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法政大学
人間環境学部

法政大学 人間環境学部

Give yourself the best chance to get into your dream college.

提出書類により一次選考が行われ、英語筆記試験、小論文試験および面接試験により合格者を決定する。出願資格として評定平均3.5以上が求められる。

※掲載内容は変更されている場合があります。必ず大学のホームページ、入試案内冊子などをご確認ください。

※2023年11月22日更新

人間環境学部 自己推薦入試

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入試の概要

1.主な出願資格

全体の評定平均値が3.5以上の者。

2.主な提出書類

志望理由書(自己推薦書) 2000字以内

3.出願時期

10月上旬

4.1次選考(書類審査)合格発表

11月上旬

5.2次選考時期

11月下旬

6.選考内容

英語試験(60分)・小論文(60分)・面接

7.2次選考合格発表

12月上旬

8.倍率

2023年度 約3.5~5.5倍 2021年度 4.9倍 2020年度 5.0倍

入試の特色

法政大学人間環境学部の自己推薦入試は、「環境問題をはじめとして持続可能な社会の構築に強い関心をもつ高校生に入学して欲しい」との考えに基づき、実施されている。アドミッションポリシーでは「高等学校の平常評価で一定の学力」に加えて、「それまでの人生経験や社会活動等の経験などに基づく本学部で学ぶ明確な目的意識と、説明・対話能力」、「語学能力」「文章能力」を受験生に求めている。

 出願資格は全体の評定平均値が3.5以上であれば出願できる。選考は2段階で、1次選考は書類審査。通過者は英語と小論文、面接による2次選考へと進む。出願の段階で英語資格やめざましい実績を求めていないからこそ、いかに「持続可能な社会の構築」に関心があるのか、またそれを相手に伝えられるかが1次選考通過の鍵となる。入試要項の冒頭にも、「本学部で学ぶことを強く希望し、学部の理念・目的を理解し『何を学ぶか』はっきりした目的意識をもっていることを求めます」とあるように、目的意識を明確にするところから準備を始めたい。

1次選考の倍率は2021年度で約2.7倍、前年度は約2.0倍と決して高くないが、2次選考で英語と小論文、面接が課される。英語は記述を含む問題が出題される。高校で学習する範囲を越えないレベルの問題であるが、学力なくして合格はあり得ない。英語も小論文も解答時間は60分と短いため、英語と日本語の理解力、表現力が求められると言えよう。2次選考までを含めた倍率は約4.9倍(2021年度)が、明確な目的意識を持ち、真摯に勉強と向きあっていれば合格は遠くない。

法政大学人間環境学部 自己推薦 現役合格インタビュー

アイディア 合格のツボ

志望理由書は2000字。内容として「本学部を志望する理由」「これまで熱心に取り組んだこと」「入学後の抱負と将来の展望」などを自由に記述せよと指示がある。自由にと言っても問われている以上、その3点には必ず触れたい。

 明確な目的意識が問われているため、大学で何をどのように学び、将来何を実現したいのか。自身の成長イメージを具体的に説明できなければならないのだ。そのためには大学や学部に対する理解が必要不可欠だ。広い学びができる点が法政大学人間環境学部の特長だが、何でも学べるからこの学部を選んだ、といった程度の説明では目的意識のかけらも感じられない。社会科学から人文科学、自然科学まで扱う豊富な講義が展開され、さらに「この地球(ほし)全てがあなたのキャンパス」のキャッチコピーの通り、豊富なフィールドワークを国内外で実施している点も特長と言えよう。これらをどう活用し、理想を実現するのか。オープンキャンパスなども活用し、理解してもらいたい。

 志望理由書以外に自己アピールする書類は求められていない。よって、自己アピールのために「これまでに熱心に取り組んだこと」も具体的に説明してほしい。気を付けたいのは、「熱心に取り組んだこと」と大学での学び、将来像の関係性である。「それまでの人生経験や社会活動等の経験などに基づく本学部で学ぶ明確な目的意識」についてアドミッションポリシーに書かれている以上、熱心に取り組んだことであれば何でも書いて良いと考えるのは危険である。「持続可能な社会」のあり方やその実現に向けた活動、学習などをアピールするのも良いだろう。

 過去に合格したある先輩は、幼少期から旅行などで自然に触れる機会が多かったと言う。その頃は漠然と自然が好きといった想いしかなかったようだが、高校時代に地方の現状を学ぶプログラムへの参加し、地方の持続可能な発展を考えたのが人間環境学部を志望するきっかけになったと言う。志望理由書ではプログラムでの活動内容や学んだことをアピール。里山の魅力を知り、それをより地方の人口流出の防止に役立てるための学びが人間環境学部でできると訴えていた。このように、きっかけから大学での学び、さらに将来のイメージを一貫したストーリーとして記述できると良いだろう。

 志望理由書には本文の内容を表す「見出し」を20字程度でつけなければならない。この見出しも表現力が問われる重要なポイントとなる。1次選考の際、採点官の記憶に残る「見出し」にできると理想だ。

 2019年度の英語試験は長文1題であったが、過去には2題出題されたケースもある。60分で解くのはそれなりにスピード感を持って取り組まなければタイムアウトになる恐れもある。英文空所補充や適切な内容説明を選択する記号問題が中心で、一部日本語で記述する問題も含む。時間配分に注意する必要はあるが、基礎的な単語やイディオムを固めて、問題演習を重ねれば大丈夫だ。

 小論文は例年、2題のうち1題を選択して回答する形式。課題として提示される文章を読んだうえで、意見を問われたり、内容説明が求められたりする。テーマとしては「人間と環境の共存」や「人間と人間の共生」といった「持続可能な社会」に関するものが出題される傾向にある。志望理由書の執筆や面接のためにも、日頃から地球環境や社会の諸問題に関するアンテナを張り、自らの意見を述べる練習をしておくと良いだろう。

 

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先輩の声

上野 真之介

法政大学 人間環境学部

獨協高校出身

2021年卒業

上野 真之介

現代文が特に苦手だったので「スーパーハイレベル論文作法(ろんぶんさっぽう)」で総合的に鍛えることに。この講座では書く力を養うだけでなく、課題文の重要ポイントを読み解く力や、塾生同士でディスカッションして何が足りないのかを補い合うことができました。それを繰り返すうち自然に力がつき、高3になって初めて現代文で評定5が取れました!

研究テーマは「地域活性化」に決めていたのですが、「総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)特別指導」でメンタリング(塾生同士意見を交わし合う)を行うと、自分が気づいていなかった部分の指摘をたくさんもらいました。自分の考えを志望理由書になかなかアウトプットできないときは大学生の担任助手に相談し、何度もやりとりして助けて頂いたことも。スタッフや他の塾生の意見を聞くことで、自分の発想力が強化されたと思います。

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