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青葉台校レポート

高校生、またその保護者の方へ贈る Withコロナ時代の大学受験論考#5 【未来の大学入試編①】


みなさんこんにちは。早稲田塾青葉台校の阿部倫太朗です。 前回に引き続き、コロナ時代の大学受験の論考 第五弾を皆様にお届けします。

現役高校生の大学受験指導を15年間やってきた経験から、価値ある情報を皆さんにお届けすることで、少しでも高校生やその保護者の方の、先行きが見えない不安を解消できればと思います。 

「シン・ニホン」に学ぶこれからの社会
 NewsPicksでの落合陽一さんとの対談など、最近メディア露出が急激に高まっている安宅和一さんの日本再興プランは、説得力があります。これからの社会トレンドは「開疎化」へ向かうという安宅さんの論考を参考に、Withコロナ時代の大学入試がどうなるかその未来像を大胆に予想してみたい。

日本再興の鍵は、データ×AIの活用
 元来、日本のお家芸はものづくり。しかし、中国、韓国などの後発国が凄まじい勢いで技術革新を果たし、その優位差を失ってしまった。かつての栄光にすがっていてはいけないと著者は警笛をならす。安宅さんは、Yahooやマッキンゼーなど産業サイドから、慶應SFCの教授となり、A I人財育成の政策を議論する政府関係の仕事も多数手掛ける産官学連携を第一線で実践している人だ。そうしたキャリアから、データ×AIは、産業革命以来の大変革だと言い切る。GAFAに代表されるデジタルプラットフォーマーが席巻し、データを制するものが時代を制するのである。そして、2020年いよいよ世界で5G技術がローンチされると、フェイズが変わりデータ×A Iをうまく活用できるかが勝負になる。

日本の独自性は、中空であること
 日本民族は、外から取り入れたものを独自に発展させることを得意としてきた。それこそ、漢字や仏教など大陸文化から始まり、明治維新も、戦後復興も、ある種オリジナリティに拘らないフレキシブルさが、かえって強みになってきた。河合隼雄は「中空構造日本の深層 (中公文庫) https://www.amazon.co.jp/dp/4122033322/」でそのことを指摘した。日本は、中身が空っぽだからこそ、大胆に他文化を受け入れたり、神仏習合できたりする。安宅さんは、日本人が得意なのは、0から1を生むことではなく、1を100にも1000にもしてしまう能力があることだと鼓舞する。そして、新しい感性を持った若者が日本を引っ張る未来を提言している。また、日本の強みは妄想力で、ドラえもんや鉄腕アトムなど、アニメや漫画文化により、テクノロジーの未来を想像する力に長けていると論じている。

大学入試における求められる人財のシフト
 ここまで安宅さんの論をざっと追っかけてきた。以上のことを念頭にこれからの入試のあり方を想像してみたい。まず、データ×AIを活用して、様々なサービスを構築する創造性を持った人財がこれからは求められる。実際、総合型選抜(AO入試)では、近年データ読み解きの小論文問題が頻出。(以下の2020年度に実施された早稲田大学新思考入試の総合問題を参照されたい。https://www.waseda.jp/…/20…/12/99_2020_shinshikou_sougou.pdf
)また、一般選抜入試でも、小論文や記述式問題を取り入れる大学は増えており、注目なのが、立命館大学経営学部で実施される「経営学部で学ぶ感性入試」である。共通テストの基準点をクリアした生徒が出願対象で、独自の記述試験で「知的好奇心」「観察力・洞察力」「発想力」などを見るものまである。(https://ritsnet.ritsumei.jp/…/…/general/2017/question_27.pdf
従来の画一的な試験問題よりも、今後はこうした大学・学部ごとのアドミッションポリシーを色ごく反映する入試問題が増えていく。

ポートフォリオのAI分析が進む
 ところで、コロナ不安が続く現在、大量の受験生を一箇所に集めて長時間試験を行う日本の大学入試制度は、果たしてどうなるのか。現在、就職試験は、SPIのような共通試験や語学資格で足切りを行い、エントリーシート(大学入試における志望理由書や活動報告書のようなもの)で選考。オンライン面接やグループディスカッションなどで最終結果まで出る。つまり、選考のプロセスで一度も会社を訪問せずで入社試験を受験することができることが証明された。この形式であれば、大学受験の三密を避けることができる。ただし、大学受験ともなると、応募者の人数規模が違う。そこで、受験生に提出を義務付けられているポートフォリオのビッグデータを大学を超えて蓄積し、大学入学後の成績推移や、進路結果とまで解析できるシステムを構築することが出来るだろう。このようにAIによる選考がスタンダードになるかも知れない。
(②に続く)

【バックナンバー】
#1「大学情報収集術編」4月24日
https://www.wasedajuku.com/article/wasedane_aobadai/post-18740/

#2「受験校選択編」4月27日
https://www.wasedajuku.com/article/wasedane_aobadai/post-18744/

#3「AO・推薦入試実施延期編」4月30日
https://www.wasedajuku.com/article/wasedane_aobadai/post-18790/

#4「志望大学学部選び編」5月3日
https://www.wasedajuku.com/article/wasedane_aobadai/post-18960/

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投稿者:阿部 倫太朗

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