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同志社大学
法学部

同志社大学 法学部

Give yourself the best chance to get into your dream college.

出願書類および筆記試験(日本語による小論文)、面接を実施し、総合的に判断して合格者を決定する。出願条件として評定平均4.0以上かつ英検準一級以上などの外国語検定試験の成績が必要である。

※掲載内容は変更されている場合があります。必ず大学のホームページ、入試案内冊子などをご確認ください。

2023年6月19日更新

法学部 自己推薦入学試験

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入試の特徴

日程や学校長推薦の有無などから「総合型選抜」ととらえていい。同志社大学独自のカテゴリーだと「推薦選抜入学試験・自己推薦入学試験(公募制)」と総合型とも学校推薦型とも受け取れるのでご注意を。同大はまた独自カテゴリーで「AO入試」を置くが法学部は行っていない。

 出願条件は評定平均4.0以上で英語資格保持者。TOEFL iBT 72点以上、英検 準1級以上とハードルはかなり高い。

 募集人員は法律学科15人で政治学科5人。合格者をこの範囲内で出しているので実質的な倍率は両学部1.5倍程度。募集人員に満たないケースもしばしばだ。

 アドミッションポリシーに相当するであろう要項冒頭の学部長の文言では「高度な語学力をもった皆さん、同志社大学法学部への入学を考えてみませんか」とある。政治学ならば地域研究などでイメージしやすい一方、法律学は「なぜ?」と思いがち。そこを学部長文言は「人間社会を扱う普遍的な学問であるがゆえに、分析すべき問題は国境や言葉の壁を越えてグローバルに現れます」と解答している。

 建て付けはあくまで「高度な語学能力やグローバルな素養を兼ね備えた方を対象とした入学試験」なのだが、語学力と「グローバル」は文字通りの並列関係というより因果関係に近い。あえていえば出願条件で「高度な語学力」を担保し、書類や会場試験で他の「素養」などを試そうという段取りと推測される。

 直接の関わりこそないとはいえ法曹育成の中核たる法科大学院における同志社の合格者数は西日本の私立大学でトップ級の実績を残している。ゆえに「法曹になりたい」という志望でも決しておかしくないが、この方式で求める学生像とはやや趣を異にする。

入試概要

1.出願期間

 9月上旬

2.提出書類

 志望理由書、英語資格を証明する書類 等

3.選考時期

 9月中旬

4.合格発表

 11月上旬

5.出願資格

 ◎全体の評定4.0以上の者
 ◎指定した外国語検定試験のいずれかの基準を2020年4月1日以降に満たしている者。
  TOEICⓇ LISTENING AND READING 700点以上
  TOEFL iBTⓇ テスト       72点以上
  IELTS (Academic Module)   6.0以上
  実用英語技能検定(英検)     準1級
  国際連合公用語英語検定試験    A級
  ドイツ語技能検定         2級
  Goethe-Zertifikat  B1      合格
  実用フランス語技能検定      2級
  DELF B1             合格

アイディア 合格のツボ

文案を練る必要がある書類は志望理由書。A4判2枚でまとめる。特段の題意がなく単に「志望理由書」のみだ。こうした場合、大学が該当方式で何を求めているか盛り込むのが常道。「高度な語学能力」と「グローバルな素養」をアピールして大学への学びへとつなげていく。うち「高度な語学能力」が出願資格と同程度だと「皆同じ」だから「高度」といい難いのにご注意。「グローバルな素養」は大学での学習計画へにじませるのも可能だ。

A4判2枚は短い。よほどの経歴がない限り長々と自分語りをせぬように。書類での選考はなく皆が会場試験(最終)に臨めるも、出願書類は他と合わせて「総合的に判断」されるのでおろそかにしてはならない。

 会場試験(最終)は小論文と面接。課題文を付さずに時事的な問いを投げかける「テーマ設定型」で難度は高い。まず課題文がないからテーマの背景を知識として持っておく必要がある。21年のテーマは「公文書の偽造や改ざん」であった。「なぜ起きたか」「公文書はそもそもどうして適切に管理すべきなのか」「どのような方法が必要なのか」と聞く。18年に起きた財務省決裁文書改ざん問題などを想定していよう。最低限それらの5W1Hを知っていなければ手も足も出まい。

 法律と政治の2学科共通問題だから、法にのっとってサービスを執行する行政が抱える諸問題が今後も出題されそうだ。範囲は日本国内(日本も関わる国際課題を含む)と考えてよかろう。この範囲で日々ニュースなどをチェックしておかないと「何それ?全然知らない」になりかねない。といってそれらをすべて渉猟するのは不可能に近いから統治機構がどのように運営されているかという基本的な仕組みを徹底的に勉強するのをお勧めする。

 面接は大学が要望する「高度な語学能力」と「グローバルな素養」の確認。すなわち志望理由書の内容と重複すると想定されるため、それらを5W1Hのどこから質問されても明確に答えられるように訓練しておこう。

 

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