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総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)情報
同志社大学

同志社大学 アドミッションズ オフィス方式による入学者選抜(AO入試)と推薦選抜入学試験・自己推薦入学試験(公募制)の特長
Characteristics
建て付けとしては「AO入試」が総合型選抜で「公募制」が学校推薦型選抜にみえる。しかし実態は異なる。「公募制」と大学側がまとめている試験形態のうち「自己推薦」「特別入学試験」と銘打たれているものは学校長の推薦が不要でエントリーも学校推薦型選抜の11月以降よりずっと早い。これらは受験生の感覚として総合型選抜とみなしていい。
すると景色が変わる。「AO入試」は4学部で募集総数31人。ここに「自己推薦」「特別入学試験」として実施される8学部95人(うち事実上のスポーツ推薦36人)が加わるのだ。スポーツ健康科学科以外は重複しない。同大14学部のうち実に11を占める。ここに純然たる「公募制」2学部が加わるというイメージが実情に最も近い。
AO入試は商学部に外国語検定(TOEFL iBT®だと70点以上)の出願条件があるくらいで、評定平均は生命医科学部医情報学科(3.8以上)、文化情報学部が英国数いずれかが4.0以上であることを求める程度。ほぼノーガードで打ち合って下さいという間口の広い条件である。その割には倍率は2~4倍にとどまる。唯一の例外たるスポーツ健康科学科(10倍)は同学部の「公募制」の条件が全国レベル以上と異様に高いため、出願条件のゆるいAO入試に集中していると考えられる。「公募制」は評定や出願資格がほぼ規定されているからか倍率は2倍程度が目立つ。
同志社大学 アドミッションズ オフィス方式による入学者選抜(AO入試) 入試のポイント
Point of the examination
【アドミッションポリシー】
AOは極めて明快で「知識の多寡だけ」も「一芸一能だけ」も評価しない。かといって軽んじるという意味ではないのにご注意を。創設者の新島襄の薫陶をいまだ強烈に受け継いでいる。その度合いは早稲田、慶應義塾、津田塾らに匹敵。建学の精神である「深く学問・技芸を探求するとともに、自治自立の精神を涵養し、国際感覚豊かな人物を育成する」(特に「自治自立」は合い言葉に近い)と「倜儻不羈(てきとうふき)の精神」(=才気がすぐれ、独立心が旺盛で、常軌では律しがたいこと)の体現者であると書類と二次試験で遺憾なく証明すればいい。そうした力を書類でじっくり見定めて二次のプレゼンなどで話も聞こうじゃないかというスタンスで、それ以上でも以下でもない。
「公募制」は証明可能な数値や実績を多くが前提とするも、それらを大学・学部の学習でどう生かすか=新島精神を発揮できるかを試す。倍率が高い心理学部と近年人気高の神学部自己推薦を除いて一次選考は原則通してやろうという風潮である(内々の採点はしているようだ)。したがって二次の面接・口頭試問・小論文で相当分が決する。
【難易度】
AOは選考基準から判断しても実態から推察しても「成績がいい」「実績がある」だけでは通じない。その意味で偏差値のような定量分析は不可能。何しろ「一芸一能でいかに優れていても、総合的な評価の結果不合格になる場合もあります」と望ましくないとまで見なしている。「学びの意欲」と「学力試験では評価できない多様な能力」で評価されたいし、書類にその意図を表現できているかが決定的だ。
その点で「公募制」はある程度学部別に何を強く求めているのか出願条件や書類の題意で推し量れる。おおまかにくくると課外・学外活動でできれば「長」を務め、外国語検定に挑戦し、成績もそこそこ(評定3.5~4.0)取っておくという日常の研さんが功を発揮しやすい。
合格のツボ
何といっても①自己紹介書②志望理由書③エッセイの書類である。自己紹介書は「自己アピールできるもの」を大学側が8種類+「その他」に分類し、自分のあてはまる内容を2つ以内選んで500字でアピールする。「指導性」「文化活動」「語学能力」あたりを選ぶ志望者が多い。努力の経緯や自己評価などが読み手に伝わる形で書こう。めざましい実績を残している場合は字数の500字を生かす。正式名称や評価された結果など最小限の情報を盛り込むだけで埋まるから淡々と5W1Hをそろえていけば「一芸のみ誇っている」と誤解されまい。志望理由書の題意は①当該学部・学科を志望した理由②入学後の勉学計画③あなたがめざす将来像を述べる、の3つ。内容が重複しないよう整然と書き分けたい。
エッセイは「自由テーマにより2000字以内」で同大書類の最も大きな特長。商学部とスポーツ健康科学部に題意を限定されているのはむしろ書きやすい。
注意すべきは会場試験の面接のうち商学部とスポーツ健康科学部、文化情報学部は必須で他も任意で5分間もしくは10分程度のプレゼンテーションができるという点。するかしないか自由でも「しない」という選択をする必然はないので基本的にやる。その場合に「発表内容は、提出した書類についての補足」または「志望学部に関連すること」との決まりに注目したい。「提出した書類」のうち最も字数が多く、一番自由に書けるのがエッセイだ。すなわちプレゼンで大きなアドバンテージを獲得できる可能性が最も高い。
総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)を実施している学部
Faculties
※2025年度入試要項より抜粋。受験の際は、必ずご自身で大学の入試要項をご確認ください。
学部 入試方式 |
出願時期 | 成績 (評定平均) |
英語資格 | 主な出願書類 | その他の選考 | 備考 |
商学部
AO入試 |
9月上旬 | なし | あり(※) | 英語による自己PRの 録画資料 自己紹介書 志望理由書 エッセイ |
小論文 面接 (プレゼンテーション含) |
※TOEFL iBT 70点以上 TEAP280点以上 など |
学部 入試方式 |
出願時期 | 成績 (評定平均) |
英語資格 | 主な出願書類 | その他の選考 | 備考 |
生命医科学部
AO入試 |
9月上旬 | 指定科目 3.8以上※ | 指定なし | 自己紹介書 志望理由書 |
面接 口頭試問 (希望者はプレゼンテーション含) |
※数学・理科・英語 |
学部 入試方式 |
出願時期 | 成績 (評定平均) |
英語資格 | 主な出願書類 | その他の選考 | 備考 |
文化情報学部 AO入試 |
9月上旬 | ※指定科目の いずれかが4.0以上 |
指定なし | 自己紹介書 志望理由書など |
面接 口頭試問 (プレゼンテーション含) |
※英語・国語・数学 |
学部 入試方式 |
出願時期 | 成績 (評定平均) | 英語資格 | 主な出願書類 | その他の選考 | 備考 |
スポーツ健康科学部 AO入試 |
9月上旬 | 指定なし | 指定なし | 自己紹介書 志望理由書など |
小論文 面接 (プレゼンテーション含) |
− |
学部 入試方式 |
出願時期 | 成績 (評定平均) |
英語資格 | 主な出願書類 | その他の選考 | 備考 |
神学部
自己推薦入試 |
9月上旬 | 指定なし | 指定なし | 自己紹介書 志望理由書 小論文※ |
口頭試問 | ※小論文は自由テーマ |
学部 入試方式 |
出願時期 | 成績 (評定平均) |
英語資格 | 主な出願書類 | その他の選考 | 備考 |
社会学部
自己推薦入試 (スポーツ) |
9月上旬 | 全体の評定平均 3.0以上 |
指定なし | 志望理由書 競技成績証明書 |
小論文 口頭試問 |
各種競技スポーツにおいて 指定されたいずれかの 実績を有することが必要 |
学部 入試方式 |
出願時期 | 成績 (評定平均) |
英語資格 | 主な出願書類 | その他の選考 | 備考 |
社会学部 教育文化学科 自己推薦入試 |
9月上旬 | 指定なし | 指定あり※ | 志望理由書 レポート 自己の活動内容を 客観的に証明する資料 外国語力を証明する書類 |
小論文 口頭試問 |
※スコアまたは 合格証明証の提出必須 GTEC(4技能) またはGTEC-CBT TOEFL iBTⓇテスト TOEFL ITPⓇテスト 実用英語技能検定 |
学部 入試方式 |
出願時期 | 成績 (評定平均) |
英語資格 | 主な出願書類 | その他の選考 | 備考 |
法学部 自己推薦入試 |
9月上旬 | 全体の評定平均 4.0以上 |
指定あり※ | 志望理由書 資格を証明する書類 |
小論文 面接 |
※TOEICⓇ LISTENING AND READINGテスト 700点以上 英検準1級以上 TOEFL iBTⓇテスト72点以上 等 |
学部 入試方式 |
出願時期 | 成績 (評定平均) |
英語資格 | 主な出願書類 | その他の選考 | 備考 |
経済学部 自己推薦入試 |
9月上旬 | 全体の評定平均 3.4以上 |
指定あり※ | 英語能力を証明する書類 志望理由書 |
小論文 面接 |
※スコアまたは 合格証明証の提出必須 GTEC(4技能) またはGTEC-CBT TOEICⓇ LISTENING AND READINGテスト TOEFL iBTⓇテスト 実用英語技能検定 等 |
学部 入試方式 |
出願時期 | 成績 (評定平均) |
英語資格 | 主な出願書類 | その他の選考 | 備考 |
スポーツ健康科学部 自己推薦〈スポーツ〉入試 |
9月上旬 | 全体の評定平均 3.2以上 |
指定なし | 競技成績証明書 競技成績を証明する 客観性のある資料 |
小論文 面接 |
出願条件として 各種競技スポーツにおいて 全国大会または国際大会に 正選手として出場し、優秀な 競技成績を有することが必要 |
学部 入試方式 |
出願時期 | 成績 (評定平均) |
英語資格 | 主な出願書類 | その他の選考 | 備考 |
心理学部 自己推薦入試 |
9月上旬 | 指定なし | 指定なし | 志望理由書 自己アピールのための 資料 |
小論文 面接 |
以下に例示する活動に 熱心に取り組んだ者。 ・高等学校の課外活動 (スポーツ活動、文化活動、その他) ・社会活動 ・その他、個人的研鑽 |
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先輩の声
落合 莉櫻
同志社大学 文化情報学部
青山学院横浜英和高校出身
2021年卒業

早稲田塾ならではの勉強法が役立った
もともと英語は苦手で、特に単語を覚えるのが苦手だった私にとって「英語特訓道場」はとても良かったです。一人だとダラダラ時間をかけて覚えていた英単語を、ビシッと短時間で覚えるクセがつき、集中力が上がりました。また、集中しているから印象に残るのか、短期記憶なのに後日問題を解いていても「どこかで見たことがある」と長期記憶になりやすい。今まで気づかなかった勉強法が、ここで身につきました。