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法政大学
経営学部

法政大学 経営学部

Give yourself the best chance to get into your dream college.

提出書類により一次選考が行われ、小論文試験(筆記試験)および面接試験により合格者を決定する。経営学部では経営戦略学科のみで実施され、出願資格として評定平均4.2以上、TOEFL iBT61点以上相当を有する英語資格試験のスコアの提出が求められる。

※掲載内容は変更されている場合があります。必ず大学のホームページ、入試案内冊子などをご確認ください。

※2023年11月22日更新

経営学部 グローバル体験公募推薦入学試験

最新入試情報から合格のポイントまで
総合型・学校推薦型選抜の全てがわかる!

入試の概要

【出願について】
・経営戦略学科で実施(経営学科・市場経営学科では実施していない点に注意)。
・日本国内の高校在学中に留学経験のある者(連続 180 日以上)で、英語資格の基準を満たし、かつ全体の評定平均値が4.2以上の者が出願できる。
  英語資格は以下の通り。
   TOEFL iBT 61 点以上
   IELTS(Academic Module)5.0 以上
   TOEIC L&R+S&W 980 点以上
   実用英語技能検定準 1 級以上など。
・専願であり、「合格した場合は入学を確約できる者」とされている。

1.出願時期

10月上旬

2.主な提出書類

志望理由書(自己推薦書) 2000字以内

3.1次選考(書類審査)合格発表

11月上旬

4.2次選考時期

11月中旬

5.選考内容

小論文(60分)・面接

6.2次選考合格発表

11月下旬

7.倍率

2021年度 約1.3倍 2020年度 約1.5倍

入試の特徴

【アドミッションポリシー】
 要項には「海外高校への留学体験を有する有能な高校生のため、学力試験だけでは評価できない能力、経験および意欲を評価する入試を実施」すると記されている。180日以上の海外高校への留学経験を有する者が受験をできる入試である。かつ、高校の成績と高度な英語資格も求めている。ホームページに記載されているアドミッションポリシーには、「経営学部の教育目標を踏まえ、そのカリキュラムのもとで学習するに必要な知識、能力、意欲等を有している」ことに加えて、グローバル体験入試では「海外高校への留学体験を持つ者」を「対象とし、書類審査、筆記試験、面接試験を組み合わせて選抜する」と記載されている。経営戦略学科は「グローバルな戦略策定能カを持つ人材の育成を目指」しており、海外体験を踏まえてグローバルな視点から経営に関する学びを深めたいと願う人物を求める入試と言えよう。国際的なビジネスについて学ぶ際に、高度な英語運用能力は必須となる。また、大学での学習や研究に必要となる、ひたむきで真面目な学習姿勢を有しているかどうか、高校の評定平均値から評価されるため、これらが出願資格となっている。
 提出書類による第一次選考の後、小論文と面接による第二次選考も課される。いずれも自身の言葉で考えを明確に伝えなければならない。「グローバルな戦略策定」ができたとしても、伝える力を持たなければ未来の活躍は望めないだろう。よって、伝える力も重視される入試と言える。

 

【難易度】
 経営戦略学科の一般入試A方式の倍率約4.0倍に比べれば、グローバル体験公募推薦特別入試は1.3倍であり、非常に低倍率と言える。留学日数を満たし、かつ高校での学習や英語資格の取得を目指して努力してきた人にとっては、好機と言えるだろう。2021年度では第一次選考が1.0倍で、第2次選考は1.3倍である。丁寧に書類作成を行い、かつ自らの言葉で書き、話す練習を行えば、合格の可能性は大いにある。
 ただし、低倍率だからと言って気を抜くのは問題だ。募集人数は「若干名」であり、大学が求めるレベルに達していない学生は、いくら応募人数が少なくとも合格できないと考えるべきである。真面目に書類作成や小論文、面接の対策に取り組まなければ、痛い目に合う。

アイディア 合格のツボ

【提出書類】
 「志望理由書(自己推薦書)」は2000字以内である。「志望理由書(自己推薦書)」以外に特段の指示はない。
 志望理由書には、何を学びたいのか、なぜ学びたいのか、法政大学の経営戦略学科である必然とは何か、さらには将来どのように活躍したいと考えているのか、明らかにしていけば良い。「志望理由書(自己推薦書)」とも書かれているため、人物アピールも含めた方がよいと考えるべきである。この入試制度が「海外経験」を重視している点からして、留学に関するアピールをすべきである。
アピールする内容については、工夫を求めたい。単に留学経験のあらましを書くだけでなく、あなたの強み、個性がどのような点にあるのか、明確にしたい。例えば、留学中に主体的に取り組んできた事柄、経営に関する興味関心を示すエピソードを考えてみたい。自ら主体的に取り組んできた事柄があれば、その経験から自身の強みを見出し、それが大学での学びや将来にどう結びつくのか説明できると良い。経営に関しては、留学中に気づいたビジネスや企業の戦略に関するテーマを定め、自主研究してみたといった事例を紹介するのも良いだろう。いずれにしても、留学したからこそ得られたあなたの強みを見出したい。
 大学の学びと関連付けるためには、経営学、特に経営戦略とはどのようなものか、理解する必要がある。経営学の基礎に関する本を読み、さらに企業や業界研究と言ったものを自主的に行ってみることを強くお勧めしたい。

 

【第二次選考】
 第二次選考は小論文と面接である。小論文は課題文が提示されない、「テーマ設定型」の問題が例年出題されている。ざっとここ数年の小論文のテーマを列挙すると、2018年度はグローバル化とテクノロジーの発展がもたらす職業への影響、2019年度は日本と海外の教育の違いについて、2020年度には日本と海外、それぞれの「多様性」に関する課題が出題されている。特徴的なのは全ての年度において、単にテーマに関する意見を問うのだけでなく、受験生の体験や経験、さらに将来像と関連付けて述べよ、という指示がある点である。自己の留学経験について、志望理由書作成の段階から自己分析をしておくと有利になるであろう。
 その上で、経営に関連する社会の動向についてもアンテナを張っておきたい。グローバル化やAIの進化に限らず、地球規模での環境問題、日本や諸外国における人口問題など、広く社会的な話題に眼を向け、経営学との関係性を考えておくと良いであろう。「グローバルな戦略策定能カを持つ人材の育成を目指」しているという経営戦略学科の目標を踏まえ、現在社会で課題とされているものは何か、そして未来はどうあるべきと考えるのか。自分なりの意見をまとめる練習をしておくと良いだろう。
 面接では志望理由に加え、留学中のエピソードや将来の希望などが問われる。多くの大学で経営学に関する学びができる中、なぜ法政大学でなければならないのか、カリキュラムや特徴的なプログラム、教員の研究テーマといったものもよく理解し、準備しておくと良い。志望理由書の作成においても必要になるが、学部学科の魅力を正しく理解し、端的に伝える練習を重ねよう。提出書類も参照される可能性を考え、出願した後も志望理由を深める意識を持ちたい。

 

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合格した先輩の例

 経営戦略学科にグローバル体験公募推薦融資で合格した先輩の例を紹介しよう。約1年間の留学経験を有する先輩は、留学中の経験も含めて自分を評価してくれると考え、出願を決意している。留学中に国際的なビジネスに関心を持ち、帰国後も自主的に経営に関する学びを深めた。この経験から、将来コンサルタントとして企業の発展、海外進出の支援に尽力したいとの希望が生まれたという。
 そして留学中の経験や自主的な調べ学習を自己アピールとして含めた志望理由書の作成に取り組み、出願。シラバスを参照して授業内容を理解したり、ゼミの内容、海外留学制度などを調べたりしながら、法政大学の経営戦略学科でなければならない理由を考えていた。
 面接では留学から成長した点、将来像について、志望理由とともに質問されている。留学経験を踏まえて将来像を思い描き、その目標達成のために法政大学で学ぶ必然性を訴えている。国際的な視野を持って経営に携わりたいという将来像、そして大学で学びたいと言う意欲が評価されたからこそ、合格を手にできたと言えるだろう。

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