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法政大学
現代福祉学部

法政大学 現代福祉学部

Give yourself the best chance to get into your dream college.

提出書類により一次選考が行われ、小論文試験(筆記試験)および面接試験により合格者を決定する。入試方式によっては、出願資格として評定平均3.8以上が求められる。

※掲載内容は変更されている場合があります。必ず大学のホームページ、入試案内冊子などをご確認ください。

現代福祉学部 グローバル体験公募推薦入学試験

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入試の概要

1.主な出願資格

・日本国内の高校在学中に留学経験のある者(連続 180 日以上)
・専願であり、「合格した場合は入学を確約できる者」とされている。

2.出願時期

10月上旬

3.主な提出書類

志望理由書(自己推薦書) 2000字以内

4.1次選考(書類審査)合格発表

11月上旬

5.2次選考時期

11月中旬

6.選考内容

小論文・面接

7.2次選考合格発表

11月下旬

8.倍率

2021年度 1.2倍 2020年度 1.0倍

入試の特徴

【アドミッションポリシー】
 要項には「海外高校への留学体験を有する有能な高校生のため、学力試験だけでは評価できない能力、経験および意欲を評価する入試を実施」すると記されている。180日以上の海外高校への留学経験を有する者が受験をできる入試であるが、ホームページに記載されているアドミッションポリシーでは、入学前に備えているべき能力の一つとして「少子高齢化、子どもの貧困問題、地域間格差拡大、心のケアなど、21世紀が直面している多様な社会問題に深い関心を持ち、その解決のための自由な発想力と社会に積極的に貢献する意欲」を挙げている。これらより、海外高校への留学を通じて獲得した能力をアピールでき、さらに社会における福祉的課題に取り組む意欲を持つ学生を求める入試といえよう。

 

【難易度】
 現代福祉学部の一般入試A方式の倍率は、福祉コミュニティ学科が約6.3倍、臨床心理学科は約3.9倍(いずれも2021年度)。これに比べると、グローバル体験公募推薦特別入試は1.2倍であり、非常に低倍率と言える。出願資格を満たしているならばぜひ受験を検討してみたい。
2021年度入試では第一次選考を全員が通過している。志望理由書等の書類選考以上に、小論文と面接の第二次選考が合否を分けているのだ。法政大学の現代福祉学部は1年次からゼミに所属し、さらに学科ごとに福祉の現場で実践的に学べるカリキュラムを有している。「ウェルビーイング」をミッションとして掲げているからこそ、コミュニケーション能力が重視されていると言えよう。海外留学から得た外国語運用能力だけでなく、日本語力も磨いておくと、合格を大きくひきよせられるであろう。
 ただし、第一次選考を甘く見るのは問題だ。募集人数は各学科2名である。しかも大学が求めるレベルに達していない学生は、いくら応募人数が少なくとも合格できないと考えるべきである。真面目に書類作成や小論文、面接の対策に取り組まなければ、痛い目に合う。

アイディア 合格のツボ

【提出書類】

 「志望理由書(自己推薦書)」は2000字以内である。学部学科を志望する理由を述べよ、以外に特段の指示はない。 
 「志望理由書(自己推薦書)」とも書かれているため、人物アピールも含めた方がよいと考えるべきである。この入試制度が「海外経験」を重視している点からして、留学に関するアピールをすべきである。
アピールする内容については、工夫を求めたい。単に留学経験のあらましを書くだけでなく、あなたの強み、個性がどのような点にあるのか、明確にする。例えば、留学中に主体的に取り組んできた事柄、福祉に関する興味関心を示すエピソードがないか、考えてみたい。自ら主体的に取り組んできた事柄があれば、その経験から自身の強みを見出し、それが大学での学びや将来にどう結びつくのか説明できると良いだろう。それらをアドミッションポリシーにある留学経験から獲得した能力としてまとめられるよう、工夫してみよう。
 そのうえで、大学で何を学びたいのか、研究テーマを定めたい。「21世紀が直面している多様な社会問題」への関心が求められているので、現代社会にはどのような福祉的課題が存在しているのか、問題の背景や将来の予測も含めて理解しておく必要がある。その中から自ら取り組みたいテーマを見つけ、法政大学現代福祉学部で学ぶ意義を見出せれば良いだろう。
 福祉に関する学びができる大学は他にもある。また、大学という場に行かずとも、専門学校等でも福祉に関する学びができるケースもある。これらを踏まえ、なぜ法政大学の現代福祉学部で学びたいのか、明確にしたい。オープンキャンパス等を最大限活用し、学部学科の特色を足も使って理解できれば理想的だ。

 

【第二次選考】
 第二次選考は小論文と面接である。小論文は課題文が提示されない、「テーマ設定型」の問題が出題されている。2019年度は自身の留学経験にまつわる問題が提示された。
 「自らの留学経験においてグローバル化の影響を感じた出来事を説明し、それに対してあなたがどのように感じ、対応したのか」「上記の経験や出来事をどのように生かし、自分自身のキャリアを形成したいと考えているか」「留学経験を生かした学びを現代福祉学部でどのように実現するのか」の3点について、それぞれ文章化する問題であった。
 これらの内容は、基本的に「志望理由書(自己推薦書)」の内容と関連する。第一次選考で提出した書類とかけ離れた内容にならないよう注意し、端的かつ論理的に説明できるようにしておきたい。しかも、この小論文で執筆した内容は面接でも問われる可能性がある。留学中のエピソードや将来の希望などについて、文章でも口頭でも説明できるよう訓練しておけば、合格をひきよせられるだろう。

 

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現代福祉学部部福祉コミュニティ学科 まちづくりチャレンジ自己推薦入学試験

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入試の概要

1.主な出願資格

全体の評定平均値3.8以上かつ、 高等学校時代に地域の問題を解決するため主体的に関わってきたまちづくりの経験や実績をアピールできる者(推薦者による証明が必要)。

2.出願時期

 10月上旬

3.主な提出書類

 志望理由書(自己推薦書)2000字以内
 補足資料

4.1次選考(書類審査)合格発表

 11月上旬

5.2次選考時期

 11月中旬

6.選考内容

小論文及び面接

7.2次選考合格発表

 11月下旬

8.倍率

2021年度 3倍 2021年度 1.4倍 2020年度 1.8倍

入試の特徴

【アドミッションポリシー】
 この入試では「2つのチャレンジ」を評価すると、要項の表紙に記載されている。1つは「これまで地域社会とつながりを持って、ユニークな活動を実践してきた経験(チャレンジ)」、そしてもう1つが「現代福祉学部福祉コミュニティ学科において、まちづくりに関する様々な考え方や手段を学び、自らが思い描くまちづくりのビジョンの実現に向けて、イノベーティブな一歩を踏み出したい」というチャレンジ精神である。
 まちやコミュニティに興味を持っている人は多い。その興味関心に基づき、高校時代から地域の問題を解決するための活動に取り組んできた人を求めるのがこの入試である。活動については要項に複数の例が挙げられており、「まちづくりNPO活動への参加実績(単発のボランティアは不可)」「地域活性化プロジェクトへの参加実績」「コミュニティやまちづくりに関する(プランを競う)コンテストへの出場実績」等が記載されている。評定平均値の基準を満たしたうえで、活動への参加実績さえあれば出願できるので、受験しやすい入試であると言えよう。
 その上で、大学後の将来像を見据え、学びに対する熱意を表現できる者であればよい。現代福祉学部のホームページにあるアドミッションポリシーの説明においても、「まちづくり実践へのモチベーションの高い学生」をまちづくりチャレンジ入試では求めると述べられている。将来的にも地域の課題解決やまちづくりに積極的に関わりたいと考えている人にとって、ぴったりの入試といえよう。
 

【難易度】
 現代福祉学部の一般入試A方式の倍率は、約6.3倍のため、まちづくりチャレンジ自己推薦入試は1.4倍であり、非常に低倍率と言える。出願資格を満たしているならばぜひ受験を検討してみたい。
 出願資格にはなっていないものの、「英語外部試験のスコアを証明する書類」がある場合は任意提出が可能となっている。しかも、書類審査による第1次選考において、英語資格も評価対象となると記されている。地域の課題解決やまちづくりに関わりつつ、積極的に英語学習をしてきた人が有利になるのは間違いない(ただし、高校生として優れているといえるレベルでなければ評価されない)。これから受験を検討する人は、英語資格の取得も視野に入れると合格の可能性を高められるであろう。

アイディア 合格のツボ

【提出書類について】
 主な提出書類は「志望理由書(自己推薦書)」2000字以内。「あなたが感じている、周囲の地域社会が直面している問題」「その問題の解決に向けて、あなたが主体的に関わったまちづくりプログラムやプロジェクト、コンテスト等の活動内容や実績」「その経験を通じてあなたが学んだこと」「さらにその経験を大学生活の中でどのように発展させたいか」の4点を含んだ内容とするよう、指示がある。
 出願資格やアドミッションポリシーにおいて、地域の課題解決や街づくりに関する活動歴を求めているので、そのチャレンジしてきた経験を踏まえた「地域社会が直面している問題」を正しく説明する必要がある。地域の歴史や社会的背景も踏まえた記述を心がけたい。
 活動歴に関する内容・実績の説明、さらにそこから学んだことについては、第三者が読んで理解ができるかがポイントとなる。活動をしてきた者にとっては当然すぎて説明の必要性を感じない情報であったとしても、初めて読む者には伝わらない可能性があるのではないかと考え、丁寧な記述を心がけると良いであろう。学んだことについては、ありきたりにならないよう注意したい。自身が取り組んだ活動だからこそ、学べたことと言えるのか、自問自答してみよう。
 過去の経験から大学や将来像に至るまで、一貫したストーリーを描けるかどうかが合否を分ける。地域の課題やまちづくりにまつわる問題は、一朝一夕に解決ができるほど簡単なものではない。だからこそ、時間をかけてでも課題や問題に取り組みたい意欲、いわゆるチャレンジ精神を訴えたい。入試要項には「特に、グローバルとローカルの視野を併せ持って、自らが関わりを持つ地域に貢献したいチャレンジ意識を持った方、地域の課題解決やまちづくりに継続的に取り組みながら、コミュニティ・イノベーションの視点に関心を高めている方を広く求めます」と書かれている。この文言に合致しているかどうか、確認しながら準備を進めよう。

 出願者のまちづくり経験や実績等、活動歴を証明する「入学推薦書」は、出願直前に焦ることがないよう、計画的に依頼しなければならない。「出願者のまちづくり経験や実績を証明できる方がご記入ください」との指示があるので、記入してくれる方の都合も踏まえ、早目に依頼をしなければならないのだ。遅くとも1か月ほど前までには依頼し、確実に受け取れるようにしよう。

 任意提出となっているが、「出願者のまちづくり経験や実績等の補足資料」は必ず提出したい。「新聞記事やパンフレット、報告書、レポート等」も評価対象となるので、提出できれば有利になる。「新聞記事」は取材を受けない限り掲載されないが、まだ活動中であれば新聞社に連絡してみるのも手である。ローカル紙や全国紙の地域面であれば、取材してもらえる可能性もある。英語資格に関する書類は、あれば有利になること間違いなし。

【第2次選考について】
 第2次選考は小論文と面接である。小論文の解答時間は60分。2020年度から実施されている入試のため、出題の傾向は今後変更される可能性もあるため、課題文が提示される形式、テーマのみ提示される形式などを想定し、対策をしておきたい。
 課題となる文章を読解して記述する形式においては、読解力が解答の前提として必要となる。日ごろから文章に親しみ、要約すると言った訓練をしておくとよい。また、いずれの形式においても発想力、そして端的な文章で伝える力が要求されるのは言うまでもない。
その際、ヒントとなるのはまちづくりに関する知識である。近年の社会的な課題やそれらに対する特徴的な取り組みについて、理解をしておくとよいであろう。

面接では提出した志望理由書に関して、具体的な説明ができるようにしておきたい。「2つのチャレンジ」を評価する入試である以上、自身の経験、さらに大学時代や将来の抱負について説明できるようにしておこう。

 

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合格した先輩の例

 この入試で合格した先輩の例を紹介しよう。親戚の住む富山市がコンパクトシティを目指したまちづくりをしていると知り、自ら調べ学習を始めたのがまちづくりに興味を持つきっかけであったという。地方創生のあり方について、自ら行政機関に足を運んでインタビューを重ね、さらにまちづくりに関するプログラムにも参加し、自らの将来像、そして大学での学びについて思いが深まっていったという。
 これらを書類や面接で伝えきり、合格を勝ち取った。アドミッションポリシーを踏まえ、自身の経験や大学時代に学びたいこと、そして将来像をアピールできたからこそ、合格を手にできたのであろう。

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