度云々以前に「無理だ」という方は避けた方がいい。

 アドミッションポリシーは「入学者選抜ごとの評価項目」を掲げていて参考になる。「外国語型」は「知識・技能」(主として語学力)を書類で、「思考力・判断力・表現力」を会場試験の講義理解力で、「主体性・協働性」を面接ではかる。「専攻適性型」は書類が非常に重要で「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」まで大いに見極め、会場試験で「思考力・判断力・表現力」を確認するといった具合だ。

アイディア 合格のツボ

方式を問わず全員が提出するのがA4判1枚の「志望理由書」。題意も「中央大学文学部に入学を希望する理由」と至ってシンプル。「外国語型」はフランス語文学文化専攻のみ4000字の事前提出小論文が課される。

 「専攻適性型」のうち「フランス語」のみ出願条件の「美術館等でのボランティア」などの「体験ないし教育普及プログラム等に継続的に参加した体験」を証明する「活動内容説明資料」提出が義務づけられる。他は事前提出小論文。題意は出願条件に見合った内容だ。既出の「フランス語」だと「美術館における活動を通じて得たものについて論じなさい」が約4000字も課される。「日本史」は課題図書を読んで「歴史を学ぶ意義」を3000字程度で論じる。課題図書だけで書き切れるとは想定しがたく出願条件の「高校時代に日本史学・考古学に関する活動」や深い学習がないと厳しい。「哲学」の出願条件は「文学書、哲学書等の豊かな読書経験を持つ」で小論文の題意も「今までに読んだ哲学書について論じなさい」(3000字程度)と一致する。以上の3専攻は大学、しかも中央大学でこの学問を修めないと我慢できない!という方向づけだ。

 その点で条件が学びの意欲で済む「社会学」とプログラム自体の特性である「学問領域を横断する多方面の内容に関心を持つ」の「学びのパスポート」は出願しやすいが、事前課題はなかなかに手強い。「社会学」の「自己推薦文」(約1500字まで)は詳細にわたる。「学びのパスポート」はプログラムへの詳細な理解が不可欠な題意だ。

 中間が「心理学」。出願条件に「心理学に関する多くの読書経験やボランティア等の経験」が示され事前課題も「科学的な根拠を提示している心理学の本(2冊以上)を取り上げ、その長所と問題点について論じなさい」(3000字程度)と呼応。直前にバタバタ2冊だけ読んで書いても採点者に見透かされるのは必定である。

 1次選考で合格者の2倍程度まで絞り込まれる。「外国語型」は資格の優劣以外は主に志望理由書しか落とされる理由がないのでご注意を。通過者のみ会場試験(最終)に進める。

 会場試験の方法はやや複雑。「外国語型」のみで募集する専攻は出願した言語による外国語試験と面接というのが基本。「専攻適性型」でも募集する専攻は「外国語型」も一緒に「専攻(プログラム)別試験」を受ける。「フランス語」だけ「外国語型」と「専攻適性型」が別の試験。講義理解力やデータの読み解きなどが主で直前に対策して何とかなるレベルかというと厳しい。

 

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